2011年6月のこと 前月へ 戻る 次月へ


27日(月) お年始


26日(日) 市内で三軒

 足は完治はしていないけど愛犬の散歩、二週間もどこにも出掛けられないのは何とも可愛そう。
 梅雨に入ったけど雨が降っていないので、三十分ほど近場をぐるっと回ってきました。

 本日は大安と言うこともあって移転して新規オープンするラーメン店が市内には珍しく二店あったのですが、うっかりして一店舗しか行かれませんでした。

 今月の二十二日(大安ではない)にオープンしたらーめん桜亭2号店@秦野市今川町、らーめん桜亭の2号店とのことですが本支店の関係とかを店主さんにお聞きすることが出来ていません。
 店先に置かれたお祝い宛先も「らーめん桜亭2号店」と「らーめん桜亭秦野今川町店」の二種類が混在しているし。
 雑誌の取材ではないから電話で確認するほどではないし、そもそも電話番号が非公開だし。
 秦野駅から五分程度で歩ける距離ではありますが、クルマで立ち寄ることが多い場所、近くに市営駐車場があるけど「実費」とのこと。
 しかしまあ、2003年の年末にオープンした1号店はとても2号店を出せるほど繁盛しているとは思えなかったけど、平日の昼間はお客さんが多かったのかなぁ。
 入ってみるとすぐ左手がカウンター、カウンターの先が厨房、厨房には店主さんが調理をされていたので1号店はお弟子さんが営業されているのでしょう。
 カウンター六席、テーブルは四人掛けが二卓に二人掛けが一卓、お祝いの花を無下にしたくない気持ちは分かるけど、お客さんのテーブルにドンと胡蝶蘭の鉢を置くのはどうかと思います。
 先客の二人がカウンター席に座っていて、その間に座るのもどうかと思い(座れたら店主さんに話が聞けましたけど)、テーブル席に座ってオーダーします。
 メニューはらーめん(醤油味)としおらーめん、つけめん、気になるのは「もうひとつのしょうゆ」と「もうひとつのしお」で全部で五種類。
 サイドメニューは炙りチャーシューとワンタン、アルコールはビール、焼酎、日本酒と揃っています。
 そんなに待たされることなくらーめん六百五十円、ドンブリのつば(脚)の部分が高くてちょっと不安定ですね。
 スープは今時珍しい獣臭がハッキリした豚骨醤油味、同じ人が作っているから当たり前ですが、1号店と同じ味わい、すっきりもくっきりもしていない同じ味わい。
 中太麺はわずかに柔らかめに茹で上げてあってスープには明らかに負けていますが、この店はスープがウリだからこのままでいいのでしょう。
 ほろほろと崩れるチャーシュー、たっぷりの水菜、青ネギ、板海苔、とドンブリの中身は事前情報が無くても間違えようが味わいです。
 ご馳走様でした、「もうひとつの」を食べに来なくてはなりませんね。
 夜は十二時まで営業されていると言うことで、夜は居酒屋になりそうですが、これからも頑張ってください。

 店を出てもう少し西に行かなければならないのに、何を勘違いしたのか駅に向かってしまいました。
 秦野駅ロータリーに面する場所に今年の四月にオープンしたタンタン麺とからあげのジェイタン@秦野市大秦町、駅から徒歩一分もかからないので「いつか乗り過ごした夜」に行こうと思っていて、全く行かれず。
 もうそういう偶然に頼ることなく、と、お休みの日に来てみたわけです。
 店先の壁は全てガラスで、南向きだから夏は厳しそうだなと思いつつ店内に入るとかなり奥に長い構成、カウンター六席と八席、テーブルは四人掛けが二卓に二人掛けが一卓と広々としています。
 入口近くのカウンター席に座ってメニューを眺めてみると、「四川ジェイタン」はなんと三百九十円、どんなジェイタン(担々麺のことらしい)なのか確認したかったけど、ま、いいかと、お店で一番辛いメニューをオーダーしました。
 サイドメニューには餃子やチャーハンも揃っていてラーメンダイニングといった感じ、アルコールもそこそこ揃っていて夜は賑わっていることでしょう。
 白いTシャツを着ていましたが自分でお願いしない限りは紙エプロンは勧められないようです。
 そんなに待たされることなく熱烈ジェイタン極み八百五十円(メニュー表記で唐辛子九本)、麺類をオーダーすると半ライスが付きますがお断りしました。
 練り胡麻たっぷりのオレンジ色のスープにはモヤシが一緒に炒めてあり、刻まれたニラとネギが散らされています。
 中本を食べ慣れていると大抵の激辛は何とも感じないのですが、ここの激辛スープも「ちゃんと唐辛子、入れてんのか」な感じ、かといって卓上の一味唐辛子を入れるのは違うと思います。
 自家製麺は極細で柔らかめ、激辛スープの熱さに負けないようにシッカリと打たれてはいますが、麺と麺が絡むのは避けられないようです。
 シッカリと作られた美味しい担々麺だですけど無難に美味しいという感じで、「ジェイタンの(担々麺)が食べたい」というヒキは感じられませんでした。
 一緒に頼んだ黄金からあげ百九十円、セットにしたから幾らか安くなるのかと思ったら一円も安くなっていませんでした。
 一口サイズではなく鶏一匹分のモモ肉を使った唐揚げ、一口サイズに切り分けてありました。
 ドレッシングを掛けるわけではなく軽くスパイスが振ってあり、そのまま食べてみると「何か値段設定が間違っているでしょ」と思わせるほど美味しい。
 衣も肉も美味しく、付け合わせの千切りキャベツと一緒に食べてもいい感じです。
 しかし個人的には衣の柔らかさが好みではありません、美味しすぎてビールには合わない感じですし。
 ご馳走様でした、とレジで会計する時にジェイタンの由来を聞くのを忘れてしまいました。

 戻ってきて昨日までの日記をまとめてアップしていたら八時近くになってしまい、ちょっと買い物をしたかったダイソーが終わってしまいました。
 田舎は夜が早いから、ついうっかりしているとどこのお店も閉まってしまいます。

 バイクのガソリンを入れるついでに昼間に行き損なってしまった本日移転オープンしたお店に向かうと、店内に明かりは付いていたけどシャッターが閉まっていました。
 うーん、残念。
 仕方ないので来週来ることにして、もう一軒の本日移転オープンした博多山笠本店@秦野市渋沢に行ってみました。
 以前は国道から中央運動公園に抜けていく途中の堀西にあったのですが、平塚市に支店を出したかと思ったら、国道沿いに移転して「本店」になりました。
 って、五十人は入れるほどでっかい箱じゃないですか、駐車場は十五台近く停められてほぼ満車だし。
 お店がどのくらい繁盛していたか分からないけど、ここまで大きな箱を出すほど儲かっていたとは思えず、誰か金を出した人がいるだろうと店の周りにあるお祝い花を丹念に見てみると、地元の人なら「ははぁ」と分かる資産家からお祝いが来ていました。
 ほほう、と階段を上って店内へ、店内中央の大きな柱があって壁になっていて、すぐ左手に券売機がありましたが、「飲食される方は後会計でも構いません」と貼り紙があります。
 手軽な居酒屋として利用していただき、〆にラーメンを食べてもらえたら、という営業方針は今日のところはドンピシャです。
 食券を買って右手に目に付いたカウンター席へ座りつつ、通りかかった店員さんに食券を渡すと「固さはどうされますか」と聞かれたので普通でお願いしました。
 席に着いてお冷やを飲みながら席数を数えます、カウンターが二席、三席、四席と全九席、四人掛けが三卓、二人掛けが三卓とテーブルが十八席、こちら側だけで二十一席。
 厨房に近い方は十人は座れる小上がりが二つ、壁向きのカウンターが五席と二十五席、全部で五十席弱もあってほぼ満席は凄いですね。
 メニューは醤油と味噌のみであとはトッピングのバラエティだけ、と思ったらカレーライスやご飯物もラインナップされていました。
 少し待たされて博多らーめん六百五十円、「博多ラーメン」にしては百円程度高い気がします。
 マイルドなトンコツスープに青ネギが散らしてあって「どこが長浜ラーメン?」的な麺相、極細麺は味がどうとか言うレベルではありません。
 固めのチャーシューに板海苔、堀西時代には茹でモヤシと細切りキクラゲが乗せてあったような気がします。
 思い起こせばスープに掛けられていたマー油も無くなっていましたが、これらはオープン日のオペミスでしょうか。
 さて、麺を半分ほど食べたので味変えをしようと卓上の調味料を確認すると、紅生姜、おろしニンニク、白胡麻、はあるけれど辛子高菜がありません。
 辛子高菜は有料トッピングで百円(高菜ラーメンとして食券を買えば+50円)、堀西時代から別料金でした。
 替え玉はしませんでしたが、麺だけが百円、高菜とネギ入りが百五十円、高菜とネギ入りにチャーシューが付いて二百円、です。
 ご馳走様でした、トッピングの有無については市内のラーメンブロガーにチェックを待つことにします。


25日(土) 鞄購入

 朝起きて、ささっと支度をして病院へ、勝手に平日しかやっていないと思っていましたが、土曜日くらいは営業されているんですね。
 「痛くないですか」「痛くない痛くない」と懇願してギブスを外してもらって、湿布と包帯だけにしてもらって。
 労災を適用することを伝えて病院を後にし、薬局で湿布をもらって帰宅しました。

 オヤジとひとっ話ししてから家を出ます。
 最寄り駅に着くと三本に一本の相模大野止まりに二回は一回はぶつかるように気がして今日もぶつかりました。
 何かが引き寄せているかもしれないので、無理矢理見送って次の便に乗ってみました。

 上板橋駅の南口からいつもの道をいつも通りに歩いていると、右手に啜処 灰汁美(あくび)@上板橋(板橋区上板橋)が見えてきます。
 つけ麺マップに載っていて、掲載店全店制覇を狙っているので行きたかったんだけど池袋から移転しちゃってうどん屋さんになっちゃったんだよね、とガッカリしていたら先月くらいからラーメンを扱うようになったとのこと。
 とは言っても、夜しか営業していないし(二十時〜スープ切れ、不定休)、この店だけに来るのは辛いし、かといって中本本店と連食もきついなと思っていたら、土日は昼営業しているじゃないですか。
 後先考えずにガラッと戸を空けていました。
 店内は小さな居酒屋という感じで、カウンター数席は物が置かれて座れず、テーブル席は四人席と三人席のみ、そういえば店先にも四人掛けテーブルが用意されていたな。
 先客が手前のテーブルで食べていたので、テレビに近い奥のテーブルに座りました。
 なんか雰囲気に押されて「つけ麺、ください」ってオーダーしちゃいましたが、良くメニューを見てみると醤油味、塩味、担々麺、タンメンと揃っていました。
 具無しのかけらーめんもありましたが、圧倒的につまみと飲み物のメニューが多く、何も知らないで入ったら店主一人でやっている居酒屋でラーメンが食べられる、というイメージですね。
 厨房で調理が終わってカウンター台越しに渡されると思ったので身構えていたら、「おまちどおさま」と醤油つけ麺七百三十円を店主さん自ら運んできてくださり、ドンブリを置くと厨房に戻らずにそのまま通り過ぎていきます。
 背中側なので音だけの想像ですが、がさがさっとカウンター席に置かれていた荷物をどかし、ぷしゅっとする音をさせながら座っていました、、、なんとも自由な感じです。
 極太麺は全粒粉とあって小麦色、ステンレス製のスプーンは何に使うのか不明ですが、麺を一本、二本、つまんで食べてみるとほどほどの締め具合です。
 つけ汁はスッキリとしたトンコツ出汁にシッカリした魚介ダシ、どちらかが特出することなくバランス重視、店先のチラシによると「丸鶏ベースのスープ」であり、前記のラーメン本によると鮭とばが使われているとのこと。
 麺を浸して食べてみるととても居酒屋の〆のラーメンのレベルではありません(当たり前ですが)、こんな東京の端っこで営業していないで堂々と山の手線上の駅で勝負したらいいのに、もったいないです。
 ラーメンと共有しているかのような大きめのドンブリに麺が用意されていますが、麺の上にはチャーシュー、茹で青菜、半身ゆで玉子、板海苔、と揃っていて、つけ汁の中にもメンマとチャーシュー(やや厚め)が沈めてありました。
 麺は300gあるので連食一食目としてはキツイ、のに、美味しくてつけ汁まで飲んでしまいました。
 ご馳走様でした、お勘定の時に「池袋で営業されていませんでしたか」と声を掛けると「ええ、まあ」と(その話しはあまりしたくなさそうな感じで)小さい声で応じてくれました。

 古本屋でマンガを一冊読んでから向かった蒙古タンメン中本本店@上板橋(板橋区桜川)、大宮店が増えてから毎月の全本支店巡りは出来そうもないと諦めていて、怪我して絶望的になりましたが、なんとか今月は達成できました。
 けれども来月は絶対に無理、関西方面の出張があって中本巡りどころかラーメン屋巡りもままならないことでしょう。
 まあ、月替わり限定メニューに魅力があればもっと早く来ていたんですけど、今月はつけ樺太と冷し味噌野菜が週替わりで登場、どちらも既存メニューなので食傷気味です。
 新メニューが販売されないのは色々なお店側の事情なのでしょう、どんな事情があるか分からないけどお客様の喜びや楽しみより優先することは無いと思います。
 店先には数人並んでいて、少し待ってから店内へ、既食と言っても一応食べておくかと思いつつも、違うメニューにしてしまいました。
 食券を買うために少し待ち、食券を渡してからも少し待ってから、一人客なのにテーブル席に案内されました。
 席に着いてお冷やを飲んで待っていると、先ずは半冷し味噌(ヒヤミ)スープ百七十円、続けて半蒙古丼、最後に半北極ラーメンが運ばれてきました。
 この2こセット八百五十円は「半味噌タンメン」「半蒙古タンメン」「半北極ラーメン」「半冷し味噌ラーメン」「半蒙古丼」の中から二品選べるので、色々な味を楽しみたい人には助かりますね。
 半蒙古丼は単品では四百八十円、ご飯の上に味噌タンメンの煮込み野菜を乗せ、辛子麻婆と辛し肉をあしらってスライスしたゆで玉子と紅生姜を乗せてあります。
 半北極ラーメンは単品では三百八十円、2こセットにすると十円お得に感じますが、麺の量が半分以下に感じられるのは気のせいでしょうか。
 そしてヒヤミスープは中本一の辛さで、この辛さこそが中本の旨辛の基本、基本ですがゴクゴクと引っかからずに飲めるようになったのは中本に通い出して二年くらいしてから。
 蒙古丼をレンゲですくい、そのままヒヤミスープに浸けて食べると旨すぎます、ビールを飲みたい気分満載ですがそういうわけにはいかず。
 久しぶりの旨辛、一粒、一本、一滴残らず食べてご馳走様でした。

 会社に立ち寄って労災の申請書を受け取り、ついでにメールチェックしていたら遅い時間になってしまい。
 「閉店まであと十分か」と東急ハンズに立ち寄ったら、店内放送が流れて四十分あることが分かり、ずっと悩んでいた鞄を買ってしまいました。
 ACEGENEのEVL−2.0 28355というリュックタイプ、値札を見たら二万円を切っていたのでつい。
 壊れたまま使っていた鞄より随分と容量は減るけど、何でも入るダブダブの鞄は格好悪いと思うようになり、思い切って小さくしてみました。


24日(金) 町田の背脂

 今朝も早く起きてお弁当を作りながらの朝食、お弁当箱に詰めたご飯を冷ます間に朝ご飯を食べるという。
 気持ちの中ではテレビを見ながらとしたいのですが、そうするとついテレビに見入ってしまってせっかくの早起きが無駄になってしまうので、テレビは見ません。
 六時十分以降の便だと座れることもあるけど確実ではなく、それ以前だと間違いなく座れるようです。
 というか、こんな朝早くの時間から出勤している人のなんと多いことか、皆さんの頑張りに頭が下がります。

 やっと金曜日、今日頑張れば明日は病院に行って、そのあとのんびり出来るなぁと頑張ります。
 定時過ぎにさっと帰れるかと思ったけど、MicrosoftProjetの呪縛に囚われて、事務所を出たのは結局いつもの時間。
 今夜は無理して歩いて痛みがひどくなっても明日はゆっくり出来るから、と神保町のお気に入りのお店に行こうとも思いましたが、やっぱり町田に。

 代々木上原からは各駅停車本厚木行きに乗ってずっと座り、町田駅からは手すりに掴まりながら向かった蒙古タンメン中本町田@町田市、金曜日の夜は混んでいますね。
 中本のラーメンは普通のラーメンでは考えられないほどの唐辛子が使われていて、美味しいからと食べると消化器系を捻挫してしてしまう人が多く、それでも美味しいから食べたい人が「明日会社が休みだから」と休前日に食べに来ることが多いのですね。
 ラーメン屋は飲んだ後の〆に食べに来ることも多いので(〆に牛丼屋とか定食屋、という話しは聞いたことがない)、十時近い時間でしたが店内待ち満員で外待ちあり、食べ終わって出てくるまでずっと満席でした。
 開店当初は二十一時で閉店してしたので、今来ているお客さんを全て営業機会損失していたわけです。
 「非辛の限定メニューなんて食べる気もしない」、と前回言っておきながら、身体が弱っているのでそれを、こんなところで意地を張れるほど若くないし。
 しばらく店内で待ってから空いた席に案内され、先ずはビール五百円で今夜は町田で一人お疲れ様会、ふう、今週は頑張りました。
 なんでこんなに頑張るのか自分でも分からないし、若い時にズルしないで頑張っておけば今はラクに出来たのにと思ったり、ま、ともかく金曜日ということで。
 他のお客さんだとラーメンを出す直前に運ばれてくるのですが、「つまみにしたいので」と無理を言って先に出してもらっている(と信じている)単品麻婆豆腐百二十円。
 麻婆豆腐なんてチェーン店なんだからどの本支店でも同じ味、と言っていた頃が懐かしいなぁ。
 ビールを殆ど飲み終わった頃に冷しラーメン七百五十円の野菜大盛り六十円、玉子六十円(店を出てから付きましたが、出されていませんでした)が運ばれてきました。
 世の中にはメニュー名と料理が全く結びつかない(想像できない)料理がいくつかあり、例えば「ウィンナーコーヒー」、ラーメンで言えば「サンマーメン」などがあります。
 中本の料理はその殆どが料理を想像できないメニュー名であり、「冷しラーメン」というメニュー名からどんなラーメンが想像されるでしょうか。
 豚バラ肉、野菜を油で軽く炒め、生姜を効かせたスープで全体を馴染ませてドンブリに盛り付け、茹でた太麺は(つけ麺の要領で)冷水で締めて別皿に盛り付けてネギを散らしてあります。
 一般的には「野菜つけ麺」でしょうか、つけ汁(?)は普通のラーメンのスープより少し濃いだけなのでそのまま飲めるほど、麺をくぐらせると言うより一緒に食べる、という感じですね。
 他店で扱っている半冷し味噌ラーメンスープがあれば助かるんだけど、なぜか町田店では販売されません、もうすぐ一周年になるというのに。
 野菜を半分ほど食べたら背脂六十円を溶かし込んで味わいます、背脂は量を調整出来るので「多め」の「別皿」でお願いしました。
 背脂は本店と町田店でしか販売されておらず、名前の通り脂なので年齢的に非常に厳しいところはありますが、まあ、たまにはいいでしょう。
 とっても美味しく頂きました、ご馳走様でした。


