2000年9月のこと


12(火) 小さいよりも大きい方がいい

 帰りの電車の中で、肉体的な特徴が非常に優れた人を見かけました。チラチラ見ていたら、チラッと見返されました。オーイ、オレはおまえには興味ないぜ、おまえの体に興味があるんだ。
 オレが降りてもまだ座っていたらから、よっぽど田舎に住んでいるんだな。今度会ったらストーカーしちゃる。


13(水) 大人の付き合いは疲れるけど面白い

 昨日は、二年前に一緒に仕事をした人たちで一席設けた。
 だれも集めないので、いつもオレが人集めする。たまには、だれか集めろってんだ。
 子供の集まりじゃないので、昔話は殆どなし。カッコよく言えば情報交換会、本音を言えば他人のけなしあいだ。けなしあいも、深い信頼関係があってのことだが。
 いつも話題提供してくれる人がいなかったので、昨日はオレが話題提供したゼ。沖縄出張でのあることないことを面白おかしく、ダ。
 ま、会が盛り上がったらからよしとするか。

 しかし、ちょっとトイレ、といって店の外に行くのは止めて欲しいゼ。


14(木) 情報交換会

 今日は会社でいろいろな部署の管理職が集まっての飲み会があった。情報交換会という名目だ。
 色々と昔いっしょにプロジェクトをやったやつとかに会えて、とても嬉しかった。
 ま、なんだかんだと話したが、馬鹿も多いな。馬鹿が多いから俺の仕事もあるわけだが。


15(金) 敬老の日

 いまどき、敬老の日だからって敬老を敬う人はいないだろうなぁ。
 確かに、彼ら彼女らのがんばりがなければ戦後復興はなかったのは事実です。一生、頭上がりません。
 いま、こんなことやって、ノホホンと掲示板に書き込んでいられるのも、ノンビリオリンピック見てられるのも、彼らのおかげ。
 でも、彼はがんばりすぎたんだよね。長生きしすぎた。何事も過ぎるのは良くないよね。

 オレも、引き際考えておかないとなぁ。


16(土) 大雨と雷

 今日は土曜日だ。ということは一般国民にとって三連休になるらしい。
 ここ、神奈川では大雨でおまけに雷もガンガン鳴って、どこかに出かけようという気にはならないらしい。
 反体制派の私としてはこの大雨の中こそ出かけてみたのだが、実際に出かけてみるとワイパーで拭いくれないほどの雨。おまけに目の前で落雷。おお、スゲェ、まともに目の前で落雷した。雷光と音が一緒に。一瞬、我を失ったゼ。
 おかげで家族全員の反対にあってUターン。情けない、とほほ。

 そもそも、雨だからといって出かけるのを控えたり傘を差したりするのは、現代人の悪い癖だな。雨で死んだ奴はいないぜ。
 オレは、家を出る時に雨が降っていなかったら、たとえ降雨確率100%でも傘は持っていかない。傘、嫌いだからな。


17(日) 女房とけんか

 いつもより派手めに喧嘩してしまった、女房と。
 喧嘩するほど仲がいい、などとのたまう人もいるが、外野はのんきである、無責任である。
 今日もいつものパターンである。彼女がちょっと子供にあたる、それをみていて、なんとか仲良くしてあげてよ、となだめる。そうこうしているウチに、なぜか言い合いになっている。で、彼女が「離婚してやる」と泣いて終幕。
 うーん、またか。起こるべきことがわかっていながら対処できないのは、馬鹿だってことだ。オレも大人にならなければ。

