「大相撲名古屋場所番付発表」(27日)
横綱白鵬(26)=宮城野=にハードスケジュールが組まれた。場所初日2日前の7月8日に伊勢神宮への参拝と奉納土俵入りが決定したことを相撲協会が27日、発表した。場所2日前まで出稽古を行い7連覇を達成した先場所のような、場所直前の追い込み稽古はできなくなった。
八百長問題で春巡業の際の参拝が中止となった代替とはいえ、急な決定だ。師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)は「行くのは仕方ないが8月でもよかったのでは…」と恨み節。ただ、白鵬は「その分、しっかり稽古をやっていきたい」とさほど気にしていなかった。
今年から名古屋で新たな部屋のファンクラブが誕生し、7月3日には発足式が開かれる。昨年の名古屋場所は野球賭博問題を受け、賜杯授与が自粛され悔し涙を流したこともあり、「ぜひ、応援してくれる方に賜杯を抱く姿を見せたいと思っています」と力強く朝青龍を抜く史上最多の8連覇を宣言した。
半年ぶりの本場所で新番付を手にし「久しぶりの番付だなあ。いつも通りというのがうれしい」としみじみ。懸賞金が復活するため、温め続けてきた懸賞金を被災者支援に充てるプランも実行できる。急な日程変更も白鵬にはささいな障害かもしれない。
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