23日(木) ロイヤルホスト

 若干寝坊してしまい、お弁当は作ったけど朝ご飯を食べている時間が無くなってしまって家を出ました。
 実際には神保町にかなり早く着くので、食べてから出ても始業時間には間に合うのですが、遅くなると電車が混み合いますからね。
 足の痛みはだいぶ引いてきましたがまだまだ油断なりませんし。

 ロマンスカーに乗らずに急行で出勤、神保町に早く着いてしまったので、朝営業されている飲食店を少しずつ回ってみたいなと。
 「朝は外食しないで節約するんじゃなかったのか」とか「朝は抜いてダイエットするんじゃなかったのか」とか、返す言葉もありませんが、人生は矛盾に満ちているわけでして。
 朝からロイヤルホスト神田神保町店、ロイヤルホストではパーコー麺が販売されていると昨日テレビで見たので、ひょっとしたら朝ラーか、と期待したのですが、さすがに朝からは販売されていません。
 メニューはトーストがメインの「モーニング」とご飯がメインの「朝定食」の二種類、飲み物に当たり前のようにビールがラインナップされているのはさすがです。
 値段は極めてロイヤルホストで一番安いモーニングで四百八十円、朝定食は五百九十円、お客さんは勤め人というより近所に住んでいる人の朝食といった感じ。
 食べたのは朝の目玉焼き定食五百九十円(税込み六百十九円)、コーヒーをセットにするとプラス二百円です。
 サラダ以外は写真と寸分違わずのメニューで、ご飯、目玉焼き、焼きウィンナー、焼きハム、焼き海苔、お味噌汁、シーチンを乗せたほうれん草のお浸し、レタスとプチトマトのサラダ。
 どの一品も牛丼チェーン店や立ち食い蕎麦屋チェーン店の料理よりワンランクもツーランクも美味しくて、これがロイヤルホストの朝定食か、と数回しか来たことがないくせに上から目線で偉そうに評価したりして。
 こんな量のご飯でお腹が一杯になるのかと思うほどの量ですが、予想通りにお腹は一杯になりませんでしたが「ああ、美味しかった」と気持ちは満足しました。

 お昼は今日もお弁当、お金がないと言うこともあるけど(じゃあ、なんで朝に六百円も使ってんだよ、という話しですが)、出掛けるのが手間なので。
 豚バラ肉と青菜の油炒め、ご飯の上にはいつもどおり振りかけ、ご馳走様でした。

 仕事が昨日より三十分早く終わったので、一杯食べて帰るかと神保町交差点近くの上海朝市@神保町(千代田区神田神保町)(ホームページ)に入ってみました。
 二階からは宴会の嬌声が漏れ聞こえてきて、一階のカウンター六席とテーブル数卓、一人で食べるのはもったいないくらいの重々しい雰囲気。
 カウンター席の一番奥に案内され、座ってからメニューを見てオーダーすると「お飲み物は」と聞かれ、「要りません」と答えなければならない自分が悲しいです。
 店構えもメニュー構成も本格的な上海料理屋さんで、体調万全であればピンク大理石にカチャカチャとジョッキをぶつけながらビール飲んで、一品食べてから麺、という段取りとするところですが、足が治るまで無理。
 大量生産品ではない趣のある急須と湯飲みが運ばれてきて、一口飲んでみると今日の疲れが取れるような香しいお茶、おそらくは高級な烏龍茶。
 よっぽど店員さんに銘柄を聞こうかと思ったけど、聞いても覚えられないかもと聞きませんでした。
 美味しいなぁ、とお茶を飲んでいると、飲めども飲めどもラーメンが出てこないので、手延べ麺とあったので麺から打っているのかなと思い待ってみたのですが、いくらなんでも三十分はかかりすぎでしょう。
 店員さんに尋ねると「すぐに作ります」って、それを言ったら作っていなかったのがバレちゃうから「申し訳ありません」の一点張りでいいと思うけど。
 実質、オーダーしてから五分で出てきたので麺は事前に打ってあった酢辣麺八百円、麺を柔らか麺とこし麺が選べることを知ったのはホームページを見てから。
 酢と辣なので酸っぱくて辛いスープなのですが、どちらが特出することなく一体となって「酢辣」な味わいになっているところはさすがです。
 麺はその辺のラーメン屋では味わうことの出来ないもちもち感、製麺機で大量生産するのもいいけど、一本ずつ手で延ばす麺の旨さには敵わないなぁ。
 トッピングは珍しく香草(パクチー)だけで、スープの中には挽き肉、小刻みに刻まれながら型崩れしていない豆腐、椎茸、筍とシンプルでありながら味わい深い。
 オーダーの件がなければ何度か食べに来たかったけど、残念、関連店があるみたいだからそちらに行ってみるかな。

 早く帰れるつもりが余計なところで時間を取ってしまって表参道に着いてみるとロマンスカー発車時刻五分前、乗れと言うのか。
 はい、乗りました。


22日(水) ロマンスカーで往復

 今日も早起きできたのでお弁当を作ります。
 作ると言っても昨日と同じで冷食をチンしただけなので、作ったとは言えないような気がします。
 朝ご飯は昨日と同じ玉子納豆ご飯、この量ではお昼まで持たないような気もするけど、まあ、それもいいでしょう。

 神保町勤務になったので、その地を離れる前に一度は乗ってみたかった通勤時のロマンスカー、その時がこんなに早く訪れるとは思ってもみませんでした。
 これこそが怪我の功名、、、って意味がまるで違いますがな。
 小田急線内からアイフォーンで座席を予約すると特急券を買うことなく乗車でき、検札員さんもハンディーターミナルで乗車券の有無をチェックしているので、一見、エコに思えますが。
 携帯から(パソコンでもいいけど)座席を予約できるシステムを設計から開発、維持管理させるさせる電気代は、特急券一枚よりも安いのだろうか。
 本厚木から乗った時は半分くらいの乗車率だったけど、町田で満車になるほど混み合っています。
 都内を抜けて北千住に行く人はいないだろから、霞ヶ関、大手町で降りるお客さんが殆どなんだろうなぁ。
 私は表参道で降りましたが。

 お昼はお弁当、肉団子とふりかけ、のみ。

 昨日と同じように定時過ぎに帰ろうかと思ったんですけど、仕事の状況からとてもとてもそんな状況ではなく、結局、実質の定時になってしまいました。
 まだまだ神保町には未食のラーメン屋さんがあるので一軒ずつ行きたいところですが、今日ははらぺこのまま帰宅することにしました。
 表参道に着いたらあと十五分でロマンスカーが発車するので、それじゃあ贅沢させてもらってと。
 行きのロマンスカーはちょっぴり罪悪感があるけど、帰りは疲れているから当然、みたいな気持ちになりますね。
 速く走るのではなく途中の駅に止まらないだけなので十分くらいしか早く着かないため、乗り換えないでそのまま帰った方が早く帰れるんですけどね。


21日(火) 激安なお店

 早起きしたので久しぶりに自宅で朝食、日曜日に買って「刻んでタッパに入れておいて」と頼んだけれども買ったままだった万能ネギを切るところから。
 朝起きると味噌汁の匂いがプーンとする風景に憧れてはいたけれど、この歳になってここまで来てしまったら諦めるか、自分で作るかだな。
 ということで玉子納豆ご飯、辛子を入れないと味が締まらないですね。

 足が痛くて外出が厳しいのでお昼は自家製お弁当、自家製と言っても冷食をチンしただけで、とても「自家製」とは言えなかったりして。
 朝ご飯が早かったのでお腹ぺこぺこ、食べ出すとあっという間に食べ終わってしまい、夕方になる前にお腹が減ってしまいました。

 今日はほぼ残業が無い感じで帰ることにして、「こういう時のために」取っておいた駅近くのお店で夕飯を食べることにしました。
 中華厨房一番館神保町店@神保町(千代田区神田神保町)、諸般の事情から歌舞伎町店と代々木店、池袋店でも食べたことがあります。
 店先に大きく「かけらーめん二九〇円」のネオンがあり、他のメニューも軒並み四百円〜五百円台でかなり安いですね。
 夏向けに冷し中華類もはじまっていて、ざる、ぶっかけ、スタミナ、と種類も増えています。
 一般的に「安ければまずくてもいい」という風潮があって、「安いのにまずくない」と「値段の割りには美味しい」という評価になりますが、そもそも「安かろうまずかろう」なお店が生き残っていけるほど東京は甘くないと思います。
 逆の理屈で「高ければ旨くて当たり前」という風潮もありますが、そうでもないお店(旨いけど値段ほどではない)も多く、結局、値段と味は比例しないと言うことだと思います。
 しかしまあ、それを言ってしまったらお終いよ的なこともあって、始めっから値段と味は比例しないのに「さも比例しているかのような」営業戦略にするお店の意向もよく分かるし、味の基準もを持たない人達はにとって、値段はあじを判断する要素の一つでしょう。
 カウンター席がセパレーターを挟んで五席ずつ、両壁側に四人掛けテーブルが二卓ずつと、店内を真っ二つに切ったら左右対称となる構成、厨房と入口は左に寄っていますけどね。
 夕飯時ということもあって満席にはなりませんでしたが、それなりに混み合っていて、圧倒的に飲んでいるお客さんが多い中をかけらーめん二百九十円のみのオーダーで申し訳ない。
 「かけ」というと麺、スープ、薬味のみという印象が強いですが、このみせの「かけ」は薬味だけではなく茹でモヤシと挽き肉が乗せられています。
 スープは醤油ダレと化学調味料の味わいですが、この、化学調味料を「使う」と「美味しくない」「店主の気持ちが感じなれない」という風潮にも閉口してしまいます。
 化学調味料を使わないことを無化調と呼んでいますが、、、ってこの話しは長くなるのでまた、いつか機会があったら。
 個人的には化学調味料を使わないから美味しいのではなく、美味しいのは化学調味料を使っていないから、ですよね。
 細麺は120gほどで、これ一杯で食事を済ませられるひとはマクドナルドのハンバーガー一個でお腹いっぱいになる人ですね。
 私は一杯にならないから、焼き餃子百九十円を頼みました、蒸し餃子もあります。
 メニューにはわざわざ「大餃子」とあったので、以前は中や小があったのかも知れません。
 焼き餃子のタレには醤油は使わず、酢とラー油だけで私は食べます。

 急行電車ではとても座らないので、途中から各駅停車に乗り換えて、ゆっくりと帰りました。


20日(月) 敷居の高い店

 朝起きたら左足首が痛い、思い当たる節は金曜日に会社の階段を上っていた時にくじいたこと。
 骨なのか筋なのか分からないけど、歩くことも出来ないほど痛かったので、一も二もなく整骨院に行くことにしました。
 整骨院は九時開業ですが混んでいるだろうと八時半に行ったら、入口前の待合室は満席、二十人近く待っていたみたい。
 殆どがリハビリ治療で、もう、病院に行くことが日課になってしまっている人達ばかり、なんとも有意義なリタイア後の過ごし方ですな。

 レントゲン結果は骨には異常は無し、靱帯損傷とのことで足を直角にテーピングされて治療はお終い。
 飲み薬、塗り薬は無くて松葉杖も貸してくれませんでした。
 痛みは少しありますが、症状が分かったので少し気が楽になり、とりあえず朝飯に昨日の夜に作ったカレーを食べました。
 カレーを食べつつ、こんな時でなくては行かれないお店に行くかとバイクを走らせます。

 自宅からバイクで二十分ほど走って味の大西@平塚市、私のような年寄りにとっては新店の輝きより積年の宿題店のいぶし銀がまぶしいです。
 営業時間が月曜から金曜の十一時三十分から売り切れ(十四時頃)までと、小田原系全店制覇へ向けての最大の難関店でした。
 これで残るは後一店舗、小田原系の各店舗は後継者難で十年、二十年後には殆ど廃業してしまうんじゃないかと心配です。
 店先には道路交通法改正などなんのそのとクルマとバイクが溢れかえっていて、店内に入ると満席かと思うほどの繁盛ぶりです。
 大きめの椅子が用意されたカウンター席は厨房を囲むようにL字に並べられ、手前が五席、右手奥が五席、六人は座れそうな大きなテーブルが二つ置かれた小上がりも用意されています。
 なんとか一席だけ空いていたカウンター席にすべり込み、メニューを見てオーダー、一番安いラーメンが八百円という郊外のラーメン屋とは思えない値段設定です。
 ちなみにチャーシューメンは千百五十円、「小田原系に来たらこれを食わなければ未食扱い」とまで言われているチャーシューワンタンメンは千三百円、名物のカツ丼は千百五十円です。
 ラーメン以外はうす鶯色の大きなドンブリで提供され、無条件で大盛り、であったとしてもこの値段は高いでしょう。
 クルマかバイクがないと訪問が困難な最寄りの駅からは三十分は歩く場所にあり、逆にクルマかバイクならば五分も走ればファミレスも牛丼屋もラーメン屋も周りにあるにも関わらずお客さんは食べに来るわけだから安くする必要なんてありません。
 厨房ではご夫婦二人で目まぐるしく調理されていて、なぜかそこらじゅうにビチャビチャとスープをこぼしては拭いて、を繰り返していました。
 「調理台にも味を染みこませているのか」なんてことを考えていると「ラーメンのお客さん!!」と角盆に乗せられたラーメン八百円がカウンター台に置かれました、なんと二分で提供。
 日本酒を受け皿にまでこぼすように注ぐ居酒屋であれば、溢れた日本酒はサービスと飲み干しますが、角盆にたっぷりと溢れたスープは(ドンブリのスープさえ飲み干せないので)もったいないなと思います。
 ただ、スープの香りがドンブリだけではなくお盆からも漂ってきますので、これがオンリーワンだと言われればオンリーワンですね。
 真っ黒いスープをレンゲで飲んでみると驚くほど甘く、豚骨出汁の旨味がしっかりと感じられ、これぞ小田原系の味わい。
 全方位的な旨さではありませんが、一度この旨さに嵌ってしまったら抜け出せないでしょう。
 スープによく絡むように縮れた中太麺も小田原系の特徴で、大きな中華鍋で柔らかめに茹でられているのが嬉しいですね。
 で、でかいチャーシュー、ふ、太いメンマ、手づかみでバサッと散らされた細切りの万能ネギ、びちゃっと浸された板海苔。
 どれ一つ取ってもザ・小田原系、せっかく神奈川に住んでいるんだから全店制覇だけではなく自分なりの「オススメ」のお店を言えるようになりたいけど、一回、二回、食べただけでお店に甲乙付けられるほど底が浅くないのが小田原系。
 訪問のたびのブレも大きそうだし、メニューによる味わいも大きく変わるんじゃないかなと。
 オススメを聞かれたら、小田原系のことなら一家言ある食べ歩きの先輩Mさん、先輩Jさんを紹介することにしましょう。

 明日は早いので早く寝ました。


19日(日) 地元のお店

 昨日と同じ時間に起きて愛犬の散歩、今日は先週と違って以前のコースを犬が選択しました。
 散歩にはデジカメを持っていって道ばたで咲いている花を撮ったりしますが、今の時期は紫陽花が咲いているのであちこちで撮りまくります。
 すると自然に散歩の時間が長くなり、今日は一時間も近場を行ったり来たりしてしまい、戻ってくる頃には愛犬はぐったりするほど疲れてしまいました。
 まるで遊び疲れた子供のように週に一度であっても楽しみなんだろうなぁ。

 戻ってきて一休みしてから、買い物に付き合うついでにお昼を食べることにしました。
 言葉巧みに連れ出した先はラーメンの繁盛店2011年版掲載店の極麺小次郎@小田原市栢山、まだまだ未食のお店は四十店舗近く残っているので今年中に制覇するのは難しくなってきました。
 店先の表札の部分に大きな板に「醤油」と書かれていますが、昼は「醤油」で夜は「味噌」、金曜日は「塩」と日替わりのメニューです。
 居酒屋の居抜きのような広々とした店内、厨房を囲むカウンターは四席と三席で全部埋まっていて、四人ずつが二組分用意された小上がりが一つだけ空いていました。
 靴を脱いでテーブルに付いてメニューを見てみると、ラーメンにつけ麺、油そばと餃子と色々と気になるメニューが多く書かれていました。
 お冷やのコップがちょっとおしゃれで焼酎の水割りにピッタリです。
 しばらくして私は白豚骨(濃厚ど豚骨)七百円、女房は小次郎(とっぴんぐ全部乗せ)千二百五十円、それではいただきます。
 うっすらとピンク色が付いている豚骨スープは無鉄砲の濃厚豚骨スープを想像させ、ドンブリの縁でブクブクと泡が立っているのも同じです。
 ここまで濃厚ならば辛子高菜や紅生姜が欲しいなぁとスープを飲んでみると、味わいこそ豚骨そのものなイメージですが、口当たりにベタ付く感じはありません。
 麺は意外にも太麺で、スープに馴染むというよりスープと共に味わう感じ、店構え、店内の雰囲気、からは全く想像できない濃厚な味わいでとっても旨いです。
 メニューには数量限定とありますが一日何杯とは書かれていないのは、その日によって用意できるスープの量が一定ではないからでしょう。
 スープは飲んでも飲んでも冷めずに熱々で最後までフーフーしっぱなしで、時折食べる細切りキクラゲ、とろとろの柔らかチャーシュー、細切れの万能ネギがとても心地よいですね。
 ネットの情報でかなりレベルが高いことは分かっていたけどここまで高いとは、県西地区一のラーメンフリークが全メニューを食べるために通った気持ちがよく分かります。
 気が付いたら麺もスープも無くなっていて、お代わりしてもう一杯食べようかと思ったほど。
 小次郎は魚介醤油のスタンダードメニューに味玉、ネギ、チャーシュー、メンマなどがたっぷり乗ったトッピング全部乗せメニュー、モヤシ炒めも乗せてあります。
 スープを飲んでみるとハッキリと魚介が感じられる豚骨スープがたっぷりのトッピングをしっかりと受け止めていて旨いですね。
 平日は会社を休まなければ来られそうもなく、さりとて休めるような状況ではないのでメニューコンプは無理ですな。
 いやはや美味しかった、スルッと食べ終わってご馳走様でした。
 会計して外に出ようとすると、小上がりが空くのを待っていたお客さんが店外で待っていました。

