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【静岡】

茶葉の規制値見直しを JA静岡中央会が農水省などに要請

2011年6月28日

 静岡県農業協同組合中央会(JA静岡中央会)の田代武満会長は27日、東京・霞が関の農林水産省で鹿野道彦農相と会い、荒茶や製茶など加工・流通段階にある茶葉の放射性物質の暫定規制値について、消費の実態に合った形に見直すよう要請した。

 政府は茶葉から検出される放射性セシウムの規制値を1キログラム当たり500ベクレルに設定。生茶葉を乾燥させた荒茶や販売前の製茶は濃度が上がり規制値を超えることがあるものの、実際にお茶として飲む場合は湯で薄めるため濃度は下がるとされ、生産地からは生茶葉と同じ値を適用するのは厳しすぎると反発の声が上がっている。

 田代会長は、風評被害も原発事故の損害賠償の対象とすることや、お茶の安全性について正確な情報を分かりやすく提供することも要求。鹿野農相は「真摯(しんし)に取り組みたい」と応じた。

 田代会長は、厚生労働や文部科学の両省にも同様の要請を行ったほか、枝野幸男官房長官にも要請文を手渡した。

 

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