東京中日スポーツ 55周年企画
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【大リーグ】建山は右封じ職人! 5戦0封 計12人被安打0だ2011年6月28日 紙面から 【アーリントン大城和美】35歳のオールドルーキーは頑張ってます−。レンジャーズ・建山義紀投手(35)が26日(日本時間27日)、メッツ戦で7回途中2番手で登板。2奪三振を含む三者凡退に仕留め、連続無失点試合を「5」に伸ばした。また東海大仰星高1年生時のクラスメートでオリオールズ・上原浩治投手(36)もレッズ戦で1イニング無失点。登板後はお互いツイッターでつぶやき合うなど、同級生コンビが切磋琢磨(せっさたくま)し続けている。 気温34度。テキサスの強過ぎる日差しを浴びながら、35歳のオールドルーキーがマウンドで躍動した。建山だ。 「右打者を抑えるというのが、ボクの基本的な仕事」。その言葉通り存在感を示した。4点ビハインドの無死一塁の場面。2番手としてマウンドに上がると、緩急自在の投球でメッツの主軸を手玉に取る。先頭の4番ベイには簡単に追い込んでから、最後は70マイル(約113キロ)の外角に沈むカーブで空振り三振。続く5番ヘアーストンにも同じ決め球で堂々の3球三振だ。 女房役のティーガーデンは「建山は左打者が苦手なのではないが、右打者に対してめっぽう強い。今日は特にカーブがさえていたね」と絶賛。最後もポーリーノを中直に仕留めるなど5日ぶりの登板の影響もなくこれで5試合連続無失点、計打者12人に被安打0だ。「メッツは結構早いカウントから振ってきていたから」。登板機会のなかった前日と前々日はブルペンで、建山はじっくり打者を観察。早打ちの特徴をつかみ細心の注意を払って封じ込んだ。 5月23日のメジャー昇格から1カ月が経過。当初は敗戦処理の起用が目立ったが、今や貴重な中継ぎ右腕の地位を確立しつつある。そんな建山にとって同級生・上原の存在も大きな刺激だ。メジャーの先輩としてアドバイスを受けることはもちろん、ツイッターでお互いつぶやき合う仲。この日の試合後も休養日の過ごし方について語り合うなど、良きライバルであり良き友人だ。 レンジャーズはきょう28日の休養日後、球宴休みまで試練の13連戦。それでも建山が気にする気配はない。「3Aで20連戦も経験した。連戦が続くことに対して厳しいとか思わないです」。頼もしい35歳のルーキーがレンジャーズの首位固めへ全力を注ぐ。 PR情報
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