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国際

韓国が水産物原産地表示義務付け 原発事故で日本産敬遠

(06/25 10:12)

 【ソウル青山修二】韓国農林水産食品省は来年2月から、ヒラメなど6種の水産物を使った料理を提供する飲食店に対し、原産地の表示を義務付ける制度を始める。福島第1原発事故で放射性物質による汚染を心配する消費者の声に応えるのが主な目的だ。

 対象は、ヒラメのほか、クロソイ、マダイ、ウナギ、ドジョウ、タコ。韓国では、原発事故以降、消費者の韓国産志向が高まっており、日本産なのに韓国産と偽る事例が多いとみられる水産物を選んだ。表示しなかった店は、最高100万ウォン(約7万5千円)の罰金が科せられる。

 虚偽表示については、取り締まる法律がすでに施行済みで、3年以下の懲役または3千万ウォン以下の罰金となっている。4月上旬には、韓国南西部の群山で、日本産のタイを地元産と偽って販売しようとした刺し身店の店主が摘発された。

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