2008.09.11 Thursday
アルバイト その2。
前回に引き続きアルバイトのお話です
印象に残っているアルバイト。もう一つはいわゆる<着ぐるみ>です。
これは大学の壁に貼ってあった募集を見て単純に『面白そう』
と興味をそそられてこれまたちょうどバイトを探していた友人と2人で
始めました。
<着ぐるみ>というとよく街中でかぶりものをして子供相手に風船
を配ったりする、あれでしょ?!と軽い気持ちで始めたのですが。。。
初めての仕事はなんとキャラクターショーのミュージカルという
ものでした
そのキャラクターとはズバリ<セーラームーン>
そう。『月にかわってお仕置きよ』のあれです
このときこの会社でセーラームーンのミュージカルを同時期に2箇所
で行う企画があり急遽メンバーを募ったとのこと。
そんなこととは知らない私達は突然未知の世界へ引き込まれかなり
戸惑いました
第一、セーラームーンという名前こそ知っていたものの「じゃあ、あなた
は身長があるから<セーラージュピター>ね」と言われた
ところで「はあ。。。じゅぴたあ。。。???」といった具合です
ちなみに<ジュピター>とはちょっぴり男の子っぽい性格の活発な
女の子ですね。
<プリキュア>でいうところの<キュアルージュ>といったところで
しょうか?。。。って小さい女の子をお持ちのお母さんにしか分からない
ですかもしくはその方面がお好きな方とか当時もいました。デパートの屋上でのショーのときに子供を押しのけ最前列を確保し
一眼レフを構える方々が
過去そういった方に<セーラーマーズ>(女の子オーラ全開のキャラですね)が舞台から連れ去られそうになったとかいう話も…
話がそれましたがそういうわけで晴れて<ジュピター>に任命された
私。かなり厳しい状況でした
ただでさえ着ぐるみ初体験な上に初めての仕事がミュージカルですよ
着ぐるみといっても動物のようにもこもことしているわけではなく
結構生身に近い状態なので動きがごまかせません
会場はちゃんとしたホール(このときは富山まで行きました)なので
大きな動きが要求されます。普段の動きだと全然動きがわからないのです
今までこのショーをやっていたメンバーは他の場所で公演をするので
富山公演のための即席メンバーが結成されたわけですがずっとこの
キャラをやっていた人からすれば役に思い入れもあるので自分と同じ
だけのことをやってくれないと納得してくれません
かくして本番にむけて猛特訓が始まったのです
女の子向けのショーとはいえ<美少女戦士>が悪者と戦うのです
当然のことながらアクションシーンも満載
もともと運動が苦手な私に、回し蹴りをしろだの側転しろだの言われて
もそりゃ無理ってもんです
連日のように集まってはアクションシーンの練習をし、時には体育館
を借りてマット運動なんてことも。。。
この会社は割とアクション系を売りにしていることもあって在籍している
人は元体操部とかバレエ経験者とかばかりでみんな当然のように
側転やら倒立前転やらを軽々こなしていくのですが体育の授業くらいで
しかそんなことはやったことはない私は四苦八苦
今思えば練習期間はバイト代が出るわけでもないのになんでこんなに
必死にやっていたんでしょうねー
このあたりが私の変に生真面目なところといいますか、やるといった
からには途中でやめることができないんですよね
ただ単にはっきり断れないだけ、なのかもしれませんが。
アクション以外にも問題は山積みです
そうです。ミュージカルということは踊らなければいけません
小さいころからピアノやバイオリンを習わせてもらっていたのですが
その甲斐なく音痴な上リズム感もないのは何故
この仕事の中だけでも5〜6曲の踊りのシーンがあったでしょうか。
しかもそのうち1曲は新体操のリボンを使ったものです。
まー、見所満載のミュージカルですわ
そうして毎日のようにアクションの練習、踊りの練習に加え、声優さん
の声に合わせての動きの練習。。。我ながらよく頑張りました
そしていよいよ迎えた本番
本番では音響や照明もついてまさに発表会気分でした
私(ジュピター)の必殺技<シュープリームサンダー!>のときには
『ブシュー』と派手な紙ふぶき入りの煙まで出たし(笑)
とは言えやはり素人。(このチームで初着ぐるみは私と友人だけで
