現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. その他・話題
  5. 記事

海水浴場の放射線基準、飲料水より厳格に 環境省方針

2011年6月23日3時35分

印刷印刷用画面を開く

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 環境省は22日、レジャー客が遊泳する海水浴場や河川、湖での放射性セシウムの基準を「水1リットル当たり50ベクレル以下」とする方針を固めた。飲料水の基準値200ベクレルよりも厳しい。23日にも原子力安全委員会に示し、今月中に都道府県に通知する予定だ。

 基準づくりにあたって当初は、飲料水の基準を適用することを想定していた。しかし専門家から「レジャーでの被曝(ひばく)はなるべく抑えるべきだ」との指摘を多く受け、厳しく設定した。

 水中のセシウムが1リットル当たり50ベクレルの海や湖で、毎日5時間泳いだ場合を想定。水を1日当たり1リットルのみ込み、皮膚を通して体内に入ったとしても、夏の2カ月間の被曝量は0.1ミリシーベルト以下になるという。

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

大災害に強い土地や建物の条件は? 震災後の徹底検証で明らかになった新しい評価基準は?

原発から遠く離れた地点で基準値超えの放射性物質が。果たして汚染はどこまで広がっている?

震災前には気づいていなかった…。3・11後、気持ちをカタチに変えた男女の心理を追う。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介