事件【臓器売買】徳洲会病院を捜索へ 医師妻「養子縁組縁組伝えた」2011.6.28 04:00

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【臓器売買】
徳洲会病院を捜索へ 医師妻「養子縁組縁組伝えた」

2011.6.28 04:00

 生体腎移植をめぐる臓器売買事件で、警視庁組織犯罪対策4課は27日、臓器移植法違反容疑などで逮捕した内科医院「堀内クリニック」院長、堀内利信容疑者(55)らの関係先として、愛媛県の宇和島徳洲会病院を28日にも家宅捜索する方針を固めた。同病院では平成18年にも臓器売買事件があり、捜索は2度目。

 また、1千万円の授受が行われた疑惑がある同病院の移植手術について、堀内容疑者の妻、則子容疑者(48)が同課の調べに、執刀医(38)を名指しして「夫の臓器移植のために臓器提供者と養子縁組を行ったことを伝えた」という内容の供述をしていることも27日、捜査関係者への取材で分かった。

 執刀医は事実関係を否定しているが、臓器移植法では臓器売買を知りながら手術を行うことに罰則を設けており、同課では執刀医が臓器売買を認識していたか、今後の捜査で慎重に見極める。

 捜査関係者によると、則子容疑者は「昨年7月の手術前に執刀医と面会した際に、暴力団組長に臓器提供者の男性を用意してもらって養子縁組を結んだことを伝えた」などと供述しているという。執刀医は同病院の万波誠医師(70)とともに移植手術を行った。

 事件をめぐっては、堀内容疑者が、別の住吉会系組員に1千万円を支払って臓器提供者を探すよう依頼した容疑で逮捕されている。

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