【福岡】原発に対し疑問視の声も、九州電力株主総会

06/28 19:02 更新

九州電力の株主総会が28日開かれました。株主からは、原発の安全性を疑問視する声が相次ぎました。株主総会では真部利応社長が、原発の緊急安全対策について説明。また担当取締役も、停止している原発の早期の運転再開に理解を求めましたが、株主からは安全性を疑問視する意見や廃炉を求める意見が相次ぎました。また、原発の増設やプルサーマル発電を中止することなどを求めた一部株主による提案は、反対多数で否決されました。総会後に株主は「最高の意思決定機関である株主総会で、それなりの主張はできましたし、それは株主の人たちの胸に落ちたと思います」「皆の言われるところも分かりますし、なくなっても困りますし」などと話していました。一方、会場の外では、市民グループなどが株主に原子力発電の中止を訴えていました。