 その後、業務スーパーで食材を買い込んで帰宅、帰宅して玄関掃除。
 家の入口が汚れていると運気が入ってこないのでは、と思って気が付くと掃除をしています。

 夕方になってバイクで出掛けました。
 先ずは裏山へバイクで登れるところまで登って、遊歩道の両脇に植えられている紫陽花を観賞、時々写真を撮ったりして。
 紫陽花のことはよく分かっていないけど、この山に植えられている紫陽花は真っ白いのが多いんだよね。

 下に戻ってきて市内で一杯食べるかと国道を走っていると、小林屋秦野フードスタジアム店と神田亭があったフードスタジアムが「テナント募集」になっていました。
 ちょっと場所が悪かったのかも知れませんし、料理の味が時代に合わなかったのかも知れません。

 国道沿いに幟がでていた餃子工房 婆婆(ぼうぼう)@秦野市名古木、長崎ちゃんぽんのお店と書かれていてちょっと、いや、かなり入りにくいけど、それっと。
 戸を空けると店内真っ暗、テレビを見ている男性一人、節電ということで部屋の電気を消していたようでした。
 六人掛けの小上がりと四人掛けテーブルが二卓、手前のテーブルに座ってメニューを見ると餃子からはじまって長崎ちゃんぽんと長崎皿うどん、だけ。
 うーん、ちゃんぽんをオーダーすると男性店員さんは奥の厨房に入ってしまい、テレビを見ながら店内を見渡すと「一人でやっているのでお時間がかかります」と貼り紙があります。
 店内の貼り紙などを見ると餃子がオススメのようですが、一番安いメニューが「10個七百円」ではラーメンのサイドメニューとしては量が多く、頼みませんでした。
 餃子はお土産があるようでしたが食べてもいないのにお土産もどうかと思うのでやめておきました。
 お水がどうとか、食材がどうとか、沢山の蘊蓄が貼り出されているけど読む気にならず、雑貨や壺が店内で売られているんだなぁと。
 十五分ほど待って長崎ちゃんぽん八百五十円、プラスチック製の楕円のお盆に乗せて出てきて、小鉢にキムチが乗せてありました。
 長崎ちゃんぽんは大きめのドンブリに入っていてイカゲソ、むき海老、豚バラ肉、はんぺん(ちゃんぽん用蒲鉾)、キャベツ、モヤシがたっぷり入っています。
 随分と野菜が多いなぁと思っていたら、多いのは野菜だけではなく麺もたっぷり、長崎ちゃんぽんらしく太麺が200gは入っていました。
 太麺は茹で時間が長めなのか、野菜が多くて伸びてしまったのかは分からないけど、随分と柔らかい食感です。
 スープは野菜の具材の水分がたっぷり出ていてかなり薄め、豚骨とか鶏ガラとか、ダシは私にはちょっと分かりませんでした。
 殆ど食べ終わった頃に「こちら、お試しでどうぞ」と餃子を二個だけ焼いてくれました。
 いわゆる羽根付き餃子、水と食材にこだわって作ったとありまして、豚肉とニンニクが良く効いていて美味しかったです。
 お客さんは私しかいないのに店主さんは奥の厨房に引っ込んでしまいましてずっとひとりぼっち、食べ終わって会計をお願いすると出てきてくれました。
 ご馳走様でした、金土日だけしか営業されていないようですが、これからも頑張ってください。

 家に戻るとカレーが出来ていたので、ついつい二膳分も食べてしまいました。
 のんびりと日記を書こうと思ったら、テレビでX−MENをやっていてついつい見てしまって。


18日(土) 大宮で二軒

 最近の土曜の傾向は九時起床で愛犬の散歩になりつつありますが、今朝は九時起床までは同じでしたがなんとなく愛犬の散歩はパスしてしまいました。
 理由は分かりませんが、女房も子供もすっかり愛犬を散歩に連れ出さなくなり、「なんで行かないの?」と聞いても答えてくれません。
 百歩譲って犬に責任があったとしても、犬は自分の意志で我が家に来たわけではないはず。
 動物嫌いの私が散歩に行くのはどう考えても納得がいかないけど、世の中は納得のいかないことだらけだからな。

 約束していた三女の自転車を買いに行きました。
 ママチャリに毛が生えたような感じのタウンユースを買ったのですが、初めっから2キーだし、六段変速だし、これでこの値段は素晴らしいですね。
 フレームがしっかりしているのか、昔からそうだったか分かりませんが、車重十二キロは重いな。

 先週からエンジンがかからなくなっていたバイクを、買ったお店に修理に持っていきました。
 バイクを買った時から分かっていたことですが、お店の店員さんが喋らない喋らない、喋るのが嫌いで一人で営業できるバイク屋をやっているのではないかと思うほど。
 喋らないだけあって仕事は早い。
 軽く数回キックしただけでエンジンがかからない原因が分かったらしく、さっと修理工房にバイクを移動してカバーを外し、潤滑油を数回吹き付けて蓋をしたらすぐにエンジンがかかりました。
 その後、エンジンオイルをチェックして「足すのではなく交換です」と言われ、交換工賃を聞いてすぐにお願いしました。
 聞いたことの半分くらいしか答えてくれませんが、職人さんというのはそういうものでしょう。
 しかしまあ、男は仕事ができてなんぼ、だと思っているので、そっとこの職人気質のバイク修理職人を尊敬しています。

 すっかり時間が遅くなってしまいましたが、フリーの土曜日は今日くらいかと考えて大宮に行くことにしました。
 急行や快速急行、乗り継ぎにもよるけど大宮までは一時間半から二時間かかります。
 大宮駅に着いて階段を下りて外に出ようとしたら小雨、電車移動の間は晴れていて、歩く段になると雨が降るのはなんでかなぁ。
 蒙古タンメン中本大宮@大宮(埼玉県さいたま市大宮区)に着いたのは十五時十五分過ぎ、店内ガラガラと思いきや半分以上の入りに中本の人気が伺えますね。
 店先には誇らしげに「味噌卵麺はじまりました」と告知されていて、この調子でどんどん都度調理メニューを増やしていって欲しい物ですね。
 自動ドアをくぐると大島主任(元渋谷店)が「遠いところをわざわざありがとうございます」と声を掛けてくださったので、「元気で頑張ってくださいね」と声を掛けました。
 今日はもう一軒、食べに行こうと思っているのでビールは無し、「お好きな席へどうぞ」と案内されたので、三回目にして初めて厨房が見えるカウンター席へ座りました。
 塚本店長は店内中央に位置する麺場にいて、麺を茹で上げたり、仕込料理を盛り付けたりしていました。
 左手は吉祥寺店から異動してきた石井チーフ、他は現地採用のアルバイトさんで切り盛りされています。
 そんなに待たされることなく味噌卵麺(ランメン)八百五十円の麺少なめ、付け合わせに味噌タンメンスープ(ミニ)百七十円を付けました。
 先ずはこんもりと盛り上がった味噌炒めモヤシを食べてみると、所々に焦げ目が付いているほどしっかり炒め上げられていてかなり旨い。
 シャキシャキ感を残しつつクタリ感もある炒め具合はさすが吉祥寺仕込み、ランメン以外の作り物も食べてみたいですねぇ。
 太麺はいつものサッポロ製麺で熱いスープにも伸びたり潰れたりしません。
 途中で味噌タンメンスープ、煮込み野菜がたっぷり入っていたので胡椒をたっぷり掛けて食べました。
 食べている途中で券売機の方向から「ランメン、メンチョートク、ヤオオモリ、ネギヌキ」と玄人なオーダーを通していたので、もしやと思って入ってきたお客さんを見たら知り合い、やはりそうでしたか。
 なぜに大宮まで来て知り合いに会うかなぁ、大宮だからこそ会ったのかなあ。
 ご馳走様でした、また、来月にでも食べに来ます。

 店を出ると雨が止んでいないので、次の店まで歩いて行くのを断念するか、傘を買うか、違うお店にするか。
 家を出た時間が遅かったので次の店は中休み中で夜営業まで時間があります、いずれにしろ一休みとマクドナルド大宮東口店に入りました。
 椅子が空いていないほど混んでいて、レジから奪うようにコーヒー百円を受け取って二階へ、何とか一席空いていました。

 時間になっても雨が上がらないので、ドンキで傘を買い、泣く泣く東大宮まで百八十円払って電車に乗せてもらいました。
 東大宮駅の西口からは雨の中を歩いて十分ほどでジャンクガレッジ@東大宮(さいたま市見沼区東大宮)、大きく目立つ店先の看板は色々な人のブログで見たので初めてじゃない感じ。
 ほぼ夜営業開始ジャストに到着しましたが、既に店内のカウンター十四席は全てお客さんが座っていて、(同じようにブログを読んですっかり覚えてしまった)作法通りに、店内に入って券売機で食券を買い、店外に出て呼ばれるまで待ちます。
 メニューはラーメンとまぜそば、ジャンクガレッジのイメージはラーメン二郎系のラーメンではなく、ベビースターラーメンなどを合わせたまぜそばなんですけど、券売機のボタンはラーメンが上で、お客さんの殆どはラーメンを頼んでいました。
 雨を十分しのげるほど広い軒下には長いベンチが置かれて二十人は待てる感じ、雨の土曜日の夜営業でしたが店外待ち六番目でした。
 開店と同時に店内満席だったわけですから、一度に茹で上げられる人数分づつの入れ替え制のような感じになってしまいますね。
 七人のお客さんが帰って、私の次に並んだお客さんまでが一気に店内に案内されました。
 若い男性店員さんと若い女性店員さんの二人で切り盛りしていて、ハキハキとした挨拶にそつのない配膳で、ラーメン二郎ではなく六厘舎の影を感じます。
 席に着く前に既に麺は茹で始めていて、座ると同時に順番に無料トッピングを聞かれます。
 ヤサイ(ラーメンのみ)、ニンニク、アブラ、チーズ(まぜそばのみ)、課長(旨味調味料)、全増し、初訪問でしたしもう来ることはないと思うので「全増し」でお願いしました。
 トッピングは少なめとかも受け付けていて、店員さんは小さいホワイトボードに色つき磁石を割り当てて注文を記録していました。
 卓上にはGABANのブラックペッパー、七味唐辛子、以前は餃子があったのでしょうか、醤油、酢、ラー油も揃っていました。
 先に五人分のラーメンが出され、続けて二人分のまぜそば七百五十円、二人ともトッピングは全増しでした。
 少し大きめの白いドンブリに八分目ほどの盛り付けてちょっとガッカリ、もう二百円出して特製にしないとベビースターラーメンは乗せられていないようでした。
 先ずは良くかき混ぜようとグッと箸を入れて持ち上げると、浅草開化楼製麺の極太麺がスルスルッと持ち上がってきて、タレと一緒にトッピングと良く混ざります。
 崩れるほど柔らかいチャーシュー、茹でモヤシ、茹でキャベツ、鰹節、フライドガーリック、黄身、に加えて刻み生ニンニク、背脂、チーズ、醤油ダレに旨味調味料、が無機的に有機的に混じり合って複雑な味わい。
 それにしても甘い、甘い方向の食材しか入っていないから当たり前ですが、ニンニクをダブルでお願いすべきでした。
 途中から唐辛子を振りかけようかとも思いましたが、それでは中本と同じになってしまうので止めて、代わりに酢を掛けて酸味を足して食べきりました。
 スルッと食べてしまってご馳走様でした、ああ、旨かった。
 ずっと来たかったお店だったのでもの凄くハードルを上げてしまいまいたが、かなり旨いまぜそば、あちこちに展開して繁盛しているのもうなずけます。

 帰りは湘南新宿ラインで東大宮から乗り換えなしで新宿まで。


17日(金) 金曜日

 通勤電車、早めに座れれば睡眠時間の補填になるけれど、座れないと返って疲労してしまう。
 帰りも同じで、座れればぐっすりと寝て帰られるけど、座れなければ「仕事は終わったのにもう一仕事」になってしまいます。
 まあ、これは私に限った話しじゃないけどね。

 小雨の中をお昼に食べに出掛けました。
 仕事が詰まっているので食事に行っている場合じゃないけど、息抜きをしないと夜まで気持ちが持ちそうもありません。
 以前はタバコを吸っていたので、仕事に行き詰まったらちょっと一服できたんだけど、今はできなくなってしまいました。

 で、向かった先はメニューコンプに向けて二回目の訪問になる担々麺本舗辣椒漢@小川町(千代田区神田錦町)、今日も店先にお客さんが並んでいますね。
 並んでいてもそんなに待たされるわけではないことは前回に学習済み、今日も五分ほどで店内に案内されます。
 このお店は担々麺専門店でメニュー構成だけではなく小ぢんまりとした店造り、職人肌の店主さん、お手伝いの女性店員さん、その全てが気に入っています。
 前回は本来の担々麺である汁無しを食べたのですが、今回は日本に持ち込まれた時に「汁無しでは食べにくいから」と麺をスープに浸した普通のラーメン風の担々麺を食べることにしました。
 席に着くと「紙エプロンをどうぞ」と女性店員さんに渡されるので、よほど食べ方に自信がある人は辞退して構わないのですが、殆どの人はそのまま受け取って首に回しかけます。
 五分ほどで日式(にっしき)担々麺八百五十円、一応、このメニューが「券売機左上の法則」のメニューになります。
 あっさりとした口当たりのスープに驚きました、一般的な担々麺は練り胡麻、辣油、酢が複雑に絡み合った味であり、それが担々麺のスープと思っていた私はかなり衝撃的です。
 醤油ダレを強く感じ、スープが淡泊なので甘辛の挽き肉の味わいが全体にさっと広がっていきます。
 「麺が浮くかと思うほど粘度が高い練り胡麻スープ」と「挽き肉の味がハッキリしたあっさりスープ」、担々麺としてどっちが正しいとかどっちが間違っているとかではなく、両方合っているわけなので、「担々麺らしい」ラーメンを見て「担々麺のようです」と言うのは難しいですね。
 麺は同じ中太麺でモチモチした食感がとても美味しいのですがちょっと絡み気味、汁無しだと食べる前によくかき混ぜるので自然と絡みがほどけますが、汁有りだと茹で上げたままなのでこうなってしまうようです。
 トッピングは茹で青梗菜が二本、小さく砕いたピーナッツ、貝割れ大根、いずれもスープにはちょっと合わないような。
 ここまで日式(汁有り)と正宗(汁無し)が違うと、最初にどちらを食べるかでお店の印象が180度近く変わってしまいますね。
 などを考えながらスルッと食べ終わってご馳走様でした、たまたまのブレかも知れませんし、とりあえずメニューコンプしてから自分なりの評価を決めたいと思います。

 仕事は久しぶりに九時までかかってしまい、九時を越えて残業する場合は特別な申請が必要なので、皆と一緒に逃げるようにビルを出ます。
 土日も出勤には申請が必要ですから、平日の遅れをどこかで取り戻すことができず、遅れるままになってしまいます。
 かといって自由に出勤できたらみんな出勤するだろうし、遅れている人は出勤を強制されることになるかも知れません。

 小田急線を町田駅で降りて向かったのは蒙古タンメン中本町田@町田市、今月の限定メニューは非辛(調理に唐辛子を使っていない)なので、私はパス。
 若い店員さんがアイディアを絞って開発して発売される限定メニューであれば、辛かろうと辛くなかろうと食べますけど、他店のレギュラーメニューではわざわざ食べる気にはなれません。
 店先には無料サービス中と書かれたボードが立っていましたけど、何がどうサービスなのか分かりませんでした。
 まあ、聞けば良かったんですけど、あることで舞い上がってしまってすっかり聞くのを忘れてしまいました。
 お店に近づくと透明ガラス越しにお気に入りの女性店員さんが見えたので疲れも吹き飛ぶハイテンション、オレは若い頃から単純だったけど、歳を取ってからも単純だな。
 彼女の目の前の席がたまたま空いたのでそこへ、すぐにビール五百円が出てきて今夜は町田で一人お疲れ様会。
 ラーメンが出来上がる前に店内をチラチラと見ていましたが、満席にはならないけど常に八割くらいの入り、あと十五分で二十三時になろうとしているのに。
 ちょっとだけ待って単品麻婆豆腐百二十円、他店ではメインが出てくる直前にサイドメニューが提供されますが、町田店では「ビールのつまみにどうぞ」とばかりに早めに提供されます。
 滑りやすい箸で滑りやすい麻婆豆腐をすくって食べると、辛さと旨さが満ち溢れていて目を開けていられません。
 旨いなぁ、本当に旨いなぁ、どの店でも作り方は同じなんだろうけど町田店のは特別に旨いなぁ。
 単品麻婆豆腐を半分ほど食べたところで先月の限定メニューだった冷し味噌野菜九百五十円、夜も遅いので麺少なめでお願いしました。
 野菜大盛りにしなかったのでつけ汁の器は蒙古丼の大きさ、麺が浸けられないほど野菜が入っているので、先ず野菜から食べます。
 五目味噌タンメンで使われる野菜を冷し味噌スープを使って炒めてあるので辛さ10、激辛を通り越した超辛でしょうか、ヒリヒリするほどの辛さが旨いんです。
 しばらく野菜を食べてから麺をつけ汁に浸けて食べるといい感じ、麺の量は(少なめである)一玉で十分でしょう。
 時々レンゲでスープを飲み、思い出したようにビールを飲み、単品麻婆豆腐を食べ、また麺を手繰って食べます。
 麺が少ないこともあってスルッと食べてしまってご馳走様でした、ああ、美味しかったな。

