ＮＨＫの受信料収入が過去最高　前年度比１５５億円増

　ＮＨＫは２８日、１０年度の決算を発表。受信料収入が初めて６５００億円を超え過去最高となり、事業収入は前年度比１４０億円増の６８３９億円。事業支出は今年７月の地上デジタル放送完全移行に向けた対策などで同２２６億円増の６８０１億円。収入から支出を引いた事業収支差金は８６億円減の３７億円で、３年連続の増収減益に。

　事業収入の大半を占める受信料収入は、受信契約数の増加や滞納者の減少などにより、前年度比１５５億円増の６５９８億円。これまで最高だった、一連の不祥事が発覚する前の０３年度（６４７８億円）を上回った。１０年度末現在の繰越金も、１２６２億円と過去最高。