'11/6/28
浜田氏の地元「議員辞めろ」
自民党の浜田和幸参院議員(鳥取選挙区)が菅内閣の政務官就任を打診され、離党して要請に応じる意向を示した問題で、同党鳥取県連の山口享会長は「唐突、軽率で、自己本位の行動。政務官を受けるなら議員を辞職し、1人の評論家として受けるべきだ」と批判した。
浜田氏は米国戦略国際問題研究所などを経て昨年7月の参院選で初当選。党県連の組織を挙げて戦い、先行していた民主党候補を破った。選挙戦では民主党の「ばらまき政策」を激しく攻撃していた。
浜田氏からは党県連に説明や意思表示はなかったとし、民主党にも「自らの公認候補を破った者を受け入れるとは理解できない」と不信感を表した。
東日本大震災の本格復興へ向けて与野党の協力が求められている時だけに、山口会長は「円滑な政権運営どころか逆の方向に走る可能性もある。その責任は大きい」と指摘した。