 地元に着いたら小雨、バスで途中まで帰って足早に帰宅しました。


16日(木) 餃子専門店なのに

 朝は何か食べられる体調ではなく、さりとてお腹は空いているので、コンビニでおにぎりとサンドイッチを一個ずつ買いました。
 おにぎりは百円、サンドイッチは二百円はするので両方買うと三百円以上してしまうから、立ち食い蕎麦屋や牛丼やの朝食の方がわずかに安いんだな。
 まあ、そんなところで十円二十円をとやかく言うなら、家で食べてくれば良いんだよ。

 午前中の仕事が終わらず大幅に時間をオーバーしてお昼、やや体調は戻ってきましたが普通のラーメンをフルサイズで食べるまでは回復していません。
 以前から立ち寄ってみたかった天鴻餃子房錦町店(てんこうぎょうざぼう)@神保町(千代田区神田錦町)、後で調べてみると神保町界隈に十店舗を展開するチェーン店で、餃子が美味しいと言うことで何度も雑誌に取り上げられているそうです。
 じゃあ、餃子を食えよと言う話ですが、餃子はライスと一緒の定食が多くて今日は無理、単品でも食べられますがビールを飲めないんじゃなぁ(ビールはさらに無理ですが)。
 普通の餃子以外に、黒豚餃子、シソ餃子、ばりばり餃子、海老にら餃子、ねぎ味噌餃子、スープ水餃子、海老揚げ餃子と八種類あります。
 カウンターなしのテーブル三十八席、お昼時間を外したので空いているかと思いましたが十人以上はお客さんがいたなあ。
 十分ほど待って冷し中華七百六十円、和辛子が付いていてこそ冷し中華でしょう。
 「今年は冷し中華がくる」と予想されているラーメンフリーク(なのか?)もいらっしゃいますが、どうなんでしょうか。
 こんもりと盛り付けられた細麺の上に細切りハム、錦糸玉子、細切り鶏肉、細切りキュウリ、ビーフンに紅生姜のたっぷりの具材は正統派の冷し中華、いいですねぇ。
 スープの醤油味が少し弱めでしたが、和辛子を少しずつ溶いて食べれば全く問題ないです。
 しかしまあ、味は抜群なのに盛り付けがあまり綺麗でないのがもったいないですね、盛り付けが綺麗で味がイマイチよりも良いですけど。
 ご馳走様でした、近いうちにビールに餃子でお疲れ様としゃれ込みたいですね。

 仕事が終わって向かったのは新宿、雨の中を向かったお店は蒙古タンメン中本新宿@西新宿七丁目、神保町ビルからドアツードアでジャスト四十分です。
 中央線の区間は定期券がないのでまんま持ち出し、百六十円がもったいないと言えばもったいないけど、ラーメンを食べるくらいしか楽しみがないから。
 店内待ち十人といった感じでしょうか、最近は新宿店にあまり来ないのでこの程度が空いているのか混んでいるのか見当が付きません。
 以前の夜営業であればこのくらいが普通なので特別に混んでいるという感覚はなく、「ここは着席まで二十分待つお店」という認識でした。
 十分ほどして店内左側のカウンター席へ案内され、たと同時に「随分と久しぶりですね」と声を掛けながら林店長さんがビール五百円を置いてくれました。
 今夜は新宿で一人お疲れ様会、大好きな塩漬けモヤシをつまみながら飲むビールは格別ですね。
 チェーン店ならば、ということを中本に来るとよく考えます。
 食材の一括仕入れ、メニューの均一化、新メニュー開発費の圧縮、などの経営努力で原価を下げて利益を確保する、または同じ利益で提供する値段を下げる。
 社員教育のマニュアル化、で接客レベルを上げ、他店と店員をローテーションさせて長時間営業し、定休日を極力減らす。
 しかし、中本のことを知れば知るほど、どこがチェーン店なのか分からなくなります。
 いつのころか思うようになったのは、「蒙古タンメン中本」の「新宿店」ではなく、「蒙古タンメン中本新宿」という独立店ではないかということ。
 実際は営業許可証に「蒙古タンメン中本新宿店」とは書かれておらず「(株)誠フードサービス」ですけどね。
 というくだらないことを考えているウチにビールが半分なくなり、先月の限定メニューで今月も継続して販売されている北極涼麺八百五十円の野菜大盛り六十円、冷し味噌スープ(ヒヤミスープ)百七十円付きで運ばれてきました。
 野菜大盛りと言っても、茹でキャベツ、細切りニンジン、貝割れ大根がドンブリに乗りきらないほど乗せられていて、さらに豚しゃぶも満載、さすがは中本風冷し中華です。
 そのままではスープに浸せない野菜をヒヤミスープに浸して食べると辛いですねぇ、めちゃめちゃ辛いですねぇ、旨いですねえ。
 しばらくそうして野菜を切り崩し、途中から北極スープによく浸して野菜を食べるとこれまた旨い、良く冷えていてとっても旨い。
 目黒にも中本風冷し中華メニューあって、中本の限定メニューでは二番目に好きなのですが、新宿の中本風冷し中華も負けず劣らずです。
 旨い旨いと殆ど食べたところで中高年サラリーマン二人が近くに座り、片方が「中本ってのはですね」と話しかけいて、かなり中本のことが詳しい様子。
 して、「中本の常連さんはビールなんて飲まないんですよ、理由はあとで分かります(つまり、ラーメンの量が多くて食べきれないからビールは飲めない、ということらしい)」と振ると、「ラーメン屋だったらビールでしょ」とややくだを巻いていて。
 仕方ないのでビールを頼み、大声で乾杯しながら「定食って何だ!?」と絡むので片方が買って渡すと少し静かになり、ラーメンが到着するこ「こんなに多く、食えるか」と毒づいていました。
 以前はよく見かけた光景、今でもいますか。
 これだけ世の中が多様化しているのに、自分の価値観と経験則で見てもいないうちに勝負を懸ける輩、その勇気に乾杯、だ。
 最後はどうしたか分からないけど、自分が食べ終わってしまったのでご馳走様でした。

 なんとなく全本支店のスタンプが押されたスタンプカード、とりあえずとっておくか。


15日(水) 歓迎会

 今夜はプロジェクトへの新規参入者歓迎会。
 プロジェクトメンバ全員が参加できないけれども、個別に飲みに行くことが難しいプロジェクトなので結構楽しみだったりします。
 なので今日は残業できないから、少しでも早く出社して少しでも多く仕事をこなしておこうとは思いつつ、思っているだけで朝食をしっかり取ってしまったりします。
 神保町勤務になった日から気が付いていたSガスト神田神保町店@神保町(千代田区神田神保町)、一度は食べてみたいとは思いつつ、定食メニューばかりでどうしようかと思っていました。
 夏季限定でつけ麺が二種類、終日販売されるのでその片方を食べてみるかと。
 Sガストはガストの廉価メニュー版で、メニューはかなり絞られており、店内もカウンター席が七、四、四の十五席だけです。
 バックヤードは確認できませんでしたが、女性店員さん一人で営業されていました。
 先客の三人はいずれも食べていたのですぐに出てくるかと思ったら、何に時間が掛かるのか分からないけど五分も待ちました。
 食べたのは若鶏竜田ざるラーメン四百五十円、もう一つのメニューは辛旨マーボーつけ麺四百七十円でしたが売り切れていました。
 見るからにワンプレート用の丸皿に中太麺が乗せられ、上に鶏もも肉の竜田揚げが一口大に刻まれて乗せられ、ざるそばのように刻み海苔が散らされていました。
 トンコツとも鶏ガラとも分からないつけ汁に麺を浸けて食べてみると茹で時間の短いうどんのようなぼそぼそした食感、うーんと。
 竜田揚げは冷たい麺と冷たいスープに反して電子レンジで温めてあるので、単品で食べればご飯に合いますが、えっと。
 定食を食べないとダメなんでしょうね。

 午前中の仕事が終わってお昼、何軒あるか数え切れないほどの白山通り沿いのラーメン屋さんを一軒ずつ訪問してみるかと。
 ラーメンフリークやラヲタならば目に付いた店を手当たり次第回らないで、前評判が良い店や食べてみて美味しかった店だけ回るんだろうと空を見上げながら。
 きなり屋神保町店@神保町(千代田区神田神保町)、新宿店と違って神保町店はラーメンと焼きそばとつけ麺だけのメニューで五百八十円から八百三十円と決して安さをウリにしているお店ではありません。
 他の人の料理を見ているとどれも野菜たっぷりですし、ライスが無料サービスされますし、このご時世ですので日替わりメニューのワンコインサービス(通常メニューを割り引くだけ)もあります。
 それとは別に週替わりメニューもあり、広々としたテーブル席に着くなりオーダーしてお冷やを飲みました。
 店内を見渡すとカウンター席はなくテーブル席のみでお客さんはみな一人客、四人掛けが五卓に六人掛け、二人掛けと二十八席ですね。
 しばらくして今週のサービスメニューの野菜担々つけ麺七百五十円が五百円、つけ麺というか、ラーメンの麺とスープを分けただけの麺相です。
 スープはトンコツ、鶏ガラ、野菜を丁寧に煮出してあって安心できる味わい、味噌と胡麻がほどほどに効いていて野菜炒めの上に茹でほうれん草が乗せられていました。
 細麺は一玉半ほどあって冷水でキュッと締めてあり、白胡麻がなぜか振られて、そのまま箸で手繰ってつけ汁にくぐらせて食べます。
 ご飯は少し小さめの茶碗に半分ほど入っていて、途中で野菜炒めを乗せて食べました。

 仕事が終わって升屋神田神保町店、なんだかんだでプロジェクトの半分の人が集まったかな。
 最近の飲み会ではビールしか飲まないことにしているので乾杯から始まって何杯ビールを飲んだか。
 料理はこの手の居酒屋では美味しい方でしたが、「この手の」の分母が少なすぎて何の参考にもなりませんね。
 よく、居酒屋や飲食店やさんのメニューを差して「オススメです」と言われる人がいますが、何品くらい食べて、何軒くらい食べ歩いて、オススメしているんでしょうか。
 食べてみて美味しかったら何をどうオススメしてもその人の自由だけど、塩味と醤油味があるラーメン屋さんに一回だけ行って一回だけ醤油味を食べて、それでオススメって言うのはどうなんだろうか。
 もう一回行って塩味を食べて塩味も美味しかったからオススメするんだろか。
 両方オススメしてもいいし、どちらか一方だけしかオススメしてはいけないとは思わないけど。
 ま、そんなことを考えながら飲んでいたら、ビールは美味しくないし、会は楽しくないですけどね。

 で、自然の流れで二次会、前回は二次会はなかったと思うけど、どうだったんだろうか。
 二次会に参加しても自分の終電でキッチリ帰る人もいますが、私はそんなに人間が出来ていないし、意志も強くありません。
 お金がない時なら仕方ないですけど、普段は流れ流され、長い帯に巻かれるままに。
 料理は美味しかったなぁ、場所がうろ覚えだけど昼間にも食べに来てみたいな。

 ああ、やっぱり電車がなくなってしまいました。


14日(火) 吉祥寺にて

 朝は先月もらったサービス券を使うために再びゆで太郎神田駿河台下店、前回はあまり気にしなかったけど、ゆで太郎にしては混み合った朝営業に感じます。
 いえ、朝営業でひとりぼっちだったことは今まで一度もないけど、逆に十人以上だったことは初めてかも。
 今朝は家を出て店に来るまで一秒たりとも座れなかったので、立ち食いも出来るけど空いている席に座ることにしました。
 程なくして出来上がってきた朝そば二百九十円、玉子は生、半熟(温泉玉子)、茹で玉子と選べるので茹で玉子をお願いしたら、殻付きでした。
 殻をむいているウチにお蕎麦が伸びちゃうよ、かといってお蕎麦を食べ終わった後では食べにくいし。
 サービス券ではコロッケを付けてもらいまらうと別皿で提供されるんですね、自分で麺に乗せるタイミングが選べるのは助かります。
 お蕎麦、つゆともゆで太郎クオリティで美味しかったのですが、半かき揚げはちょっと残念な揚げ具合でした。
 コロッケはポテト主体の柔らか仕上げ、蕎麦つゆを吸わせて美味しく食べました。

 お昼を抜いて猛然と仕事、だったら素晴らしいのだが。

 仕事を終えてビルの正面玄関から出ようとすると閉まっているのは八時を過ぎているから。
 今から吉祥寺に行くのはどうなんだろうと考えながら、白山通りの未食店を一軒づつ食べておくかと日和ながら、水道橋駅ホームへ続く階段を駈け上っていたりして。
 蒙古タンメン中本吉祥寺@吉祥寺(東京都武蔵野市)に着いたのはジャスト九時、店内満員かと思ったらちょうど一席空いていました。
 今月から始まった北極の夏、去年までは今月(六月)までが「春」だったのですが、今年からは今月から「夏」、一ヶ月だけ季節に追いつきました。
 接客ならば中本一の水野チーフが調理場から笑顔で挨拶してくださったので、私も笑顔で挨拶したつもりでしたが仕事で疲れていたからちゃんと笑顔になれたか自信がありません。
 食券を渡して椅子に座り、無意識にフウとため息をつくと「お疲れ様でした」と平田さんがビール五百円を置いてくださいました。
 今度は意識してため息をつきながら今夜は吉祥寺で一人お疲れ様会、とはいえ、まだ今週は火曜日なんだよな。
 吉祥寺店独特の辛しモヤシをつまみながらビールを飲みます、中本で飲むビールは格別だなぁ。
 二杯、いや、三杯飲んだところで「お待たせしました」と北極の夏九百円の麺少なめ、半ライス百十円です。
 本来の北極ラーメンは麺食いのためのメニューで、麺とスープに最低限のトッピング(茹でモヤシ)の組み合わせでしたが、人間というのは贅沢でどんなことにも飽きてしまいます。
 具だくさんの北極ラーメンを食べてみたいと始まった北極の四季シリーズ(本当は違いますが、表向きそういうことにしておきます)、他の北極ラーメン+トッピングのメニューとの大きな違いは北極の四季シリーズは都度調理(つどちょり)メニューであると言うこと。
 グツグツと小さい泡を吹きながら辛さを誇示しているスープを飲んでみると、一歩間違えればむせるほどの辛さにむせそうになりながらニンマリとしてしまいます。
 できたての北極スープは旨すぎます、どういう想像力でこのスープを考え出したのでしょうか。
 サッポロ製麺の太麺は北極ラーメンだから1.5玉あるので、「少なめ」のお願いで1玉となり、年寄りには美味しく食べられる量になります。
 今回のメニューから穴あきレンゲが付くようになり、スープに散った挽き肉「だけ」をすくって食べられるようになりました。
 真っ赤な北極スープの中には季節の野菜であるナスとニンニクの芽が一緒に炒めてあり、上には茹でモヤシと斜め切りネギ、どれもが美味しいですね。
 熱いスープと麺をふうふうしながら食べつつ、どうしても作らずにはいられない幸せの夏丼、食べている途中で写真を撮るのはとてもはしたないとは思いつつ、この夏丼だけはどうしても撮らずにいられません。
 幸せの夏丼を美味しく頂いていいると、ちょうど手が空いた水野チーフが近くにいらっしゃってつかの間のラーメン談義、最近はシフトが変わってしまってお気に入りのお店に行かれなくて寂しいとのこと。
 最後は残ったスープに残ったライスをいれておじやにしてご馳走様でした。
 食べ終わって外に出て、そういえば先月、サービス券をもらったんだ、と気が付きました。


13日(月) 家系のラーメン

 今日は比較的早く座れたので降りた人を覚えようと思ったのだけど、すでに後ろ姿。
 代々木上原駅までぐっすり寝て、スッと降りて千代田線に乗り換えようとしたら電車事故で直通電車が遅れているとのこと。
 人身事故が起きると、いったんは一斉に電車を止めて、そこから再開になるんですね。
 どのくらい待たされるかと思ったら十分程度で走り出して助かりました。

 お昼は色々な公共料金の支払いでコンビニに行かないとならなかったので、その足でお昼を。
 お店の前を通って気になったので立ち寄ってみました東京ラーメンたいよう軒@神保町(千代田区神田神保町)、大学の目の前で営業されていますがお客さんに大学生は一人もいません。
 都外の大学であれば、キャンパスの近くのこの程度のお店は必ず存在するので学生で賑わっていることが多いのですが、都内だと他にお店があるのであまり立ち寄らないようです。
 それでも十年近く営業されているらしいので、地元のお客さんに愛されているお店なのでしょう。
 店先のメニューでオーダーを決めて店内へ、カウンター八席のみ、ネットの情報では十席だったり七席だったりしていますので、時と場合によって丸椅子を出すのでしょう。
 清水器が見当たらないので店主さんが汲んで出してくれるのだろうと予想し、席に着いて店内を見渡すと店先の看板ではラーメン、チャーハン、餃子、定食しか紹介されていませんが、ニラレバ炒めとかの短冊もあります。
 初志貫徹(と言うほどではないけど)でオーダーをして、店主さんの鍋さばきを眺めながら出来上がりを待っていました。
 程なくして半ちゃんラーメン七百五十円、ラーメン五百円にチャーハン五百円なのでジャスト七百五十円ですね。
 醤油ダレをベースとして鶏ガラと野菜を煮だしたスープは決して今風ではありませんが、長くやってきた味でしょうし、これから長くやっていく味でしょう。
 レンゲで味わいながら箸に持ち替えて麺を、平ザルでチャッチャ湯切りされた細麺はスープの上に顔を出すほどの分量、優しい味わいですね。
 トッピングは大ぶりのチャーシュー、メンマが数本、絹さやが数個、パラパラと刻みネギ、ほぼスクエァな板海苔一枚。
 チャーハンはサラッとパラパラ系でグリーンピースも忘れずに、のあっさり醤油味です。
 特別に何がどうと言うことは無いけどスルスルと食べられるラーメン、気が付いたら食べ終わっていました。
 ご馳走様でした、この地で十年後も変わらずに営業しているのは、さぶちゃんとラーメン二郎神田神保町店とこの店ではないでしょうか。

