名古屋市バスが逆走　基幹レーン誤進入

　名古屋市は２７日、市バスが誤って対向の基幹バスレーンを２０秒間、２１０メートルにわたり逆走していたと発表した。対向車両が１台あったが先方が車線を変更して衝突は避けられた。乗客２５人にけがはなかった。

　市交通局によると、２５日午前９時２５分ごろ、男性運転手（４９）が運転する光ケ丘発名古屋駅行きの市バスが東区の赤塚交差点を直進したところ、誤って隣接する対向レーンに進入。中央分離帯で仕切られているため、次の芳野１丁目交差点までそのまま走行した。東署は道交法違反で捜査する。

　運転手は三重交通社員で、同社が運営を請け負う浄心営業所に所属。「気が付いたら反対レーンを走っていた」と話している。市交通局は２７日の報告で逆走を把握し、三重交通に速やかな報告を強く指導した。

　市交通局では２２日、営業運転中の市バスが時速１８キロの速度超過で愛知県警に摘発されたばかり。

（中日新聞）