あとは経験者だったのですがセーラームーンの仕事はみんな初めて
でした)
初回の舞台をビデオでチェックすると動きやタイミングなど反省点も
多く公演の合間に何度も練習しなおしました
1日2公演、3日間だったのですが最後のほうは素人にしてはなかなか
の出来!?だったのではないかと思います
やはりこれだけ努力してきたことですから終わったあとの充実感は
とてもありましたね
そして<セーラームーン>自体はもちろん自分の役にはとても愛着が
湧きました
その後もデパートの屋上やイベント会場などでセーラームーンショー
を何度かやりましたがやはり本格的にこの世界に足を踏み入れるまでには
到らず、バイトは終わりを迎えました
着ぐるみのバイトはやってもミュージカルまで経験することはなかなか
ないのではないかと思います。
そういった意味でもこのバイトは貴重な経験でしたねー
ひとつ悔やまれるのがこのときのミュージカルを撮ったビデオテープ
を紛失してしまったこと
帰広して何度か見たことはあるので実家のどこかにあるとは思うのです
がいまだ発見されず
現在<プリキュア>に夢中の巧ちゃん
是非ビデオを見せて「お母さん、ほんとはセーラージュピターだった
んだよ」と母の正体を打ち明けたらどんな反応を示すか興味深々なの
ですが
ちなみに巧ちゃんは私の正体は<熊殺し>だと思っているようです
何からそうなったのかははっきりと覚えてないのですが…
山道を車で走っているときに夫が「熊がでたらお母さんがやっつけて
くれるよ。お母さんは<熊殺し>だから」と言ったのが始め
だったか(確かこのとき私も「そうよ。前に熊がいっぱい出たときもお母さんがちぎっては投げ、ちぎっては投げ。。。」と話を合わせたような)、夫が「お母さんは熊を殺せるくらい強いんだだからお父さんもやられるよ」と言ったのが始めだったか…とにかく夫の一言です
それ以来巧ちゃんの中でお母さん=熊殺しが定着したみたいで、先日
保育園の先生から「最近巧ちゃんが『おかあさんは<くまごろし>よ!』って言うんですが。。。???」って言われてしまいました
巧ちゃん、お母さん悪者と戦って世の中の平和は守れても残念ながら
熊は殺せないのよ。。。
印象に残っているアルバイト。もう一つはいわゆる<着ぐるみ>です。
これは大学の壁に貼ってあった募集を見て単純に『面白そう』
と興味をそそられてこれまたちょうどバイトを探していた友人と2人で
始めました。
<着ぐるみ>というとよく街中でかぶりものをして子供相手に風船
を配ったりする、あれでしょ?!と軽い気持ちで始めたのですが。。。
初めての仕事はなんとキャラクターショーのミュージカルという
ものでした
そのキャラクターとはズバリ<セーラームーン>
そう。『月にかわってお仕置きよ』のあれです
このときこの会社でセーラームーンのミュージカルを同時期に2箇所
で行う企画があり急遽メンバーを募ったとのこと。
そんなこととは知らない私達は突然未知の世界へ引き込まれかなり
戸惑いました
第一、セーラームーンという名前こそ知っていたものの「じゃあ、あなた
は身長があるから<セーラージュピター>ね」と言われた
ところで「はあ。。。じゅぴたあ。。。???」といった具合です
ちなみに<ジュピター>とはちょっぴり男の子っぽい性格の活発な
女の子ですね。
<プリキュア>でいうところの<キュアルージュ>といったところで
しょうか?。。。って小さい女の子をお持ちのお母さんにしか分からない
ですかもしくはその方面がお好きな方とか当時もいました。デパートの屋上でのショーのときに子供を押しのけ最前列を確保し
一眼レフを構える方々が
過去そういった方に<セーラーマーズ>(女の子オーラ全開のキャラですね)が舞台から連れ去られそうになったとかいう話も…
話がそれましたがそういうわけで晴れて<ジュピター>に任命された
私。かなり厳しい状況でした
ただでさえ着ぐるみ初体験な上に初めての仕事がミュージカルですよ
着ぐるみといっても動物のようにもこもことしているわけではなく
結構生身に近い状態なので動きがごまかせません
会場はちゃんとしたホール(このときは富山まで行きました)なので
大きな動きが要求されます。普段の動きだと全然動きがわからないのです
今までこのショーをやっていたメンバーは他の場所で公演をするので