 仕事が終わったのは二十時過ぎで、とりあえず事務所の近場のお店に一通り訪問しておこうかと、神保町に何軒かある家系(いえけい)を標榜するお店に向かいました。
 堅優@神保町(千代田区神田神保町)、「家系ラーメン」とあったので食券を買う気満々でしたが、券売機は貼り紙で覆われていて伝票後会計。
 「家系ラーメンなら修業先があるはず」と日記を書く段になってかなり調べましたが、ついに見つけられず。
 ひょっとしてさいたま屋出身かも知れません、タダの勘ですが。
 奥にまっすぐの店内は壁向きのカウンター席のみで、左手が手前から六席と四席、右手奥に三席、手前の六席の真ん中辺りに座りました。
 オーダーを取りに来た女性店員さんに「とりあえずビール」と告げると、首に下げた単語帳にオーダーを書きとめ、奥の厨房に「とりあえずビール」って伝えていました。
 何かつまみを頼もうかとメニューを見ると餃子しかないのか、、、メニューはラーメンとつけ麺、そのトッピングバラエティ、つけ麺は並250gと大盛り350gは同額です。
 ラーメンを頼むとライスがサービス(大、中、小)されますが、卓上のキュウリの漬け物を視線のものに捉えながらもとりあえず今日は遠慮しました。
 卓上には家系らしい調味料が揃っていますがちょっと中途半端、個人的には豆板醤とおろしニンニクがあるので必要十分です。
 壁には大きな文字で「家系ラーメンとは」の説明書きがあり、スープ、麺、トッピング、などが詳しく説明されています。
 店先にはラーメンの写真が貼り出されていたので、ラーメンは家系ラーメンかそれに近いラーメンだということはよく分かりますが、私が個人的に考えている家系ではないことは座った時に分かったこと。
 分かって違ったからと言って、お店が「ウチは家系ラーメンです」と言うのであればそれは家系ラーメンなのだと思います。
 私が家系ラーメンを覚えた(教わった)頃とは時代が違うし、単一の定義ではなく、色々な考え方があっていいと思うし、そうやってラーメンは進化してきたのだし。
 年寄りがガチャガチャと「家系とはかくあるべし」と声を荒らげても何も変わらないでしょうし、荒げるべきではないでしょう。
 と、一人悦に入っているとラーメン六百五十円が運ばれてきました、好みは「麺柔らかめ」でお願いしました。
 大きくて真っ白いドンブリに幻滅しつつもスープを飲んでみると、「豚のゲンコツ、背ガラ、鶏ガラ、を終日煮込んだ」と壁に書かれたスープに間違いなく、そつなくまとめてあげられていて、まずまずの味わいです。
 麺は中太麺とありましたが今のご時世では中細麺に属する太さ、それがちょうどスープに合っていていい感じ、柔らかめでお願いしたのでとても食べやすいし。
 チャーシューはしっかりしたロース肉で肉の旨味がいい感じ、一掴みほどのほうれん草に大ぶりの板海苔、白ネガが全体に散らされています。
 途中で「やっぱりライスを頼むべきだったか」と後悔しつつ、途中で頼んでも良いわけだよなと思いつつ、ご馳走様でした。
 後で気が付いたけど、朝七時から営業しているらしい(朝は違うメニューらしい)ので、近いうちに食べてみましょう。

 帰りは代々木上原駅で小田急線に乗り換えたところで電車事故のアナウンスと共に電車が動かず。
 朝も夜も人身事故なんて、長い通勤生活の中でも初めてかな。
 こんなことならラーメンを食べずに帰ってきて、電車が停まったところでラーメンを食べたら良かったですよ。
 途中で二度ほど降ろされながらも最寄り駅まで到着、ふう、良かった良かった。


12日(日) 麺休日

 今日も九時おき、そして愛犬の散歩。
 玄関を出て右に行くか左に行くかは犬に任せているのですが、先週に引き続き右に曲がった愛犬。
 ぐるりと回ってきたのですが、途中で結構紫陽花が咲いていて、結構撮ってしまいました。

 朝は納豆ご飯、納豆だけを食べるのは辛くて、基本的にはネギと生玉子と一緒にかき混ぜます。
 納豆パックによっては和辛子が付いていないけど、ピリッとがないと寂しいのでチューブで付けます。

 さてさて、午前中の熱くならないうちに庭仕事。
 今日は高木(こうぼく)剪定、剪定ってほどじゃあないですけどね。
 それでも片手のこぎりでギコギコ切って余計な枝を切り落とします。
 小さい頃、オヤジが剪定するのを見ていて「どういう基準で選定しているのだろう」とずっと興味津々で、いずれ自分が大きくなったら剪定してみたいと夢見ていたけど。
 実際に剪定する段になってみると、何がどうと言うことは無く適当に剪定すれば良いという。
 全部の枝を切ってしまっても、それなりの大きさの木ならばまた生えてくるわけですね。
 まあ、景観を考えての剪定ならばそれなりの美意識は必要だろうけど、一般家庭の庭の木ならば、気にすることないのかな。

 庭仕事を終えて、シャワーで汗を流すと猛烈に眠くなってしまったので、昼寝をしてしまいました。
 昼寝から起きてスッキリして、エンジンのかからなくなったバイクをバイクを買ったバイク屋さんに持っていこうと家を出ました。
 自宅と駅のバイク置き場の間にバイク屋さんがあるので、ちらっと店先を見てみるとシャッターが閉まっているじゃないですか。
 うーんと、、、バイク屋の営業時間からして平日は持ち込めないから、修理は来週までお預けになってしまいました。
 修理したら直るのかなぁ、直らなかったらどうしようかなぁ。

 戻ってきて、ついついテレビを見てしまって、また、のんびりしてしまいました。
 てか、日曜日はのんびりしましょうよ。

 少し早いけど夕飯にカレー、当然レトルトです。
 冷蔵庫を探しても福神漬けが見つからないので、代わりに見つけた紅生姜を合わせてみました。
 まあ、松屋や牛丼太郎で合いがけカレーを食べた時に紅生姜と一緒にカレーを食べたことがあるので、それと同じだな。
 福神漬けには遠く及ばないけど、何も無いよりもずっと美味しかったです。

 さて、今日は麺休日にして、早めに横になるようにしよう。


11日(土) 赤羽にて

 昨日は氷結を飲みながらiTunesストアからレンタルした映画を見ていたので、かなり夜更かし、朝は起きられるはずもなく九時過ぎ。
 雨戸を開けると土砂降り、空は明るいけど土砂降り、愛犬はすっかりしょげてしまって犬小屋から出てきません。

 ボケッと時間を過ごしつつも過ごしすぎないように過ごして、家を出ました。
 
 先ずは今月の中本未食店である蒙古タンメン中本亀戸@亀戸(江東区亀戸)へ、新宿までの定期券がないので新宿−代々木上原間の電車代百五十円が無性にもったいなく感じてしまいます。
 定期券を頑張って駆使すると水道橋までは行けるので二百円も節約できるのですが、雨ジャンね、神保町−水道橋間を歩くのは辛いな。
 お店に着いてみると店内の壁側一杯にお客さんが五人ほど立って待っていて、ちょうど券売機の前に人がいない感じです。
 亀戸店で今月から始まった北極やさい、本店で開店九周年(2009年2月)記念メニューとして販売されたのが最初で(その時は北極『野菜』)、同年四月にレギュラーメニュー化(その時は北極『やさい』)しました。
 その後徐々に各店舗で発売されるようになって、ついに亀戸店でも発売になりました販売されていない店舗もあります。
 食べ終わったお客さんが少しずつ帰ると一番奥の席が一つ空き、店員さんが私の前に並んでいるお客さんに「お二人ご一緒でお通ししますので」と断って「お先どうぞ」と通してくださいました。
 中本に限らず、カウンター席メインのお店では席が一つだけ空いた時に複数人の先客を飛ばして後の一人客を案内するお店をよく見かけますが、なんか申し訳ない気持ちになります。
 かといって断るのはおかしいですね。
 お冷やを飲みながら厨房を眺めると、淡々と調理をされる店長さん、麺茹でと盛り付け担当の副店長さん、配膳とホールをアルバイト店員さん、手の空き具合をみて店長さんと副店長さんも配膳や片付けを手伝われています。
 程なくして「おまちどおさまでした」と副店長さんが運んできてくださった北極やさい九百円に(金額調整のための)味付玉子百十円、それではいただきます。
 普通に北極ラーメンを作って、大鍋で仕込んである味噌タンメンの煮込み野菜を乗せただけ、と思われがちな北極やさいですが、実際はその通りでなぜ今までメニューとして販売しなかったのか不思議なくらいです。
 しかし、単に乗せただけであっても超辛なスープに相対した煮込み野菜は他のラーメン屋では味わうことの出来ない美味しさ、食べ始めてすぐに野菜大盛りにしなかったことを後悔しました。
 いつもの太麺はサッポロ製麺製で、特に念入りに湯切りをされる亀戸店ではやや細めに感じるもののスープにドンピシャ、スルスルと麺が進みます。
 味玉は固茹でタイプで、ここ亀戸店の店長さんが本店出身であることを物語っています、旨いですね。
 スルッと食べてしまってご馳走様でした、食べ終わって帰る頃は店外待ちが出来るほどに賑わっていました。

 食後のコーヒーとばかりにエクセルシオール亀戸店で本日のコーヒー二百八十円。
 マクドナルドのように椅子を並べても満席になりそうなほど混み合っていました。

 時間になったのでお店を後にし、亀戸から秋葉原で京浜東北線に乗り換えて赤羽へ、赤羽はラーメンを食べるためだけに何度か来たことがあります。
 北口改札を出てツイッターで知り合った人と合流し、東口に出てアイフォーンのマップを頼りに歩きます。
 十分ほど歩いて自家製麺ほうきぼし@赤羽(北区志茂)、住宅街の真ん中の飲食店が数軒入ったビルの一階です。
 店先に暖簾が出ていなかったので「やや、麺切れで終了してしまったのか」としばし呆然していると若い女性店員さんが店内から暖簾を持って出てきてくれました。
 平日は中休みあるけど土日は通し営業だとネット情報にありましたが、お客さんの入りで休むこともあるみたいですね。
 小料理屋風情の店内はカウンター五席と三席のみ、女性店主さんと(多分)娘さんの二人で切り盛りされるのであればこのくらいの大きさがちょうど良いのでしょう。
 とりあえずビール、ビールはアサヒスーパードライ(中瓶)五百円のみ、二本頼んでお互いに注ぎあって初めましての乾杯、初めまして。
 付け合わせは塩漬けチャーシューと笹切りゴボウ、って、つまみは何がありますかと店員さんに聞くと「こちらになります」とボードを手渡されました。
 飲み屋じゃないからそんなに多くは期待していませんでしたが、チャーシューの盛り合わせ以外のつまみは二品しかなかったので両方とも頼みました。
 ラーメンの話し、だけではなくプロ野球の話し、そしてそしてカメラの話し、その他四方山話と盛り上がります。
 相手があまり話さない人ならば話し役、相手が話し好きならば聞き役、と時と場合と場所によって楽しむのですが、今日は聞き役ということで良さそうです。
 聞き役の場合も聞く割合ってのがあって、殆ど口を挟むことがない聞き役と、そこそこ自分の話をする聞き役があって。
 どれが良いとかどれが悪いとかではなく、その場その場で楽しい時間を過ごすために自分が出来ることをするだけのこと。
 ビールを飲み終わったので焼酎、日本酒が置いてあるという情報もありましたが、今日用意されていたのは焼酎だけで魔王、なかむら、もぐら、雲海、の四種類です。
 飲んだ後にラーメンを食べることを考えて、芋焼酎のもぐらをロックでお願いしました。
 飲んでみたら黄金千貫の芋から作ったもぐらには間違いありませんでしたが、香りがかなり飛んでいて、焼酎の管理がちょっと心配になりました。
 さて、つまみに頼んだピータン二百五十円、確認していませんが自家製ではないでしょう。
 プルンとした食感と玉子が持つ甘みと酸味がいい感じですけど、焼酎のつまみにはちょっと無理があるなぁ。
 もう一品は「こちらをどうぞ」とフランス塩で食べる春巻四百円、トマトとカイワレ大根付きでお手頃の値段とお手頃の量。
 おそらく冷凍の春巻きを油で揚げただけの食感、は、いいのですが、丈の深い器に盛り付けてあって写真が撮りにくい、写真が撮りにくいと言うことは見栄えもイマイチ。
 そんな細かいことはどうでも良くて、美味しいかどうかが大切だろう、という考えもあるだろうけど、見た目も味の内という考えもありますね。
 話は尽きることがないので焼酎をお代わりしてしまって、付き合ってくれた人は「私はビール党ですから」とビールをお代わり、さらに私は焼酎をお代わりしてしまって。
 飲んでいる間、お客さんは一人、家族連れの三人、その後二人、な感じもあって閉店まで飲むか、みたいな意気込みもありましたが、まま、初訪問でそれもないだろうとラーメンを食べることにしました。
 メニューは「汁なし担々麺」「担々麺」「まぜ麺」「おくら納豆まぜ麺」「醤油ラーメン」の五種類で担々麺と醤油ラーメンが中太麺150g、他が太麺200g、いずれも自家製麺とのこと。
 私は担々麺八百八十円、付き合ってくれた人は汁なし担々麺、それではいただきます。
 山椒や唐辛子など何種類ものスパイスから作り上げたスープに練り胡麻を合わせてあり、辛さも酸味もほどほどの担々麺スープ、開店して数ヶ月とは思えないほど綺麗にまとめ上がっています。
 綺麗すぎてつまらないほど、つまらないって言い方は失礼かもですが。
 やや固めの茹で上がりの太麺、スープと合っていないわけではないけどもう少し時間が経てばもっと合っていく予感を感じます。
 トッピングは辛く合えた挽き肉、柔らかめの茹で青菜、シャキシャキ感の残る茹でモヤシ、ニンニクチップ、ネギはスープ混ぜてあります。
 このニンニクチップがキュッとしたアクセントになって欲しいのですがイマイチ、さっとお湯で戻してから乗せてみたらどうでしょうか。
 途中で味を変えてみたかったのですが(特に酸味を足したかった)、卓上にはS&Bの辣油とGABANのブラックペッパーのみ。
 化学調味料未使用で無添加のタレなので最後まで味に飽きることはなく食べ終わりました、ご馳走様でした。
 汁なしは味見しなかったので味は分からないのですが、タレを残すことなく食べ終わっていたので美味しかったのでしょう。

 先に食べ終わってメニューを見ていたらいてもたってもいられなくなり、付き合ってくれた人に「もう一杯食べてもいいですか」と断りを入れてオーダーをしました。
 食券制だったら追加オーダーしなかっただろうなぁ、券売機のリース代も高いだろうけど、こういうお店は後会計の方がいいね。
 そんなに待たされることなくおくら納豆まぜ麺六百五十円、メニューの写真通りの麺相です。
 ドンブリの底にタレを沈めて熱く茹で上げた麺を乗せ、真ん中に全卵、厚めに刻んだおくら、花鰹、刻み白ネギ、貝割れ大根、そして丸粒納豆が推定ワンパック分。
 そのまま食べても仕方ないので、思いっきり混ぜてから食べてみるとかなり納豆の味わいが支配的、その後からオクラ、鰹節という感じの味わい。
 ラーメンフリークであれば「ジャンクな合えそば」と称されることでしょう、これは旨いですねぇ、メニューコンプ狙いたくなりますね。
 平日は昼営業も夜営業も訪問は難しいので、必然的に土曜日のこの時間(日曜日はお休み)になってしまいますけど。
 こちらのまぜ麺は途中で醤油を足したり和辛子を入れてみたかったけど用意されていないから、途中で付け合わせに出された中華スープを飲みながら食べます。
 まぜ麺のタレがそんなにしつこくないのでさっぱりした中華スープがちょうどいい感じでした。
 ご馳走様でした、いやいや、旨かったですよ。
 ラーメンも焼酎もつまみも美味しかったけど、大きめの液晶テレビはもうすこしボリュームを絞った方がいいと思います。
 お勘定を済ませて少し店員さんとお話しをさせていただき、お店を後にしました。

 来た道をそのまま駅まで戻って赤羽駅で付き合ってくれた人と別れ、今度は埼京線で新宿を目指し、帰宅しました。


10日(金) 高円寺の新メニュー

 本来ならのんびり仕事をして夜の飲み会に備えなければならないのですが、朝飯も昼飯も食べられずに仕事を頑張ってしまった金曜日。
 って、そもそも夜に宴会が予定されていませんな。

