(2011年6月28日 14:57)
九州電力の株主総会が、28日福岡市で開かれました。
会社側は、安全を最優先に原子力発電所の運転を継続する方針を示し、原発の廃止を柱とした株主提案は否決されました。
九州電力の株主総会には、過去最多となる1272人の株主が出席し、原発問題への関心の高さをうかがわせました。
再稼働が延期されている玄海原発の2号機、3号機について真部利應社長は、安定した電力供給のため「安全を最優先に運転を継続」すると説明し、運転再開に理解を求めました。
これに対し、一部の株主から、安全性への懸念が相次いだほか、「脱原発」を掲げる70人の株主が、原発の廃止やプルサーマル発電の中止などを提案。
総会は3時間以上に及びましたが、株主提案は全て否決されました。
九電では引き続き、原発が立地する佐賀県などに安全対策の説明を重ね、早期の運転再開を目指したいとしています。
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