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【社会】

原発収益は賠償額下回る可能性 立命大教授、単価も割高

2011年6月28日 09時44分

 立命館大の大島堅一教授

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 東京電力がこれまでに原発部門で得た事業報酬(収益)は4兆円弱で、原発事故の賠償額はこれと同レベルか、賠償額に足りない可能性があるとの試算結果を、立命館大の大島堅一教授が28日までにまとめた。

 原発の電気は水力や火力発電より割高だとの試算結果も得られ、原発の根拠とされていた経済性への疑問が強まった形だ。

 東電の有価証券報告書を基に、原子力部門全体の報酬を試算すると、1970〜2007年度の累計が3兆9953億円と推計。賠償額は最低でも数兆円とみられ、8兆〜11兆円との試算もあり、原発事業の収益総額を上回る可能性もある。

(共同)
 

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