 あーあ、iMacの内蔵モデムも落雷で壊れるし。ついていないなぁ。


18(月) iMacの内蔵モデム昇天

 うーむ、災いは忘れた頃にやってくるというか、ほんとだ。
 久しぶりの大雨に見舞われ、落雷も何度もあった。ちょっと電話回線をはずしておけば良かったのに。
 朝になって、ダイアルしようとすると「モデムが応答しません」だと・・・。もしや・・・。しばらくしてからやってもダメ。あ〜あ、逝っちゃったな。
 ここで、このトラブルの対処方法が幾つかある。
  1)速攻で修理に持っていく。修理、一週間はかかるだろうな、下手すると一ヶ月。修理費も結構かかるだろな。とりあえず、見送り。
  2)この機にISDN化する。でも、ダイアルアップルータは三万じゃ買えないしな。とりあえず、フレッツISDNの圏内になったらにしよ。
  3)外付けモデムを買う。iMacはRS-232Cコネクタがないから、USB接続できるやつじゃないと。近場のパソコンショップを見に行くと、七千円くらい。うーん、買おうかなぁ、ちょっと待と。

 今日は会社に行って東京の安売り店で買おうと思ったのだけど、買いに行く時間がなくなった。
 ここで思いついたのは、別のPCを使ったプロキシ経由の接続。
 さっそく、Vectorのサイトでフリーのプロキシソフトをダウンロードして、家で眠っているLibrettoにインストール。
 iMacのIPアドレス設定して、ばっちり接続できた。とりあえず、今日はこれで我慢してもらう。

 あした、新宿の飲み会の前にやすいモデム、買おっと。


19(火) 沖縄料理屋で一杯

 今日は沖縄大好き友人が明日から沖縄旅行するというので、その送別会として沖縄料理屋で沖縄料理を食べた。
 沖縄といっても広いし、観光地を離れるとでてくる料理は本土と変わらない。東京の沖縄料理屋の方がずっと品揃えがいい。
 私はたまたま仕事の都合で去年あたりから沖縄の那覇に毎週行っていた。仕事もするけど遊びもする、という沖縄好きにとっては大変うらやましい生活だったわけだ。
 何品かチャンプル、つまり野菜炒めを食べ、泡盛(菊の露)を飲み、仕事の話をした。この店は、沖縄にある居酒屋よりもずっと沖縄らしい。
 その店に行ったのは今回で三回目だが、ちゃんと顔を覚えてくれていた。客商売で顔を覚えるのは基本中の基本。長く通うことになりそうだ。


20(水) 密かな楽しみ

 今日は水虫の話だ、正式な病名は忘れた。
 ある意味、サラリーマン病ではあるが、汗っかきとかの体質が大きく影響するだろう。
 痒いだけなら「気合い!!」とかいって我慢することも可能だが、皮膚が割れて血だらけになってくると、我慢しても靴が履けないのでどうしようもない。

 夏は結構裸足でいる時間が長いので何とかなったが、冬は靴下をはきっぱなしなので、季節病とも言えた。
 都合、十年くらい悩んでいただろうか。悩むというのは表現がおかしいか、共生していた。

 その昔、水虫、癌、風邪の特効薬が開発できたらノーベル賞モノだと言われたことがある。
 風邪はそういう名前の病気はない、咳き込んだり発熱があったり鼻水が止まらなかったり。なので、きっちり診断してもらえばほぼ直る。ただ、毎年ウィルスの形が変わるので、毎年かかってしまうらしい。
 私個人は、いわゆる風邪は何年もひいていない。会社に風邪です、と電話するときは「ともかく会社にはいきたくない、ので細かいことを詮索するな」という意味である。
 癌も、相当末期でなければ薬とか手術とかで完治する。いまや、おそれる病気ではない。
 残るは、水虫。水虫は治らないと言われていたが、最近はそうではない。

 近所のかかりつけの町医者に通っていたのだが、直ったり発病したり一進一退を繰り返していた。家族の薦めもあり、ちょっと遠くの大学病院に通うことにした。
 通いだして、一ヶ月くらいでほとんど気にならないくらいになった。塗り薬と飲み薬だけだ。
 すでに一年近く通っている、皮膚を採取して顕微鏡で見てもらうが見あたらないそうだ。ただ、一時的に奥に隠れることがあるそうなので、油断は出来ない。毎朝二錠の薬を飲み続けている。

