放送予定

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2011年 6月27日(月)放送
ジャンル:社会問題 災害 教育

震災遺児をどう支えるか

(NO.3063)

内容紹介

 
 

東日本大震災で親を亡くした「震災遺児」。「あしなが育英会」の調査で、その数は阪神・淡路大震災の時の2倍を大きく上回ることが明らかになった。今回NHKは、あしなが育英会の実態調査に密着。そこから見えてきたのは、遺児たちが直面する過酷な現実だった。被災した高齢の祖父母が保護者になるケースも目立ち、親を亡くした心の傷が癒えぬまま、経済的に厳しい暮らしを余儀なくされている。しかし国は、こうした実態を十分に把握できておらず、遺児家庭が必要とする支援が行き届いていないのが現実だ。平穏な暮らしから、突如親を奪われた震災遺児たち。どうすれば彼らを支え、守っていくことが出来るのか?あしなが育英会の実態調査から浮かび上がった現実と課題を通じて考える。

出演者

  • 髙橋 聡美さん(仙台青葉学院短期大学講師)
  • 戸田 有紀(NHK社会部・記者)

2011年 6月28日(火)放送
ジャンル:経済 話題・ブーム

“シェア” ~誰かと何かを共有したい~

(NO.3064)

内容紹介

 
 

いま、消費者の間でモノやサービスを共有しようという「シェア」が広がっている。車を共有するカーシェアの会員数はこの一年で4.5倍。ビニール傘などの日用品の共有から、オフィス、一軒家のシェアまで、その動きは今、急速に拡大している。背景にあるのは大量消費社会への疑問。そして若年層を中心にした、「シェア」を通して「誰かと繋がりたい」という欲求の高まりがある。インターネットの普及によって、地縁や血縁とは異なる、趣味や好みを「共有する」コミュニティが誕生し、「シェア」の広がりを後押ししているのだ。さらに、「シェア」によって誕生した新たなコミュニティは、跡継ぎ不足に悩む農業を応援し未来の地域社会の形を探ろうというプロジェクトなどにもつながり、いわば「夢」の共有にも発展している。大量消費を追求してきた人々の前に現れた新しい価値観「シェア」。その可能性に迫る。

出演者

  • 三浦 展さん(消費社会研究家)