2011年6月27日19時18分
経済産業省の原子力安全・保安院は27日、福井県敦賀市に職員を派遣し、河瀬一治市長や市議会全員協議会に、福島第一原発の事故を受けた敦賀原発の安全対策や国際原子力機関(IAEA)に提出した報告書の内容に理解を求めた。河瀬市長は「全国へ向けて説明会をしてもらいたい」と要望。議員らからは「敦賀原発1号機は老朽炉の福島第一原発より古く、市民は心配に思っている」などの声が出た。(高橋孝二)
東日本大震災で原発の「安全神話」は崩れた。北海道にも、道内の約4割の電力を供給している泊原発がある。防災対策はどうなっているのか。対岸で建設が進む青森・大間原発と、どう向き合うのか。