富山公演のための即席メンバーが結成されたわけですがずっとこの
キャラをやっていた人からすれば役に思い入れもあるので自分と同じ
だけのことをやってくれないと納得してくれません
かくして本番にむけて猛特訓が始まったのです
女の子向けのショーとはいえ<美少女戦士>が悪者と戦うのです
当然のことながらアクションシーンも満載
もともと運動が苦手な私に、回し蹴りをしろだの側転しろだの言われて
もそりゃ無理ってもんです
連日のように集まってはアクションシーンの練習をし、時には体育館
を借りてマット運動なんてことも。。。
この会社は割とアクション系を売りにしていることもあって在籍している
人は元体操部とかバレエ経験者とかばかりでみんな当然のように
側転やら倒立前転やらを軽々こなしていくのですが体育の授業くらいで
しかそんなことはやったことはない私は四苦八苦
今思えば練習期間はバイト代が出るわけでもないのになんでこんなに
必死にやっていたんでしょうねー
このあたりが私の変に生真面目なところといいますか、やるといった
からには途中でやめることができないんですよね
ただ単にはっきり断れないだけ、なのかもしれませんが。
アクション以外にも問題は山積みです
そうです。ミュージカルということは踊らなければいけません
小さいころからピアノやバイオリンを習わせてもらっていたのですが
その甲斐なく音痴な上リズム感もないのは何故
この仕事の中だけでも5〜6曲の踊りのシーンがあったでしょうか。
しかもそのうち1曲は新体操のリボンを使ったものです。
まー、見所満載のミュージカルですわ
そうして毎日のようにアクションの練習、踊りの練習に加え、声優さん
の声に合わせての動きの練習。。。我ながらよく頑張りました
そしていよいよ迎えた本番
本番では音響や照明もついてまさに発表会気分でした
私(ジュピター)の必殺技<シュープリームサンダー!>のときには
『ブシュー』と派手な紙ふぶき入りの煙まで出たし(笑)
とは言えやはり素人。(このチームで初着ぐるみは私と友人だけで
あとは経験者だったのですがセーラームーンの仕事はみんな初めて
でした)
初回の舞台をビデオでチェックすると動きやタイミングなど反省点も
多く公演の合間に何度も練習しなおしました
1日2公演、3日間だったのですが最後のほうは素人にしてはなかなか
の出来!?だったのではないかと思います
やはりこれだけ努力してきたことですから終わったあとの充実感は
とてもありましたね
そして<セーラームーン>自体はもちろん自分の役にはとても愛着が
湧きました
その後もデパートの屋上やイベント会場などでセーラームーンショー
を何度かやりましたがやはり本格的にこの世界に足を踏み入れるまでには
到らず、バイトは終わりを迎えました
着ぐるみのバイトはやってもミュージカルまで経験することはなかなか
ないのではないかと思います。
そういった意味でもこのバイトは貴重な経験でしたねー
ひとつ悔やまれるのがこのときのミュージカルを撮ったビデオテープ
を紛失してしまったこと
帰広して何度か見たことはあるので実家のどこかにあるとは思うのです
がいまだ発見されず
現在<プリキュア>に夢中の巧ちゃん
是非ビデオを見せて「お母さん、ほんとはセーラージュピターだった
んだよ」と母の正体を打ち明けたらどんな反応を示すか興味深々なの
ですが
ちなみに巧ちゃんは私の正体は<熊殺し>だと思っているようです
何からそうなったのかははっきりと覚えてないのですが…
山道を車で走っているときに夫が「熊がでたらお母さんがやっつけて
くれるよ。お母さんは<熊殺し>だから」と言ったのが始め
だったか(確かこのとき私も「そうよ。前に熊がいっぱい出たときもお母さんがちぎっては投げ、ちぎっては投げ。。。」と話を合わせたような)、夫が「お母さんは熊を殺せるくらい強いんだだからお父さんもやられるよ」と言ったのが始めだったか…とにかく夫の一言です
それ以来巧ちゃんの中でお母さん=熊殺しが定着したみたいで、先日
保育園の先生から「最近巧ちゃんが『おかあさんは<くまごろし>よ!』って言うんですが。。。???」って言われてしまいました
巧ちゃん、お母さん悪者と戦って世の中の平和は守れても残念ながら
熊は殺せないのよ。。。