プロ野球:照明減らし節電…巨人、西武が本拠地ドーム初戦

2011年5月3日 18時29分 更新:5月3日 18時31分

通常より節電された球場で試合前にメンバー表の交換をする巨人の原監督(右)と阪神の真弓監督=東京ドームで2011年5月3日、西本勝撮影
通常より節電された球場で試合前にメンバー表の交換をする巨人の原監督(右)と阪神の真弓監督=東京ドームで2011年5月3日、西本勝撮影

 プロ野球では3日、東日本大震災の影響による電力事情を考慮して自粛していた東京電力管内のドーム球場での公式戦が始まった。東京ドーム(東京都文京区)では巨人・阪神戦、西武ドーム(埼玉県所沢市)では西武・ロッテ戦が行われ、巨人、西武は本拠地初戦となった。両球場とも照明を減らすなどの節電策を実施した。

 東京ドームでは試合前、余震を想定した防災訓練を実施。試合中は照明を通常の75%程度に落とした。通路も半分程度の明るさにしたため、やや暗め。今後も節電を続け、最大使用電力の4~5割削減を目指す。

 東京ドームのある東京ドームシティは遊園地が1月の死亡事故以降、休業中。震災後はプロ野球やイベントが相次いで中止となり、閑散としていたが、この日は通路や飲食店に久々に人があふれ、活気を取り戻した。東京ドーム企画渉外グループの有光司馬グループ長は「心待ちにしていた。ファンを集めて笑顔になってもらうのが私たちの使命。世間の理解を得ながらお役に立っていきたい」と話した。

 東京電力・東北電力管内でのナイターは、6日の楽天・西武戦(Kスタ宮城)と横浜・阪神戦(横浜)を皮切りに順次開催する。【立松敏幸】

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