オリ・北川全治６カ月　手術成功も今季復帰消えた

　２６日のロッテ戦（ＱＶＣマリン）で左アキレスけんを断裂したオリックス・北川博敏内野手（３９）が一夜明けた２７日、神戸市内の病院で手術を受けた。患部を縫合する手術は約１時間で無事成功したが、全治６カ月の診断で今季中の実戦復帰は事実上なくなった。

　主に「５番・ＤＨ」を任されていた北川の戦線離脱を受け、岡田監督はこの日の１軍指名練習に、３７歳坪井の合流を指示。北川に代わって、２８日の西武戦（京セラドーム）で今季１軍初昇格となる見込み。高代ヘッドコーチは「（右翼のベテラン）田口をＤＨで使ったり、森山とか坪井で外野をうまく回す。北川は不動のＤＨやったから。穴を完全に埋められることはないと思うけど、違ったタイプの打線になるだろう」と語った。

　借金完済を果たし、これからという時期に北川の抜けた穴はあまりにも大きい。それでも、“日替わり打線”で前を見て戦っていく。　（中谷秀樹）