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'11/6/28

「保命酒」海外売り込みへ

 福山商工会議所(福山市)は本年度、福山市鞆町に江戸時代から伝わる特産の薬味酒「保命酒」を海外へ売り込む調査を始める。醸造メーカー4社と協力し、フランスと韓国で市場調査をする。地域で優れた技術のブランド化を促す国の「JAPANブランド育成支援事業」に認定された。

 保命酒は、みりんにさまざまな薬草を漬け込んだリキュール。甘口の健康酒として古くから重宝されてきた。支援事業では、健康志向の高い海外市場のニーズや酒に関する規制を踏まえた販売戦略を練る。同時に、保命酒のうまみや香りを生かした菓子など新商品開発の準備も進める。

 鞆町内で醸造を続けている4社や福山市、広島県とともに7月に委員会を発足する。日本食の知名度が高く、食前・食後酒の習慣があるフランス、薬酒文化を持つ韓国をメーンターゲットに設定。9月にソウル、11月はパリで市場調査を行う。




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