 それでも仕事が終わったのは昨日より三十分ほど早い時間で、あまりにもお腹が空いていたから近場で済ましてしまおうかと思いつつも、水道橋駅まで歩きました。
 総武線で高円寺駅へ、今月は先月の臨時支出が響いて次回給料日まで金欠状態が続きます。
 そんな状態の中で中本全支店巡りは殆ど不可能、まあ、勝手に自分に課しているだけで、達成したからといってなにがどうということは無いんですけどね。
 蒙古タンメン中本高円寺@高円寺(杉並区高円寺南)に着いたのは二十一時過ぎ、この時間だとお客さんは誰もいないんじゃないかと思っていたら半分以上も座っていて嬉しいです。
 高円寺店限定メニューの極冷しが平日限定で「極冷し北極バージョン」として昨日から発売されているので食べに来たのですが、「極」だけにかなりの極秘メニューらしく、「極冷し」も「極冷し北極バージョン」もポスター1枚貼り出されていません(貼り出されているのはつけ麺と冷し肉醤麺)。
 ちなみに本店や町田店で好評な背脂も新発売されているはずですが、店内外に一切告知無し。
 蒙古タンメン中本の公式ホームページでも紹介されていないし、公式メルマガでも連絡は来ないし、中本の道で紹介されていなければ券売機でボタンを探すこともなかったでしょう。
 券売機は左上から順番に埋めていくことが多く、中本もご多分に漏れず左上からレギュラーメニューが並んでいて、つまり限定メニューは右端か右下端、そのあたりを探せばいいわけで。
 ちなみに目黒店は毎月券売機のボタンの配置を並べ直すので、限定メニューは左側が多いですね。
 買った食券を見慣れない店員さん(開店当初からの店員さんは店長さんしか残っていない)に渡し、お気に入りのカウンター席あたりが空いているかなぁと様子をうかがうと友達が食べに来ているじゃないですか。
 そそくさと隣りに座ってこんばんわ、今月は金欠なのでビールが飲めないんですよと愚痴ると「じゃあ」とご馳走になってしまいました。
 おねだりしたみたいで悪いなぁとは思いつつ遠慮無くご馳走になって、今夜は高円寺で二人お疲れ様会、ラーメンが出来上がるまでずっとお喋りしていました。
 ふと卓上を見ると他店では見かけない魚粉や胡椒などが置かれていて、使ってみたい衝動に駆られましたが、ラーメンを食べている時も友達とお喋りしていたのですっかり忘れてしました。
 席に着いてから八分で先に定食百七十円、続けて平日限定の極北極八百五十円にサービスチケットでゆで玉子、ゆで玉子は丸ごとかスライスを選べます。
 見た目は北極ラーメン、違いはスープの色の濃さだけで、北極スープの仕込のタイミングによってはこのくらいの色を食べられる時もあります。
 スープを飲んでみるとトロリとした濃厚なトンコツダシと北極スープのダブルスープで、他の有名店で食べられる濃厚なトンコツ味噌ラーメンを激辛にした感じです。
 中本らしい尖ったスピリッツは鳴りをひそめた美味しさ、二代目になって十年経ちましたが、新しい中本を模索しているのでしょうか。
 スープの中には北極ラーメンと同じ辛し肉とガーリックスライスがたっぷり入っています、麺も同じでサッポロ製麺の太麺、高円寺店限定の冷し肉醤麺の浅草開化楼製麺ってのも試してもらいたいですね。
 定食はライスの上に麻婆豆腐を乗せて卓上に置かれている唐辛子粉を掛けてからレンゲで食べるのが好きなのですが、今日は鬼ラー油を掛けてみました。
 唐辛子と油だけではなく鰹節や椎茸なども合わせてある辛いだけではない香りがとても良い辣油、他のメニュー、特に非辛のタンメンに合わせてみたいなぁ。
 ラーメンもサイドメニューもとても美味しく、スルッと食べてしまってご馳走様でした。

 高円寺には飲みに行きたいお店が何軒かあるので行きたかったんですけど、今日は諦めました。


9日(木) 町田の新店

 バイクのエンジンがかからないので、諦めて駅まで歩きました。
 中古で買って半年で動かなくなってしまうのは早すぎる気がするなぁ、やっぱりハズレってことでしょうか。

 お昼は事務所からちょっと歩いて製麺所豚とこむぎ2號(号+虎)@神保町、一号店の五反田店は開店すぐに伺いましたが、こちらは去年の八月にオープンしたので半年も遅れての訪問になります。
 ラーメン屋というか飲食店業のことはよく分からないけど、話しに聞くと新規にお店に出すのは数百万円かかるらしく、「一店舗目が流行ったから二店舗目を出店」と聞くと「純利益として数百万円も儲かるんだ」と思ってしまう。
 実際は何かからくりがあるのかな。
 店内に入ってすぐの券売機を見るとしょうゆ七百円、しお七百五十円、みそ八百円、まぜそば七百八十円、肉つけ八百五十円、油そば七百八十円とどれにするか迷うほどのメニューです。
 サービスも充実していて17時以降に七百円以上のメニューを食べるとハイボールかウーロンハイが一杯無料、学生は十三時から十五時、十七時から二十二時までは学生証の提示で百円引きとのこと。
 ラーメン二郎系に必須の無料サービスのトッピングは野菜、ニンニク、脂、玉ねぎ、魚粉(削り節)と揃っていて、野菜は「増し」「増し増し」まで対応しているとのこと。
 といいますか、「ラーメン二郎」の魅力の一つはそのメニューの少なさにあると思うのですが、多メニューかされているインスパイア店が多いですね。
 食券を買って店員さんに渡すと「少しお待ちください」と待たされ、そんなに待つことなく店内奥のテーブル席に案内されました。
 店内奥に続く細長い厨房に面してカウンターが十一席、奥のスペースは四人掛けテーブルが三卓に二人掛けが一卓、厨房の様子がうかがえない代わりにお客さんの出入りが静かなのでゆっくりと食事が出来ます、
 そんなに待たされることなく滑り止めが施された角盆に乗せてしおラーメン七百五十円、無料トッピングは野菜と玉ねぎをお願いしました。
 モヤシを一本ずつ積み上げたのかと思うほど綺麗に盛り付けられていて、そのまま食べてみると殆ど生、レンゲでスープをすくってみるとキュッとした塩ダレとトンコツスープが美味しいです。
 野菜をスープに沈めつつ麺を手繰ってみると少し縮れた太麺は自家製麺で小麦粉がギュッと打ち込まれた味わい、量だけではなく味でも満足できるお店ですね。
 玉ねぎとモヤシをスープに浸して麺を食べ進めます、バラ肉で脂身たっぷりのチャーシューというか豚が厚いなぁ、近くの大学生には堪らないだろうなぁ。
 最後までスープは冷めることなく、麺はだれることなく、ご馳走様でした。

 久しぶりにお昼にラーメンなんか食べたら午後が眠かったけど、頑張らないと。
 なんでこの歳になってプロ仕を書かないといけないのか分からないけど、まあ、出来ることから一つずつ、ですかね。

 昨日と同じくらいの時間に仕事が終わり、今日は町田の新店を目指します。
 小田急線の南口を出てほぼ車が通ることは不可能な町田街道を渡り、右手に揚州商人を見つつ左を見ると、CHABUYA ZUTTO MACHIDA@町田(ホームページ)。
 今月十日まではソフトオープン(プレオープン)、11日からグランドオープンで11日と12日は先着200名に油そば一杯無料サービスです。
 ガラス張りの店内に入ると、濃いオレンジ色の椅子が非対称に並べられていて、厨房に向かって四席、窓に向かって四席、五人掛けが二組の十席のテーブル、厨房を背に五席と全二十三席の店内。
 厨房では男性店員さんが二人いて、片方が「以前にお会いしましたよね」な視線でお辞儀されていましたが、全く思い出せず。
 ホールは三人の女性店員さん、小綺麗な店内、小綺麗な制服にあいまって容姿もバイトの面接項目なんじゃないかと思うほど。
 椅子に座るとメニューリストを店員さんが持ってきてくれて、まあ、ラーメンだけじゃあナンだからと先ずは生ビール四百五十円を、つまみは頼みませんでした。
 ビールを飲みながらメニューを眺めるとZUTTO BRANCH@四谷と同じように油そば専門で牡蠣うまみそば醤油味、白胡麻うまみそば塩味、スピルリナ麺のうまみそば塩味の三種類で、トッピングを極力排した素麺と特製があります。
 卓上には辣油と酢が用意されていて、酢はミスト状で麺にかかるようになっていました。
 ビールを飲み終わったところで店員さんに声を掛けてオーダーしました。
 目の前の一段高くなった厨房は、茹で上げた麺をドンブリの中でタレに絡ませていました。
 少し待ってスピルリナ麺のうまみそば塩味M(180g)ベジ九百円、ちなみにL(270g)は千円となります。
 ドンブリの麺に接する面は燃えるような橙色ですが、テーブルに接する背の部分は真っ白、杯のように薄い奥行きですが、かき混ぜてみるとこの奥行きでも全く問題ありません。
 世の中のウケはイマイチですが、私は大好きなスピルニナ麺、ラーメンよりもつけ麺よりも油そばにはピッタリですね。
 トッピングはパブリカと白ネギ、青ネギに糸唐辛子、一つ一つが美味しいですね。
 途中から辣油と酢を合わせてもう一回かき混ぜて食べました。
 麺が殆ど無くなったところで付け合わせの鶏ガラスープを味わいます、美味しいですねぇ、ラーメンもやってくれないかなぁ。
 ご馳走様でした、レジでお会計してお店を出ると、来た時と同じように風俗店の呼び込みがうるさい、ホントうるさい。


8日(水) 池袋で

 三日連続同じ電車での出勤は、おそらく人生始まって以来ではないだろうか。
 それにしても三十分以上の通学をしている私立小学生四人組、満員電車の中をアヒルのようにランドセルを揺らして集まってきて遊んでいて。
 そこまでして勉強する子供の中から未来の官僚が生まれるのだろうか、それとも一流企業の社長だろうか。

 朝は立ち食い蕎麦の利根そば@神保町、狭い間口をくぐると両側に立ち食いカウンターが並んでいて、突き当たりに厨房があります。
 入口近くの券売機で食券を買ったら一番奥に行かないといけないのですが、両側で食事されていたり、受け取ったドンブリを持って歩いてくるお客さんがいたらかなり窮屈だろうなぁ。
 店員さんに食券を渡す時、試しに「ネギの多めは出来ますか」と聞いてみるとやっていないとのこと。
 先客二人に続いてかき揚げそば三百三十円、かけそばが二百三十円なのでかき揚げは百円ですね。
 天ぷら(かき揚げ)やコロッケ等をお蕎麦に乗せる場合、「茹で上げた麺、おつゆ、乗せ物」の順番に盛り付けて乗せ物をおつゆに浸ささないお店と、「茹で上げた麺、乗せ物、おつゆ」の順番で乗せ物をにたっぷりとおつゆを掛けてしまう店があって。
 まあ、どちらがいいかというのは好みの問題ですが(もちろん、正統な盛り付け順はあります)、こちらのお店は後者、出された段階でかき揚げがおつゆをたっぷり吸っています。
 立ち食い蕎麦屋さんに限らずお蕎麦屋さんにしては珍しい間口が広く底が浅いドンブリ、こういう形状だとおつゆが冷めやすいのですが元のおつゆが熱々で猫舌の私には少し冷めたくらいがちょうど良い。
 お蕎麦はそれなりに配合に気を遣っているらしくて立ち食い蕎麦屋としては平均点以上、量も標準より一割程度は多いのですが、おつゆがちょっと残念。
 かき揚げはさくさく感が殆ど感じられず、看板に書かれた「揚げたての天麩羅」とは違っているような違っていないような。
 卓上には七味の他に醤油とブルドッグ中濃ソースが置かれていましたが、どちらも日本蕎麦に使うとは思えません。
 カレーライスにソースは聞いたことがあるけど、醤油は何に使うのかなぁ。

 お昼を食べに出る余裕もなく仕事、余裕がないというか仕事が遅いと言うことなんだけどね。

 仕事が終わったのは昨日と同じような時間で、今から亀戸に行っても金曜日ではないので営業時間に間に合わない。
 それじゃあ池袋にするかと、アイフォーンで「どの駅」から「何線」で行けば一番安いかを検索すると「丸ノ内線御茶ノ水駅から百九十円」、覚えておこう。
 池袋駅で一番お店に近い出口は先頭車両なのですが、極個人的な信条で先頭車両には乗らないことにしているので二両目に乗りました。
 蒙古タンメン中本池袋@池袋(豊島区西池袋)に着いてみると外待ち一人と空いていてラッキー、ガラス越しに店内を覗くと副店長とチーフ、もう一人の店員さんと三人で回しています。
 三人じゃあ厳しいだろうと余計なお世話と思いながらも列が少しずつ進み、店内に入ったあたりで女性店員さんが休憩から上がってきてホールに加わりました。
 池袋店では今月も限定メニューはありませんが、北極ラーメン(北極やさい)と冷し味噌ラーメンは辛さ二倍、三倍サービスを継続中です。
 今月から一部の店舗を除く九店舗で味噌タンメンのスープを単品販売するようになりましたが、ラーメンにスープを付けても仕方ないし、さりとてご飯物に付けると言っても池袋店では蒙古丼しかないから味噌タンメンとは味がかぶりますね。
 どのメニューに合わせたらいいのか分からないので、試しに食べてみることにしました。
 二十分ほど待ってカウンター左側の奥の席に案内され、鞄からマイエプロンを出していると「お疲れ様でした」とチーフさんがビール五百円を置いてくれました。
 今夜は池袋で一人お疲れ様会、なんか最近、どの店舗でも座ると同時にビールが出てくるようになって嬉しいです。
 ビールをゴクリと一杯飲み干したあたりで「お待たせしました」と調理担当の豊田副店長さんが味噌卵麺八百五十円と味噌タンメンスープ(ミニ)百七十円を運んできてくれました。
 味噌卵麺は辛し味噌の合わせる具材がモヤシ、豚バラ肉、スライスガーリックだけというシンプルメニューなだけに調理人の特徴がハッキリします。
 今日のは今まで食べた卵麺のウチでも一、二、を争うほどのシャキシャキしたモヤシに、五本本の指に入るほどの豚バラ肉の量、たまにしか食べないのでたまたまなのかいつもなのかが分からないのが悲しい。
 モヤシと豚バラ肉をムシャムシャとしばらく食べてから箸をドンブリに差し入れて麺を引っ張り出して食べ出します。
 その頃には固茹で玉子はスープに埋没して形が崩れていますが、それをスープと一緒にすくって食べるのが美味しいですね。
 いつものサッポロ製麺製の太麺はモヤシにもスープにも押しつぶされず伸びもせず、美味しいですねえ。
 スープはそう強い粘度でも無かったので比較的飲みやすく、麺、野菜(モヤシ)、スープと順番に味わいます。
 して、味噌タンメンスープ(ミニ)、当たり前の話しですが味噌タンメンの味わいでしたが、味噌タンメン自体は三回しか食べたことがないので「こんな味だったっけ」というよりとても新鮮な味わい。
 普段に辛いメニューを食べている中本通にとっては非辛も同然ですな、フルサイズで食べてみたくなりました(食べないと思うけど)。
 スルッと食べてしまってご馳走様でした。

 戻りは副都心線で明治神宮前まで出る方がJRを乗り継いで行くより百二十円安いんだけど、ま、いいか。


7日(火) 神保町でのお気に入り

 「毎日違う便で通う」のが信条の私にしては珍しく昨日と同じ便と同じ車両に乗ったら昨日と同じ人が座っていることに気が付き、途中下車したお客さんの後にスッと座って代々木上原までぐっすりと寝れてしまいました。

 お昼は出かけられそうもないので、朝食をしっかり食べようと吉野家神田小川町店へ、今日は先客無し後客数人。
 終日(この店舗は朝五時から夜二時まで、つまり電車のある間だけの営業)、店長のおすすめ五百円セットと称して「牛丼並、味噌汁、コールスロー」「牛丼並、生卵、コールスロー」「牛鍋丼、とん汁、コールスロー」「牛キムチクッパ、半熟玉子、コールスロー、キムチ」が揃っています。
 いずれのセットも単品で揃えると五百二十円なので二十円のお得、以前の吉野家であれば「セット」と称していても十円たりとも安くなかったので、二十円も安いのは画期的ですね。
 今月から牛丼の肉の量を5g増やしたことを「また、新たなる進化」と称していましたが、「創業以来一度も変更したことの無かったレシピ」を「初めて変えた」との報道もあり、「初めて」なのか「また」なのか、まあ、どっちでもいいことですね。
 食べたのは牛鍋丼の五百円セット、とん汁とコールスローが一緒に角盆に乗っています。
 牛鍋丼は牛丼から牛肉を間引いて白滝と豆腐を合わせてあるメニュー、牛肉は食べたいけどフルサイズは朝からきつくなってきた私にとって朗報です。
 紅生姜をたっぷり乗せて美味しく頂きました。

 今日は久しぶりに二十時半過ぎまでお仕事、頑張って仕事を片付けて楽になったかと思ったら、そこを付いて仕事を突っ込まれてしまいました。
 お腹ぺこぺこで、「ひょっとしてスープ切れで終わっちゃったかなあ」と思いつつも事務所からすぐ近くの油そば三夢來(さむらい)@神保町(千代田区神田神保町)(ホームページ)へ行ってみると、まだ外灯が点いていて良かったです。
 二十三時までの営業ですが店内にお客さんはいなくてちょっぴり心配、それでも後からぽろり、ぽろりと入ってきて、ほっと一安心。
 先ずはビール三百円、今夜は神保町で一人お疲れ様会。
 ラーメン屋の生ビールは四百円から五百円位することが多いのですが、この店は三百円と破格の安さ、ビールといいながら発泡酒かもなと疑いましたがれっきとしたビールの味わいです。
 数種類のサワーが二百円で用意されていて、つまみチャーシューやつまみメンマ、レバー炒めで何杯か飲むという夜が来るかも知れません。
 店員さんに「スタンプカードはお持ちですか」と声を掛けてきて二つ目のスタンプ、二つだと百円のトッピングがサービスになるのですが卓上にはメニューがないので、券売機を見て選びました。
 初見のお客さんにはスタンプカードを勧めていたので、ひょっとして顔を覚えてくれていたのかも知れませんけど思い過ごしでしょう。
 他にお客さんがいれば黙って飲んで黙って食べて帰るとつもりでしたが、しばらく一人客の貸し切りでしたので「おお、割り箸も用意されたんですね」と店員さんとひとしきり話しをさせていただきました。
 エコ箸では麺が滑って食べづらいお客さんがよほど多かったんでしょう、私も食べづらかったしね。
 箸以外にも改善点はいくつかあって徐々に対応していきたいとのこと、「お客さんが色々と言ってくれるので助かります」と話されていましたが、店員さんに聞く耳があるから話しをしたくなるんでしょうね。
 さて、他のお客さんが入ってきたので、何杯もビールを飲まずに油そば、ビールを一杯しか飲んでいないので「〆に」って言うのもおかしいよな。
 先に平皿に乗せられたトッピング、千切りの大葉、レタス、キュウリ、そしてメンマ、前回は売り切れていた錦糸玉子。
 続けて 二種類用意されている油そばのウチの安い方、つまりスタンダードメニューと思われる三夢來流油そば正油(大)六百五十円、麺量は並200gと大400gは同額で今回も大盛りを頼んでしまいました。
 店員さんの話では「400gだと茹で上がりが700g近くなる」とのことで、確かに大きなドンブリに並々と盛り付けられています。
 卓上の辣油と酢を回しかけ、刻み玉ねぎをたっぷり入れ、三夢來流二味を大さじ三杯入れ、初めから乗せられている細切りチャーシューと刻みネギ共々全体を良くかき混ぜて食べます。
 旨いですねぇ、カネジン食品の太麺が色々な薬味の味を一手に引き受け、それでいて上手い具合に離さずに醤油ダレと合わせて脂(ラード)に頼らない美味しさ。
 麺を半分くらい食べてから平皿のトッピングをザザッと流し入れて再びよくかき混ぜて食べます。
 ビールを飲み終わった頃を見計らって出してくれた中華スープをレンゲで一口、二口、前回は麺と別に味わいましたが、今日は二口分くらい麺を残したところでスープを入れてみました。
 本来の油そばからすると「スープ割り」は邪道ですが、そもそもスープを使わない油そば自体が既に邪道、こういうのもいいですねぇ。
 なんだかんだ言いながら食べきってしまってご馳走様でした、ふう、美味しかった。
 ご挨拶してお店を出ると、ホール担当の店員さんが店先で呼び込みをされていて、その邪魔だとは思いましたがしばし立ち話。
 油そばは食べ終わったので、次はつけ麺が二種類、ラーメンが二種類、ゆっくりとメニューコンプすることにしますか。


