経団連は27日、インターネット通販大手の楽天から提出されていた退会届を同日付で受理したことを明らかにした。楽天の三木谷浩史社長は先月、短文投稿サイトのツイッターに「電力業界を保護しようとする態度が許せない」などと書き込み、今月23日付で退会届を郵送していた。
経団連の米倉弘昌会長は27日の講演で「経団連はある産業の利益団体ではない。日本経済や国民生活向上のための政策集団だ。(楽天には)かなり誤解があるのではないか」と述べ、楽天の主張に反論した。
楽天は04年に経団連へ入会。退会の理由として「製造業などの業態の違う企業が多く、方向性や哲学が違う」とも説明していた。
毎日新聞 2011年6月27日 19時22分