放射能、ジェット気流で欧州に=1日3000キロ移動―九大などシミュレーション
時事通信 6月22日(水)17時8分配信
福島第1原発事故で放出された放射性物質は、上空を流れるジェット気流に乗って欧州まで到達したと、九州大応用力学研究所の竹村俊彦准教授らの研究グループが22日、発表した。グループは「放射性物質は各国に広がったが、低いレベルで影響は限定的」としている。
グループは黄砂の飛散などを予測する手法を使い、放射性物質の流れをコンピューター上でシミュレーションした。
その結果、放射性物質は3月14、15日ごろ、東日本を通過した低気圧による上昇気流で、高度約5キロの対流圏に巻き上げられた。
対流圏を流れるジェット気流に乗り、東に1日約3000キロ移動。日本時間同18日には米国の西海岸、同20日にアイスランド、同22日には欧州各国に到達した。
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最終更新:6月22日(水)17時9分
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