6日(月) お年始

 先月もらったサービス券を使うために朝はゆで太郎神田駿河台下店へ(ブログのコメントで思い出しました)、まんまとゆで太郎の営業戦略にはまっている感じです。
 サービス券は海老天百五十円、かき揚げ百二十円、コロッケ五十円、大盛り百円が二枚ずつで全部使えれば840円にもなります。
 六月末までなので楽勝な人と、そのまま一回も使わないままな人と、色々といるんだろうなぁ。
 店内には十人程度のお客さんがいて、殆どが朝そばをオーダーしていました。
 と私も朝そば二百九十円、かけそばかもりそば(いずれも二百六十円)に半かき揚げと玉子、玉子は生卵、温泉玉子、ゆで玉子から選べるので温泉玉子にしました。
 サービス券は海老天を使ったので朝食とは思えない豪華なお蕎麦、今日も一日頑張っていけそうです。
 つるんと角が立った日本蕎麦が鰹と昆布だしの蕎麦つゆに相まってとても美味しいです。
 かき揚げは何気に揚げ立ててサクサク、海老天も旨いじゃないですか。
 ゆで太郎はそれなりに食材にもこだわっていますが、それよりも調理のレベルが高いのはいいですね。
 ご馳走様でした、顔を覚えてもらえたら酢が置かれているのか聞いてみようと思います(って、このネタ、分かる人いるかな)。

 お昼は抜いて仕事、お昼休みは机で寝ました。

 仕事が終わって「御徒町までどうやっていくかな」と調べてみると、歩いて三十分、歩きますか。
 秋葉原に入ったところで歩き慣れた道、メイドカフェっていうか、メイド服での呼び込みがあちこちにいますね。
 結局、アイフォーンで調べたとおりに三十分かかって蒙古タンメン中本御徒町@御徒町(台東区上野)、店先には十人以上のお客さんが並んでいます。
 ここ御徒町店は限定メニューもやらないし、営業時間も普通なんですけど、今、中本で一番お客さんが入っているのではないでしょうか。
 さっと暖簾を跳ね上げて調理人を確認してから外に並んでいるお客さんに続きます、よし、今日のメニューは決まりました。
 並んでいると店員さんが前から順番に「食券を先にご購入ください」と案内していて、順番にいったん店内に入って食券を買ってまた列に並び直します。
 どのくらい待つかなぁとボケッとしてると、「こんばんわ」と早番で上がった店員さんが声を掛けてくださったので、ひとしきり中本談義をしてしまいました。
 店内で話し込んでしまうと他のお客さんに迷惑がかかりますけど、外で話している分には迷惑かからないかな、それでもうるさいと思う人もいるだろうからほどほどで切り上げて、と。
 「再来月は開店三周年でしょ、(カレーじゃない)限定メニューを期待してますよ」と馬鹿話、常連でもないのに声を掛けてくださってありがとうございました。
 十五分ほど待って正面カウンターの右から二つめの席へ、先ずはビール五百円で一人お疲れ様会。
 さっぱり味の冷やした茹でモヤシに醤油をさっと掛けてつまみながらビール、月曜日なのに疲れてしまいました。
 ビールを半分ほど飲むと先に半ラーメン三百八十円、半ラーメンは「半冷し味噌ラーメン」「半北極ラーメン」「半蒙古タンメン」「半味噌タンメン」のいずれかを選べるので今夜は半蒙古タンメンにしました。
 そしてすかさず樺太丼七百円を調理されていた近藤チーフが運んできてくださいました、今日はご飯半分にしてみましたが値段はそのままです。
 中本はベースが「大盛り」ですから、麺少なめ、麺半分が出来るのがとても助かります。
 樺太丼は何も言わなければご飯二合はあるので食べきれる人にはとても嬉しい量で私も食べられなくはないけど、無理をせずにご飯を半分にしてもらいました。
 卓上の紅生姜を全体に散らして一口食べてみると、辛い、辛いけど旨い、旨いけど辛い、と熱々のご飯も相まってかなり旨い。
 レンゲが止まらないとはこのことで、二口くらい食べると暑くて耐えられないのでビール、ビールが終わったらお冷や、と忙しい。
 いつもはご飯半分にしないから最後にご飯が余ってしまうので半ラーメン(スープ)を付けたのですが、ご飯半分にしたらちょうどいい感じでご飯が余りませんでした。
 半蒙古タンメンは驚くほどの綺麗な盛り付けで崩してしまうのが惜しいほど、煮込まれた野菜が美味しかったです。
 ご馳走様でした、いやぁ、旨かった。

 帰りも秋葉原経由で神保町まで歩いてから帰宅、小田急線がちょっとしたトラブルで思いっきり混んでいて、途中下車しようかと思ったくらい。


5日(日) 目黒にて

 昨日より一時間ほど早く愛犬の散歩、散歩のコースは同じだけど歩くルートが逆な方向で歩き出しましたが、そのまま行きたい方向へ行かせました。
 あちこちで紫陽花が咲き出したのですが、去年咲いていたところの紫陽花が枯れていてガッカリ、そういうこともあるんですね。
 逆に、去年咲いていなかったところに咲いていたりもしています。

 お昼は蒙古タンメン中本目黒@目黒(品川区上大崎)へ、年に何度か開店に駆けつけるのが楽しみです。
 とはいえ、定期券が新宿駅までないので、明治神宮前・原宿駅で山手線に乗り換えて向かったので十分ほど遅刻、店先には十人以上のお客さんが並んでいて一週めに座れないかも。
 開店時間になって少しずつ列が進み、店内に入ったところで空いている席と券売機の前に並んでいる人を数えたらギリギリ座れそうで良かったです。
 今月の目黒店の限定メニューは冷し醤油ラーメンと冷し味噌やさいなので先月と同じ、一日から十五日の十四時から十九時までは冷し味噌卵麺(先月は黒味噌卵麺)が販売されます。
 冷し醤油ラーメンは半冷し醤油ラーメン、半冷し醤油スープとして先月と同じように販売されます。
 席に着くとすかさずビール五百円、かぁ、昼間っから飲むビールは格別ですね。
 こんなに美味しいのに若い頃は「昼間っから飲むなんて」と馬鹿にしていて、ホント情けない、ホント若気の至り、ホント世の中のことを何にも知らなかった。
 まあ、今でも世の中のことは全く分かっていないですけどね。
 一人でのんびりとビールを飲んでいると、先に餃子三個百五十円が運ばれてきました。
 以前は平日も販売していたのですが、いつの間にか土日だけの販売になってしまい、三個百五十円、五個二百四十円、七個三百五十円のみ、餃子定食は超期間限定の販売でした。
 美味しい餃子をつまみにビールをお代わりしようと思いましたが、三つだからすぐに食べ終わってしまい、お代わりし損ないました。
 さて、調理されていた荒木店長さん自ら運んできてくれた冷し味噌やさい九百五十円、今日は野菜大盛りにしなかったので蒙古丼のドンブリにギュウギュウとつけ汁が詰め込まれています。
 世の中には色々なつけ麺がありますが、中本と二郎のつけ麺だけは先に野菜を食べないと麺が浸けられないのです。
 野菜は冷し味噌スープと共に火を通されていて極辛極旨、辛くて旨い、旨くて辛い、としか表現のしようがないです。
 キャベツがメインでしたが豚バラ肉やキクラゲがいつもより多く入っている感じ、あくまでも感じなので実際は違うかも。
 しばらく野菜を食べたらレンゲでスープを飲んでみるとこれがまた極辛極旨、(以下同文
 スープがドンブリの半分くらいまで減ったら麺を浸けて手繰って食べ、また野菜を食べ、続けてスープを飲んで、と。
 最後にレンゲ数杯のスープが残ったのでドンブリを持ち上げて飲み干してしまいました、飲んだらいけないと分かっているんですけど、ついつい。
 ご馳走様でした、いやぁ、旨かった。

 夜、お腹が痛くて早めに横になったんだけど、長女が駅まで向かえに来て欲しいと連絡があって。
 午前中の十時にビールを飲んでもう十二時間以上経っているから、もうすっかり醒めちゃっているし、まさか飲酒運転にならないだろうと思ったんですけど。
 例えば夜十時まで飲んで帰って寝て、朝の七時頃にクルマに乗ったらそれは飲酒運転になるのだろうか。
 まあ、アルコールの分解力(?)には個人差があるだろうけど、一般的にビール一本飲んだら何時間運転しちゃいけないのかなぁ。


4日(土) 自宅待機

 暑くなりそうな一日の始まりは愛犬の散歩から、出かけてみたら結構暑くて、愛犬はふうふうと舌を出しっぱなし。
 紫陽花が咲き出しているあぜ道があるあたりまで行きたかったけど、暑くて無理(犬が)、諦めて戻ることにしました。

 夕食の残りのおかずで軽く朝ご飯を食べてから家を出ました。
 お昼過ぎに会社に行かなければならないので、色々なお誘いにタイミング悪く答えることが出来ずに悲しい。

 仕事に行く前にお昼には少し早いけどど・みそ町田店@町田市原町田に立ち寄りました。
 隣の有名店は前回はガラガラでしたが、今日は来た時も帰る時も十人以上のお客さんが外待ちされていました。
 で、こちらも負けじとほぼ満席でテーブル席にまでお客さんがいる状況、このくらい混んでいるのが当たり前ですけど嬉しいですね。
 限定メニューのボタンの売り切れランプが消灯していることを確認してポチッとな、窓側に近い席で自然光が入ってきて気持ちいい席ですね。
 店長さんと店員さんの二人で目まぐるしく動きながら調理をされていて、京橋の本店や人形町店で鍛えられたんだなぁと眺めていました。
 他のお客さんが食べているメニューを見ていると、時たま限定メニューを食べているお客さんがいて、このペースだとお昼過ぎには限定数終了してしまうんじゃないかな。
 茹で上げた麺を氷水でしっかりと冷やし、冷やされた平皿に盛り付けて出来上がり。
 冷やしみそトマトチーズらーめん九百円、それではいただきます。
 お店のブログによれば『昨年の赤坂サカスにて開催された「最強ラーメン列伝 in サカス」の最終日に限定らーめんとして提供させていただいた「トマトみそチーズらーめん」をその後、冷やしバージョンとしてブラッシュアップし、京橋本店の日祝限定らーめんとしてご好評を頂いたメニューです。冷え冷えのベーススープにトマトソースをブレンドし、トッピングは冷製チキンのコンソメ煮、トマト&玉ねぎのみじん切り、ブロッコリー。クリームチーズソースと自家製バジルペーストがトマトソースに良く合います。食べ終わった後のスープにライスを入れて「トマトチーズリゾット」にして召し上がって下さい!!』とのこと。
 鶏肉が二切れで麺を覆うくらい大きめで厚さもありましたがしっかりと煮込んであって柔らかくて食べやすく、トマトスープと一緒に食べるととても美味しいです。
 やや平打ちの麺は冷やされていてもとても美味しい、ちょっと量が少ない気がしましたが、このくらいがちょうど良いのかも知れません。
 途中でパルメザンチーズとタバスコを掛けて味を変えていただきました。
 サラッと食べ終わり、サービスで付けられている半ライスをお願いしてリゾットにしてスープを食べきります。
 スープ、麺、トッピングと全て冷やされているので、暖かいご飯がちょうど良いというお客さんも多いと思いますが、冷やした洗い飯で冷たいのを維持したり、熱々にしてスープをもう一度暖めたり、と、ど・みそならではの工夫があったら面白いですね。
 ご馳走様でした、近いうちに朝ラーを食べに来ないとね。

 そのまま小田急線町田駅に戻って下北沢へ、下北沢から井の頭線に乗り換えて渋谷まで、続けての二軒目も数量限定で発売されているメニュー狙いです。
 以前は先頭車両に乗って渋谷に着いたら一番JRに近い改札から出てお店に向かいましたが、車両中程の階段を下って西口改札からお店に向かった方が近いことが発覚、ひょっとして常識なのか。
 蒙古タンメン中本渋谷@渋谷(渋谷区道玄坂)、先月から発売された海老ミソが今月も継続されてとても嬉しいです。
 継続は嬉しいけど30食限定、「夕方まで残っている」とか「30食と決めているわけではなくもう少し余裕があるらしい」とネット情報がありますが、確実を期すためにお昼までには食べに来ないとなりません。
 お店は外待ち四人と混み合っていて順番に並んで待ち、そんなに待たされずに店内へ、今日は店長さんは不在で倉井さんが店内をとりまとめていました。
 案内されたのは先月と同じカウンター中央の席、店員さんの動きがよく見えて出来上がりの待ち時間も気になりません。
 実際には七分ほど待って海老ミソラーメン七百五十円にチャーシュー二百円とチーズ六十円、それではいただきます。
 ちなみにトッピングのチーズは全本支店で発売されておらず、本店、池袋、新宿、そして渋谷のみです。
 前回も多いと感じたさっと茹でてある真っ青な青菜、今回も多いと感じましたがスープに浸して食べるととても美味しいですね。
 白味噌(今回も未確認)ベースのスープには豚バラや生姜がたっぷりと入っていて、大ぶりに刻まれた玉ねぎとコリッとした干しエビが美味しいです。
 通常のサッポロ製麺を食べ進めればサクッとしたむき海老が数個入っていて、こうやって入っているだけで「海老」と呼ぶんですね。
 チャーシューは一般的なチャーシューの厚さの倍はある感じで乗せる前にバーナーで炙ってありとても美味しいです。
 途中から粉チーズを合わせて食べてみるとスープのコクが増すので次回からは初めっからかき混ぜて食べたいですね。
 ご馳走様でした、来月は渋谷店開店二周年、新メニューの販売を強く希望します。
 お店を出たら店先に十人ほど並んでいて行列は角を超えています、凄いなぁ。

 会社に行って仕事、こんな真っ昼間に二時間だけってのもどうかと思うけど、調整しきれなかった自分が情けない。
 二時間といってもいったんトラブルと数時間では収まらないことも充分考えられるわけで。
 祈るように見守って無事二時間で終了、さて、帰るか。

 地元に着いたらまだ外が明るかったので、ラーメンの繁盛店2011年版の未訪問店を回ろうかとアイフォーンで到着時間を調べてみると片道一時間ほど。
 長めの信号待ちで何度か道を確認しながら向かったのは麺処くげ麺@藤沢市鵠沼海岸、去年オープンしたお店として紹介されていましたが、ネット情報によると無国籍料理屋さんからの業態変更とのこと。
 夜営業の開店直後の訪問で、戸を開けて中に入るとラーメン屋ではなく中華料理屋並の広い空間、カウンター席の椅子は背もたれが肩まであって、ついふんぞり返って寄りかかってしまいます。
 家族経営らしく店主さん、奥さん、店員さんと五人もの店員さんが仕込をしたり、所在なげにテーブルを拭いたりしています。
 挨拶を受けた後は特に声がかからなかったのでパウチのメニューを眺めます。
 醤油麺、味噌麺、藻塩麺、梅塩麺、辛味噌麺と揃っていてどれも美味しそうですが、ラーメン本に掲載されているメニューをオーダーしました。
 もう一度メニューを見たり、卓上の調味料を眺めたりしてお冷やが出てくるのを待っていたら出てきません。
 ひょっとして、と、店内奥に目をやると「お冷やはセルフサービス」の短冊が目に入り、近寄って見ると清水器からお冷やとお湯、それ以外に冷たいウーロン茶もサービスでした。
 いつも思うのですが、お冷やがセルフサービスでも全く問題ないし、忙しい時はお客さんが手伝ってもいいと思うけど、お客さんが少なくて手が空いている店員さんがいるなら出して欲しいなぁ。
 しばらく待って梅塩麺七百八十円、一般的な読み方は「ばいえん」ですがラーメン業界では「うめしお」です。
 説明書きによると紀州の南高梅を惜しげもなく使っているらしいですが、水菜が多すぎて梅肉が見えません。
 レンゲでスープを飲んでみると柔らかい塩味で、塩味に梅も溶け出していて美味しい、梅が上質なので酸っぱさがほどほどで食べやすいです。
 水菜の下には中華鍋でさっと炒められたモヤシとキャベツが盛り付けられて、その下に細麺、細麺が美味しいなぁ。
 麺を手繰ると時々梅肉が一緒にすくいあげられて、最後はスープまで飲み干してしまいました。
 ご馳走様でした、会計は店内奥なんですね。

 帰りも五十分ほどで帰宅、今日は子供がみんないるので早めに日記を上げて家飲みしますかね。


3日(金) 神保町の新店

 梅雨入りした途端に晴れることは良くあることで、今日は昨日とは十度以上高い気温の陽気とのこと。
 今日は金曜日だからタイミングさえ合えば一杯飲んで帰るつもりなので、バイクは家において最寄り駅まで歩いて行きました。