 明日は診察日。二週間に一度診察してもらう、二月に一度くらいは血液検査。
 皮膚病の待合室は、ちと異様。顔とか手とかに発病していなければ、全く健常者である。私も見た目には何の病気か分からないだろう。ので、健康な人が沢山待っているような状態。予約制なので、予約した時間にいけば殆どの場合は10分と待たない。

 もういいですよ、といわれる日がいつかくるだろう。私の今の最大の楽しみである。

 ちなみに、iMacの内臓モデムは直らなかったのでUSBモデムを買ってきた。あっという間にインターネットにつながった。
 オレが初めて通信をしたのは、300bpsで・・・と昔話をしている場合じゃない、か。


21(木) 越えられない

 つきあっているお客様で、とっても気が合うお客様がいる。
 私より少しばかり若いのだけれど、仕事は出来るし、なにしろ遊び好き。月に何度も一緒にのみにいく。遊び好きなので、女の話も結構する。おまけに、いい年して彼は独身だし。

 で、コンパをしようと、しようと、しよう、と。ここで問題がある。
 身長にだいぶ差があるのだ。

 私は170センチの、ま、ふつう。体重はふつうじゃないので、ほっといて欲しいのだが。彼は160センチないと思う。ま、そのくらいの人は世の中にそれなりにいると思う。
 で、私の遊び友達関係は、やっぱり、身長もそんなに変わらない女性が多い。顔がどうとか胸がどうとかの以前に、女性にしては平均よりも高め。
 そうすると、彼よりも背が高くなってしまう。男性から見たらそんなに気にしなくても、女性から見たら「自分より背が低い男性」に興味は、中々ない。
 そりゃ、つきあっていくウチに仲良くなることも多いだろう。だけど、第一印象、ファーストインスピレーションで、自分より背が低い男性に好印象は難しい。難しいどころじゃなくて、ダメ。
 なので、中々紹介できずにいる。

 とりあえず、飲み会ってことになるだろうから、身長はそんなに気にならないだろう。だが、飲み屋を出て「じゃ、ちょっと休憩していかない?」って声をかけられても、女性は無視するだろう。そうなると、飲み屋でどんなに盛り上がっても、会は失敗だ。

 そんなことには彼は慣れっこだと思う。それを乗り越えて、数々の女性と遊んできたと思う。そのスキルに賭けてみる、ってのもアリかも知れない。


22(金) 日本酒飲んで熟睡

 うー、日本酒がうまい店で日本酒しこたま飲んで、帰宅したらバッタリでした。
 ごめんなさい。
 何ヶ月か前に行ったときに働いていた関さんは、まだ働いていた。取り立てて可愛いというわけじゃないけど、タイプだなぁ。
 もっと小さい店だったら、通っちゃうんだけどな。
 前回初めて店に来たときに、名前(姓名の名)は聞いたんだよな。でも忘れた。今日は注文を取るテリトリーが違っていたのであまり話す機会がなかった。
 ちらちら顔を見ていたので、こっちのことを気にはしていたはず。来週行ったら、覚えてくれているだろうか。


23(土) 繋いでいくモノ

 今日は、墓参り。行って行けない距離ではないので、全て回る。
 先ずは自分の祖父の墓。田舎なので、歩いていける距離である。
 次、女房の祖母の墓。これは八王子の多磨霊園にある。車で二時間、途中で雨がかなり降ってくる。
 最後に、自分の母親の弟の墓。これは横浜のいずみ中央にある。八王子から来るまで二時間。
 途中、食事はコンビニのおにぎりで済ませる。

 これを年二回、必ずこなす。私個人は墓参りは全く嫌いである。子供がいなかったら何だかんだ言い訳して二年に一度くらいしか行かないだろう。子供がいるので、繋げていくモノを自分で切らせるわけにはいかない。その義務感だけである。

