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【プロ野球】楽天 何とか勝ったけど 星野監督「結果オーライ」2011年6月28日 紙面から
◆楽天2−1西武勝つには勝ったが、とても満足できない試合内容だった。試合後、楽天・星野監督が発した言葉が、それを如実に表していた。 「外国人は結果オーライだったがな。ただ、打点を挙げたのがアイツらだけとはどういうことや。両方ともチャンスのつぶしあいをしていた」 闘将の最も忌み嫌う言葉が、この「結果オーライ」だ。試合前のベンチでは「結果オーライの勝ちじゃダメだ。だからおととしは2位なのに昨年は最下位になる。だから同じミスを繰り返す」と声を大にした。勝つことは大事だが、喜び勇んでそこに潜んでいるはずの課題を見過ごしてしまうのが楽天ナイン。勝ってかぶとの緒を締められない。そこがチームの弱さでもあると考えているのだ。 しかし、結果オーライの試合だった。外国人トリオの活躍に救われて、何とか勝ちを拾えただけだった。1回にルイーズが先制打、追いつかれた後の9回にガルシアが勝ち越し打。最後は守護神・スパイアーが3人で抑えたが、日本人は空回り。特に6回は無死満塁のチャンスを生かせないなど、相変わらずの拙攻が続いた。 帰りのバスに向かう際には「(本当ならば)4連勝やぞ」と3度も繰り返した。交流戦明けの西武との4連戦はいずれも先制したが、2勝2敗。24日の初戦はスパイアーがサヨナラ被弾し、26日の3戦目は松井稼の2度の守備のミスが失点につながった。会心の勝利を目指して星野監督が地道なチーム改革が目指しているが、険しい道のりが続いている。 (鶴田真也) PR情報
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