2011年6月4日20時5分
津波で浸水した畑で塩分に強いトマトを栽培し、農地の復興につなげる試みが宮城県岩沼市で始まった。4日、東京から来たボランティア47人が、約500株の苗を植えた。
岩沼市は総面積のほぼ半分が浸水し、田畑1240ヘクタールが塩水につかった。トマトは塩分が多い土壌でも育ち、熊本県の干拓地で栽培されたものは味の濃い「塩トマト」として知られている。市は塩トマトの栽培を復興策の一つに位置付け、4日は市内2農家の計20アールに苗が植えられた。
岩手県陸前高田市矢作地区の田畑16ヘクタールでも4日、塩害に強いトウモロコシとヒマワリの種まきがあり、住民ら約300人が参加した。トウモロコシなどは田畑の塩分除去効果があるという。
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