 普段運転しないのに、今日は120km以上走った。途中、結構休憩を入れたのであまり眠くならなかった。肉体的にはそんなに疲れないけど、精神的にはかなり疲れた。


24(日) たばこ祭り

 今日は地元のお祭りである。正確には、昨日と今日だが昨日は大雨でほとんど祭りになっていない。
 この祭りは私の子供の頃からあるので、ずいぶんと長いことやっている。今回で53回目だから結構由緒あるわけだ。

 子供を連れ立って祭りに行く。祭りと言っても神社がメインじゃなくて収穫祭みたいなものなので神々しい儀式はない。ま、パレードはいろいろとあるのだが。

 市役所前の通りを交通封鎖して出店が並ぶ。全部で200軒以上あるだろう。とはいっても、似たような店である。今日はそのテキ屋を分析してみたい。

【食べ物系】
・焼きそば
 400円〜500円。
 テキ屋と言えばこの焼きそばとたこ焼きだろう。気持ちばかり入った肉、一応見分けられるキャベツ、ゴムのようによく伸びる麺。
 焼きそばのソースの焦げた臭い、これこそが祭りの基本だろう。日本人ならだれでも知っている臭いだ。
・たこ焼き
 400円〜500円。
 焼きそばと並んでテキ屋の両雄。関西以外の人は、テキ屋で初めてたこ焼きを食った人も多いだろう。かくゆう私も関東人なので、テキ屋がなければたこ焼きを知るのが相当遅れていたと思う。
 焼いている鉄板の前に、具を並べるのが基本らしい。昔はタコが入っていたりいなかったりしたモノだが、最近では殆ど入っている。ワンパック8個から10個だが、6個入りの大玉もちらほらある。
・やきとり
 一本80〜100円。1000円で11本とかおまけしている店あり。
 食べ物屋で一番多いだろう。専門店ならいざ知らず、夜店でやく焼き鳥に味を求めるわけはなく、手軽にはじめられる。塩焼きの店がないのは(つまり全てタレ焼き)、何か協定があるのだろうか。
・お好み焼き
 一つ500円。
 大阪焼き、広島焼き、目玉焼きがのったもの、それなりに工夫している。お好み焼き屋はその辺にありそうでなさそうなので、結構人気がある。特に、焦げ目の臭いに引き寄せられてしまうのは焼きそばと同じか。
・串焼き
 一律500円。
 去年あたりから、いろいろな祭りで見かけるようになった。一応「松阪牛」と看板が出ている。三センチ角の肉が五個くらい刺してある。ワインをかけてたりして、それなりに工夫しているようだ。鳥とか豚肉もある。
 私は、どのお祭りでも必ず一つは食べる。筋がたっぷりあって(!)、長持ちするので気に入っている。
・綿菓子
 買ったことないので、値段知らず。
 昔から変わらない製法、袋が最近のキャラクターになっているだけ。製品として完成しているため、最近ではすっかり人気がない。
・蒸しジャガイモ
 一律500円
 げんこつより大きい男爵いも(だと思う)を蒸して、切れ目を入れてバターをたっぷり塗って食べる。たいした味はないが、実にうまい。店によっては、油で揚げている店もある。
・クレープ
 ちらほらある、興味なし。
・細工飴
 結構凝っているが、懲りすぎていて皆が引いてしまう。値段も分からず。

【くじ系】
・キャラクターグッツ
 一回300円。
 PostPetのモモちゃんとか、キティーちゃんとか。芸能人のプロマイドやポスターもある。これをやるのは女の子だけ。
・トレーダーカード系
 一回300円。
 最近の旬は遊技王。どこもカードを並べているだけで、男の子がチラホラ来るだけ。
・いにしえのおもちゃ
 プラモデルとかBBガンとか。殆ど人気なし。

【動物系】
・金魚すくい
 一回300円。
 これも昔から脈々と続いていて、それなりに人気がある。釣った金魚を家に持ってかえって「どうやって飼うの」と親から叱られるのも、昔からの伝統か。
・ひよこ
 値段特に明示されておらず。
 こいつが大きくなるんですよね。某神社境内には元ひよこが沢山放し飼いされているとか。
・緑亀
 値段知らない。
 こいつもまた、大きくなります。簡単には死にません。きっと池や川に逃がしてしまうのでしょう。