 午前中の仕事を終えてお昼、昨日は出遅れてしまったので食べられなかったけど今日はダッシュで向かってみると店外待ち十七人、このくらいなら何とかお昼時間に帰って来られそうな感じ。
 油そば三夢來(さむらい)@神保町(千代田区神田神保町)(ホームページ)、昨日オープンで明日までの三日間は「油そば(醤油)」と「冷つけ麺(トマト)」の二品に絞って二百食限定一杯百円オープンセールです。
 二十分ほど待って店内へ、手前が四席、奥に八席の厨房を囲むL字カウンターと、窓側に二人掛けのテーブルが四卓と全二十席です。
 券売機を見るとつけ麺は売り切れていて油そばのみ、タレの味が(フライヤーと違って)醤油と辛味噌あったので値段が高い辛味噌にしました。
 カウンター席は満席で、奥のテーブル席に直前に並んでいたお客さんと無条件に相席となりました。
 床に足が付かない高椅子に座って開店記念のフライヤーを見ると油そばとして醤油、辛味噌の二種類、つけ麺としてトマトと胡麻味噌、そしてラーメンと一通り揃っています。
 特製辣油と刻み玉ねぎは卓上に置かれているので無料ですが、ニンニク、おろし生姜は五十円、海苔、キュウリ、ネギ、メンマ、レタス、コーン、錦糸玉子、バルメザンチーズ、大葉、温玉が百円、チャーシュー、エビマヨ、キムチが二百円です。
 営業時間は十一時から二十三時の中休み無し年中無休、レモンハイやつまみメニューも用意されていて、表通りから一本入った裏通りなのでゆっくりと飲む人もいるかも知れません。
 食券を渡す時に並200gか大盛り400gが選べます、大盛り無料は油そばとつけ麺だけで、ラーメンは百円増しでした。
 出来上がりを待っていると先ずトッピングが乗せられた平皿が置かれ、キュウリ、レタス、大葉、メンマ、レタスと、かなり急いで盛り付けた感じです。
 「錦糸玉子が切れてしまって」と温玉がお椀に用意されました。
 続けて中華スープ、店員さんの説明では油そばと別に飲んで口の中のベタベタを流してもいいし、ドンブリに入れてラーメンっぽくしてもいいと言っていました。
 随分と待たされて三夢來流油そば(辛みそ)大盛り七百円がオープン記念で百円、並盛りは黒いドンブリですが大盛りは真っ白いドンブリです。
 厨房でもタレに麺を混ぜてくれていましたが、やはり自分でやらないと、と、エコ箸でかき混ぜ始めますが、エコ箸が滑って麺を上手く掴めません。
 かなりのタレと麺をかなり力を入れてかき混ぜて、そうだ忘れていたと卓上の辣油と酢を回しかけてかき混ぜるとさらに滑ってしまい。
 食べてみると「アレッ」と拍子抜けするほどさっぱりした感じ、なんか不思議な感じになって続けて食べてみましたが同じさっぱり感、今まで食べたことのない油そばです。
 ラーメンと同じようにどんどん濃厚に、どんどん豪華なトッピングに向かっていく油そばブームを横目で見ながら、「試作を重ね、辿り着いたヘルシーでガッツリとした『サラダ感覚』の油そば」とのこと。
 サラダまではいかないにしても他店では食べられない味わい、個人的に気に入ってしまいました。
 一通り味見をしたら平皿のトッピングをざっと入れ、刻み玉ねぎをたっぷり入れ、卓上に用意されていた三夢來流二味をたっぷりと振りかけてもう一度良くかき混ぜて食べるとさらに美味しい。
 美味しいけど、油そば覚え立てのお客さんや「油そば」という言葉からくる油っぽいイメージを期待しているお客さんには物足りなく感じるでしょう。
 でもね、誰かが作ってくれた道を歩いたのでは道を作った人を抜くことは出来ないわけで、自ら道を作ろうとすれば初めは受け入れられないわけで。
 まだまだ荒削りな部分はあるし、改良した方がいいところも散見されるけど、さっぱりした油そば(それも六百円台で)として世に問うのはとても素晴らしいことだと思います。
 途中で中華スープを飲んで、も、そんなにべたつかないタレなので中華スープの醤油味がしっかり分かります。
 大盛り(400g)はかなり量があったけど、気が付いたら食べ終わっていました、ご馳走様でした。
 食べ終わってお店の外に出ると「本日 200食 完売」の看板が立ててあり、バタバタとしながらもちゃんと売り切っていました。
 「ありがとうございました」と店員さんがお店の外まで出てきてくれたので、油そばのことやあんなことやこんなことをお話ししてお店を後にしました。
 お昼休みの時間がもっとあればもっとお話しできたんですけどね。

 午後はお客さんと打ち合わせをササッと済ませ、その後、来週に向けての資料を作ってから事務所を後にしました。
 昨日に引き続き金欠なので、通勤経路上のお店を探すと、行かねばならないお店を赤坂に発見しました。
 お店の最寄り駅は赤坂見附駅ですが半蔵門線永田町駅から歩けそう、実際に歩くと東京駅の山手線ホームと京葉線ホームより近いんじゃないかと思うほど。
 場所を勘違いして赤坂見附駅の西側の繁華街を十分ほど歩いてしましたが、四年前にこのあたりに飲みに来てラーメン屋が無くて困っていた頃から見違えるようなラーメン屋さんの数。
 地代の関係からか殆どが大手チェーン店ですが、個人店も頑張っていて、何かの機会に何軒か食べてみたい感じです。
 そして向かった先は天下一品赤坂店@赤坂(港区赤坂)、都内二十六店舗の十六店舗目、今年の天下一品祭りの打ち上げに向けて残り十店舗となりました。
 ラーメンだけ食べて帰ろうかと思ったけど、隣のカウンター席のお客さんがビールを飲んでいたので、ついうっかり頼んでしました。
 先ずは生ビール四百八十円、今夜は赤坂で一人お疲れ様会、つまみは麻婆豆腐二百八十円にしました。
 他にも二百八十円メニューとして、スタ皿、レンコン挟み揚げ、豚串カツ、冷しゃぶサラダ、メンマ、枝豆、冷や奴、キムチが揃っています。
 生ビールはしっかりとビールサーバーが管理されているようで美味しかったけど、麻婆豆腐は中華鍋を振ったようには感じられませんでした。
 ビールを飲み終わったところでラーメンを注文、天下一品のスタンダードメニューであるこってりとあっさり以外に味がさねも用意されていました。
 殆ど待たされることなくこってりラーメン七百円、ドンブリが到着されると同時に薬味ニンニクをお願いしました。
 先ずはそのまま食べてみるとかなりのこってりスープに思わずにんまり、天下一品なんてチェーン店だからどこの店で食べても同じ味、と思っていたのが昔のことのようです。
 メンマもコリコリしていて美味しく、チャーシューもスープによく絡んで美味しいですね。
 ネギをスープに沈めながら薬味ニンニクを大さじ一杯入れて良くかき混ぜると、美味しかったスープが自分好みの旨さになってホクホク顔。
 スルッと食べてしまってご馳走様でした。

 帰りも永田町まで戻って帰りました。


2日(木) 神保町の名店

 神保町でも探せば、いや、探さなくてもあじさいが見つかります。
 当たり前だけど桜の木だってあるし、秋には紅葉も楽しめることでしょう。
 今から楽しみです。

 本日開店のお店が神保町ビルのすぐ近くなので、少しお昼の時間を過ぎた時間に向かってみるとお店の前にお客さんが溢れかえっています。
 ここのところは新しいお店の開店初日に駆けつけることもあってこんなに人気店だとは全く知らず、すっかり甘く見ていました。
 もう、新店ダッシュは若いラーメンフリークに任せて、のんびりとお店を回るようにしないとね。

 で、アイフォーンで近くのお店を探して、おお、ここだここだと向かったのはラーメン北かま神保町店@神保町(千代田区神保町)(ホームページ)。
 以前から美味しいラーメンが食べられると聞いていて、秋葉原店でその話しを確かめて、順番が逆になってしまいましたが本店にやっと訪問しました。
 入ってすぐ右手に券売機、秋葉原店のゆったりした店内とは正反対の狭さ、席はまっすぐ奥に十席しかなく、食べている時は背中を通るお客さんが気になるほど。
 メニューはつけそばと中華そば、一般的な券売機のボタンは左から右へ「高く、豪華に」なっていく並びですが、北かまでは「安く、シンプルに」なっていく並びで、スタンダードメニューを食べたい私の指は券売機の前で泳いでしまいました。
 空いている席に座って食券を店員さんに渡し、お冷やを飲みながら出来上がりを待ちます。
 店内には「ツイッター始めました。ツイッターのサービスがあります」と貼り紙があり、そういえばそうだったとアイフォーンでフォローしていただいている北かまさんのツイートを探していたら、ラーメンが出来上がってきました。
 中華そば七百五十円、後で調べてみると食券を渡す時に<九条ネギ><海苔><大盛>のうちのひとつをお願いすれば良かったのか、まあ、いいか。
 スープを飲んでみると秋葉原店の鶏白湯と違ってスッキリしたトンコツ出汁、鰹節や宗田節などを合わせた魚介豚骨スープ、美味しいですねぇ。
 店内がもう少し明るくて広ければ友達を誘って食べに立ち寄りたい味わいです。
 他ではちょっと味わえないシャリッとした食感の縮れた細麺が美味しいんですよ、つけ麺は太麺になるけど、この細麺で食べてみたいですよね。
 柔らかくて美味しいチャーシューは三枚もあってお得感が溢れていて、穂先メンマは二本も入っていました。
 輪切りされた青ネギに板海苔が二枚、出すぎず引っ込みすぎずの綺麗にまとまったラーメンです。
 ご馳走様でした、10年後も同じようなスタイルで変わらずに営業されていることでしょう。

 午後の仕事をさっと済ませて帰るつもりがさっと終わらずにいつもの時間まで。
 今月は臨時支出ががあったのでボーナスが出るまで金欠、電車代を掛けてラーメンを食べに行かれなくて悲しい。
 まあ、通勤経路上のお店で夕飯にするかと、町田で途中下車しました。

 向かった先は蒙古タンメン中本町田@町田市、中本の本支店の中で町田店だけが「六月の限定メニュー」と書いてあって、今月は冷しラーメン。
 先月の限定メニューだった冷し味噌野菜は今月も続投、実は先々月の限定メニューだった蒙古ラーメンとサッポロ味噌も十八時以降であれば販売しています。
 と聞いていましたが、券売機をみると売り切れランプが点いていました(なぜだろ)。
 さらに、今月から町田店は定休日が無くなって年中無休の営業、頑張りますね、頑張りすぎでしょ。
 お店に着いたのは二十一時近かったのですが、店内満員で店内待ち四人の状況、見慣れた女性店員さんが配膳を頑張っていました。
 少し待って案内されたのは一番奥の席、おお、副店長さんが大きな中華鍋を振る音が聞こえる席です。
 鞄を置いてマイエプロンを用意しようとしたら「お待たせしました〜」とビール五百円と付け合わせ、おお、新宿店並に早いビール出しにびっくり。
 席に着いて先ずは一杯、今夜は町田で一人お疲れ様会、いやぁ、ビールが旨いと一人悦に浸っていると「お待たせしました〜」と男性店員さんが単品麻婆豆腐百二十円を運んできてくれました。
 どういう基準で盛り付けているのか分からないけど、今にも溢れてしまいそうなほどの麻婆豆腐、箸ですくって食べると激うま、次回からレンゲをもらわなければ。
 ビールを殆ど飲み、麻婆豆腐を半分ほど食べてから、本日三度目の「お待たせしました〜」と五目味噌タンメン九百五十円の麺少なめ、野菜大盛り六十円が運ばれてきました。
 ここ最近はずっと冷し味噌野菜でしたが、いかんせ、今日は寒いので暖かいラーメンにしたわけですが、逆にこれからは秋まではゴモミヤサイやきつくなりますね。
 先ずは野菜から、唐辛子が飽和点を超えて混ぜてあってもの凄く辛い先に野菜の旨味、食べるたびに思うけど、良くこんな料理を考え出して実現したよね。
 たっぷりの野菜をたっぷり食べてから麺、サッポロ製麺の太麺が旨いですねぇ。
 今日のスープはサラサラタイプでとても飲みやすく、レンゲでゴクゴクと飲み干す勢いでした。
 途中で残っていた麻婆豆腐を食べ、ビールを飲み干してご馳走様でした。
 今月は中本全本支店巡りが出来そうもないので、お気に入りのお店だけ行こうかな。


1日(水) 新宿店の限定

 いつもより早く起きられたのですが、ダイニングを見渡してもお弁当のおかずになりそうなものが見当たりません。
 今日は立ち食いそばにするかとそのまま早めに家を出ました。
 普通の勤め人は会社に着く時間から逆算して、家を出る時間、乗るバスの便、乗る電車が決まっているのでしょうけど、私は早く起きられたら早く家を出ます。
 朝ご飯を食べたくて神保町駅からちょっと距離があるお店を目指しましたが、何となく始業時間に間に合いそうもなくなってきたので、途中で目に付いた立ち食いお蕎麦屋さんに入りました。
 立科そば@神保町、外観からは立ち食いに見えましたが、カウンターのみ十席程度で椅子が用意されていました。
 先客一人でしたがそのお客さんも待たされている感じで、そのお客さんに提供し終わってから私の分のお蕎麦を茹で始めたので六分も待たされてしまいました。
 プラスチックの角盆に乗せられて提供された天ぷらそば三百六十円、かけそば二百七十円なのでかき揚げは九十円になります。
 店先のポスターや券売機に掲げられているお蕎麦の写真とだいぶ違う感じ、後から考えたら違うのは大きなワカメが乗せてあることだけでした。
 同じ麺類でもラーメンならレンゲが付いているのでスープから飲むことが多いのですが、レンゲの付いていないラーメンや日本蕎麦、うどんは必ずと言っていいほど麺から食べますね。
 卓上に食材や調理法のこだわりが書かれていたので、構えて食べてみると冷凍麺かと思うほど柔らかい茹で加減、そばの香りはちゃんとあるのに飛ばされてしまった感じです。
 東京の立ち食いそば屋の蕎麦つゆは醤油味が支配的になっていることが多いのですが、鰹節の香りがしっかりと感じられる美味しい蕎麦つゆ、これで熱々ならばなぁ。
 おそばを茹でている時間を上手く利用してかき揚げを揚げ、揚げたてを乗せてくれるお店を何軒か知っていますが、油が良く切れた揚げ置きのかき揚げがさらに蕎麦つゆの温度を下げます。
 昆布は身厚の日高昆布で見た目とは違って柔らかく食べられますが、一口分が大きすぎました。
 厨房の店員さんが開店から閉店まで調理されているわけではないでしょうから、違う時間帯を狙って食べに来たらまた違う味わいのおそばが味わえるかも知れません。

 神保町ビルで今日も叱られながら仕事、年齢関係なく仕事が出来る人は初めっから叱られることはないだろうし、仕事が出来ない人は一生叱られっぱなしでしょう。
 叱られたことは一つ一つ説明は出来るし、善後策も立ててあるし、起こりうるリスクに対して手も打ってあるけど、最後に上手くいっていればいいんじゃないかなと思って叱られるままにしてあって。
 どの現場のお客さんからも「アイツに任せておけば最後には何とかしてくれる」と高い評価をもらうんだけど、社内的には「アイツは何をやっているのか分からない」と評価が低くて万年カチョーですな。
 まあ、「なんでアイツはお客さんの評価が高いんだろう」と疑問に思ってよく考えない上司に評価されたくはないけどね。

 さて、月が変わって中本本支店では期間限定発売と称した今月の月替わりメニューが一斉に発売されましたが、今まで食べたことのあるメニューばかりでイマイチ食指が動きません。
 どのメニューも美味しいので順番に食べには行きますが、一番ですっ飛んでいく、という強い魅力は感じられません。
 そんな中で久しぶりの新作が販売された蒙古タンメン中本新宿@西新宿七丁目、お客さんが比較的少ない十五時から十九時までの四時間だけの販売です。
 ホワイトバランスがどこなのか分かりにくい写真付きのポップには「新宿時間限定メニュー かとう梅塩/イケメン加藤考案/塩味のスープに玉子焼き/梅肉でさらにさっぱりするよ/女性にも男性にもオススメです/辛さオフ(全く辛くない)」と書かれています。
 一般的に「梅塩」は「うめしお」と読み、塩に梅酢を合わせて作った塩っ辛くて酸っぱい塩のことですが、ラーメン業界では「ばいえん」と読んで「梅塩ラーメン」で検索すると塩ラーメンをウリにしているお店が何件もヒットしますね。
 と同時に、先月発売された中本風冷し中華である北極涼麺は今月も継続して発売されます。
 店内はちょうど満席で、部屋の隅っこに一人ポツンと立って待たされ、五分ほどして中本新宿店のワーストシートの角席へ案内されました。
 前情報が全くなかったのでどんなラーメンなのか楽しみに出来上がりを待っていると、お待たせしました、と、かとう梅塩(ばいえん)八百五十円、続けて定食百七十円が運ばれてきました。
 ニンジン、シイタケ、ニラ、細切りタケノコと一緒に火を通して薄く焼き上げた卵焼きが乗せてある中本風天津麺、玉子焼きの上には白胡麻が振りかけられ、刻まれた板海苔、そっと敷かれた大葉の上に梅肉が盛り付けてあります。
 レンゲで玉子焼きを少し割ってスープと共に飲んでみると、かなりとろみの強い湯麺のスープで、玉ねぎ、鶏もも肉、ニンニク、レンコンなどが合わせられています。
 辛さは全くありませんので、わざわざ中本で食べる意味がどれだけあるかという話になるんですけど、若い店員さんが一生懸命考えたメニューなので応援したくなりますよね。
 麺はいつものサッポロ製麺の太麺が一玉(約200g)、麺の大盛り(1.5玉)、特盛り(二玉)の増量が出来ます。
 しっかりと作ってあってとっても美味しいので一滴残らずスープを飲み干してしまいました。
 途中で食べた定食はご飯の量を間違えたのかと思うほど多く、マーボは味噌の味を強く感じました。
 ご馳走様でした、今月は毎週食べに来たいです。


2011年6月のこと 前月へ 戻る 次月へ