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【静岡】被災者に新茶で癒やし 島田市長が大船渡市の仮設住宅を訪問2011年6月27日
島田市の桜井勝郎市長は26日、岩手県大船渡市を視察に訪れ、仮設住宅で暮らす被災者に新茶を贈った。 桜井市長が被災地を訪れるのは、宮城県気仙沼市、福島県南相馬市に続き3度目。特に被害が大きい東北3県の被災者を、茶どころの自治体として癒やすのが目的。避難所では呈茶も行った。 人口約4万人の大船渡市は325人が死亡、127人が行方不明。建物は全・半壊計3629戸の被害を受けた。震災から3カ月たち、当初約600カ所あった避難所も今は23カ所、避難者は746人になった。市は1800戸分の仮設住宅整備を急ぎ、6割は完成し、入居している。 桜井市長らは、旧県立大船渡病院跡地で、最初に建てられた仮設住宅72戸を訪問。茶娘姿の女性職員らと1軒ずつ訪ね、新茶と急須、湯のみのセットを手渡すと、お年寄りが多い被災者は大喜びだった。 自宅が流され3世代6人で暮らす国広武子さん(72)は「2カ月親類宅に世話になり、入れた。狭くてもわが家。本当に良かった」と話し、「お茶はよく飲むが、まだ新茶を買いにも行ってない。本当にうれしいし、遠い静岡からありがたい」と感謝していた。 (浅野宮宏) PR情報
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