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浜田参院議員:政務官就任、元「参院のドン」がつなぎ役

政務官への就任問題で会見する浜田和幸参院議員=参議院議員会館で2011年6月27日午前11時52分、木葉健二撮影
政務官への就任問題で会見する浜田和幸参院議員=参議院議員会館で2011年6月27日午前11時52分、木葉健二撮影

 引き抜きの対象となった自民党の浜田和幸参院議員が「離党届提出、総務政務官就任」という行動に踏み切ったのは、亀井氏に近く、「参院のドン」とも呼ばれた村上正邦元自民党参院議員会長の存在が大きかった。浜田氏が27日午前の記者会見で明らかにした。

 村上氏は22日、全自民党参院議員に「党議拘束に縛られず、良心に従って政治意思を表明すべきだ」などと訴える文書を配布。「大変感銘を受けた」という浜田氏はその後、東京都内で村上氏と会談し、アドバイスを求めた。

 浜田氏は村上氏と親しい男性が主宰する月刊誌に参院議員就任前からたびたび寄稿。自民党関係者は「この人脈が今回の引き抜きにつながった」と解説する。同党幹部は「前からポストに釣られやすい人だった」と切って捨てた。

 浜田氏によると、26日午後に電話で枝野幸男官房長官から政務官就任の打診を受け、同夕に会って検討することを伝えた。27日は国会内での会見の後、参院自民党幹部、所属する伊吹派幹部らを訪ね、経緯を説明した。

毎日新聞 2011年6月27日 20時20分(最終更新 6月27日 22時01分)

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