放射能汚染の焼却灰 屋内保管
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放射能汚染の焼却灰 屋内保管

6月28日 0時0分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京・江戸川区にあるごみの清掃工場で、一般ごみを焼却した灰から1キログラム当たり8000ベクレルを超える放射性物質が検出されました。東京都は、国と協議して、焼却灰を当面施設の屋内で保管することを決めました。

この清掃工場は、東京23区でつくる組合が管理する江戸川清掃工場で、家庭などから出る一般ごみを焼却して処理しています。組合によりますと、23日以降、ごみを焼却した際に出た灰について放射性物質を調べたところ、排ガスをろ過する集じん機から取り出した灰から1キログラム当たり9740ベクレルの放射性セシウムが検出されました。組合では、家庭ごみに付着した放射性セシウムが、収集されて焼却処理される過程で濃縮されたものとみていますが、排ガスに含まれる有害物質をろ過する過程で出たもので、施設の外に漏れる心配はないとしています。放射性物質を含む焼却灰の処理方法については、国が1キログラム当たり8000ベクレル以下のものは埋め立て処分できるとする基準を定めていますが、8000ベクレルを超えるものは、国が安全な処理方法を決めるまでの間、当面保管するよう求めています。これを受けて、東京都が国と協議した結果、焼却灰を清掃工場の屋内で一時的に保管する措置を取ることになりました。