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2011-03-14

GoogleマップをオフラインでiPhoneで使う。ネットが使えなくなった時のためにGalileo Offline Mapsの使い方

大変便利なiPhoneの標準マップですが、インターネット回線が必須です。iPhoneでも読み込んだデータを一時的に保存するキャッシュ機能はありますが、オフラインで使えるほど保存されるわけではありません。AndroidではGoogle純正アプリでもオフライン機能がかなり使えるようですが、iPhoneではインターネットがないとほぼ使えない状態です。

そこで、Galileo Offline Maps というiPhoneアプリと Mobile Atlas Creator というパソコン用ソフトを使い、iPhoneでもオフラインGoogleマップを使えるようにしてみました。GPSで現在地の表示も可能で、iPod touchiPad でも使用できます。手順はWindowsを使って行いましたが、ソフトはMacにも対応しています。

インストール

  1. まず、Galileo Offline Maps をiTunesから入手します。このアプリは無料ですが、オフラインマップを利用するためにアドオンを購入する必要があります。有料で230円です。Galileo Offline MapsをiPhoneインストール後、起動させ、右下「Settings」から「More Featues」を開き、「Import Maps from PC」からアドオンを購入します。$230.00と表示されていますが、次に進むとiTunesのウィンドウで230円と表示されます。これで、iPhoneの準備はおしまいです。
  2. パソコンを使い Mobile Atlas Creator をインストールします。下記2.のサイトを開き、「Download」の下、「Latest stable version」をクリック、パソコンの任意の場所へダウンロードし、解凍インストールしてください。パソコンによってはJAVA Runtimeをインストールを促されますので合わせてインストールしてください。
  3. 完了後、Mobile Atlas Creator を開き、下記3.のSQLiteJDBC というサイトから「sqlitejdbc-v056.jar」をダウンロード解凍、中身をすべて Mobile Atlas Creator をインストールしたフォルダにコピーしてください。その後、Mobile Atlas Creator を再起動してください。この作業は、操作の途中で「SQLite」に関するアラートが出た場合にのみ必要ですが、面倒であればやっておいていいと思います。
    1. Galileo Offline Maps iPhone/iPad app http://www.galileo-app.com/
    2. Mobile Atlas Creator http://mobac.dnsalias.org/
    3. SQLiteJDBC http://www.zentus.com/sqlitejdbc/

設定とマップデータのダウンロードiPhoneへ取り込み

  1. Mobile Atlas Creator を起動し、左側最上部にある「Map Souce」をGoogle Mapsにするとマップが右側に表示されます。マップを左ドラッグで範囲指定、右ドラッグで移動、ホイールで拡大/縮小が可能です。オフラインで使用する場所を指定し、左側の「Zoom Levels」でズームレベルを選択してください。数値が大きくなるほど詳細になりますがデータ量も飛躍的に増大します。Galileo Offline Maps では17までしか利用できません。17-0をチェックし山手線内くらいの範囲で150MB程度です。コツはあまり大きな範囲にせず、名前を変えて小分けに作成することです。東京都全域をしてするとダウンロードに何時間もかかってしまいデータ量も大きくなってしまいます。
  2. 左側「Atlas Content」にある「Name」に半角英数で名前を付けます。「Clear」を押し、上にある青丸に名前が反映されたら、次に「Add selection」を押すと青丸の下にレイヤーが作成されます。
  3. 左側「Atlas settings」の「Format」は「RMaps_SQLite」を選択、「Saved profiles」は先ほど付けた名前で大丈夫です。入力後「Save」しておくと便利です。
  4. その下にある「Settins」を開き、「Display」をMetric、「Map sources」の「Google Maps」のLanguageを「ja」と入力、「Map size」を最大の「1048575」、「Directories」にデータ保存先、などを設定します。
  5. ここまで終えたら、左側「Create atlas」をクリックすることで、マップデータのダウンロードが始まります。データは「Directories」で指定した場所に保存されます。ファイル名は「Custom *******.sqlitedb」で、「****」は「Saved profiles」で付けた名前です。
  6. ダウンロードが完了したら、iPhoneとパソコンを接続し同期させます。iTunesから自分のiPhoneを開き、「App」の下の方にある「ファイル共有」でGalileo Offline Maps を選択、その右側にダウンロードしたマップデータをドラッグすることでiPhoneに取り込まれます。
  7. iPhoneからGalileo Offline Mapsを起動、右下「settings」を開き、「Map」から自分で入れたマップを指定しすることで、オフラインGoogleマップが使えるようになります。

転ばぬ先の杖ということで、インターネットが使えなくなる前に、準備しておくと便利だと思います。標準アプリのようにルート検索は使用できませんが、非常事態を思えば、かなり重宝すると思います。オフライン用のデータは大きめになりがちなので、範囲を絞って試しながらいくと時間も節約できます。

もっと良い方法があるかもしれませんが、とりあえず使えるレベルにはなると思います。以下のページを参考しました。わからないところなどは、複合的に調べていくことで解決できると思います。

リンゴ計算機が好き » Blog Archive » iPod touchでOfflineで地図を表示させるには

iPod touchのオフライン地図:Galileoを使う ─データ作成編─ « Psycho-Delicious::Blog

2011年3月18日22:40追記:MapFan for iPhone が期間限定で無料になっています。無料となる期間は不明なので、早めにダウンロードされることをおすすめします。容量が大きいためダウンロード時間やiPhoneの空き容量などに注意が必要です。

MapFan for iPhonehttp://itunes.apple.com/jp/app/mapfan-for-iphone/id354667360?mt=8

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