【その他】
・ヨーヨー釣り
 300円。
 金魚すくいと並んで伝統的なテキ屋。営業に際して何の技術もいらない。釣れなくても必ず一つくれるが、一つでも釣れることがあるのかと思うほど、紙が弱い。
・お面
 400円
 全く人気がない。店員さんも売る気ないし。
・スーバーボールすくい
 ウチの子も何度かやったが、あまりおもしろくないらしい。人気なし。

かなり歩いたので、疲れがかなり来ているが、ま、疲れて死ぬ人はいないからいいか。


25(月) 釣り師

 今日は麻雀をやった。以前は毎週やっていたが、最近では月に一、二回である。
 子供じゃないので、テンピンのレートでやっている。
 賭け麻雀という言葉があるが、賭けないのはプロをのぞいて麻雀とは言わず、ただの絵合わせでしょう。トランプと同じ。
 会社関係の人たちとやっているが、やるからには勝つ、だが、大きな意味でのコミュニケーション(お酒とかゴルフと同じ)なので、そこそこにね。食事をしたりビールを飲んだりしながら、「楽しく」やっている。

 麻雀は知っての通り「ツキ」という運が存在する。
 プロでない仲間でやる以上、そのツキの片寄りで勝負が決まることが殆どである。
 だが、始まる前からツキが片寄っている訳ではない、何らかのタイミングで片寄るのである。
 たまたまきたツキをがっちりつかむことが勝ちにつながり、ツキをツキと知らずに流してしまうやつは、一生勝てない。

 たまたまきたツキをつかむというのは、勝負所を感じ取り、果敢に攻めると言うことである。
 ショー化されたプロ野球でもさえも「ここぞ」と言うときには、代打を出したりピッチャーを代えたりすると思う。
 それが出来るのが勝負師であり、勝者につながるわけである。

 勝負を賭ける、というのは何も賭け事に限ったわけではない。
 人生だって、立派な賭博でしょう。最高にスリリングな賭博ですな。
 だから、女を口説くときはやり方や口調以上にタイミングが大切であり、そのタイミングをうまく作るのがプロの釣り師と言うことになる。
 勝負である以上は全勝というわけにはいかないが、負けてもその理由を反省し、次に繋げる必要がある。

 最近の戦績は、三勝二敗。
 何をもって「勝ち」とするかは、内緒。


26(火) パソコン買うなら一言かけて

 女の子に「友達にパソコンを譲ってもらおうと思うんだけど」という相談を受けた。
 ほんと、インターネットが普及して、パソコン購入相談がとっても増えた。
 CMでも店頭でも「買えば(テレビでも見るように)すぐにインターネットができます」とか言っていて、購買欲をそそる。
 ま、新しいことにチャレンジしてみようと言うこと自体は悪くないのだが、パソコンほど簡単に挫折するモノもないと思っている。
 つまり、簡単に使えないと言うことである。簡単に使えないからこそ、私の仕事があるわけだが。

 で、VAIOを譲ってもらうらしい。VAIOと言っても何十種類もあるわけだが。「パソコンで何したいの」という常套句をグッとこらえ、「分からないことがあったらなんでも聞いて」と答える。
 仕事じゃないんだから、的確なサポートする必要ないし。会社で簡単に使っているからと言って、個人で買ってすぐに使えると思ったら大間違い。

 こっちは、パソコン購入相談は単なるきっかけに過ぎないわけで、きっかけが増えて釣りが楽になって助かります。

 ああ、金曜日が楽しみ。


27(水) 会社の飲み会

 会社の飲み会があった。プロジェクトに合わせて組織変更を半年に一度行うので、そのキックオフだった。
 昼間も午後一杯を使って答えの分かっている課題についての検討会。だから、何度も言っているでしょ、お客様がラーメンを食べたいって言うからラーメン出すんだってば。なぜ、ラーメンだとか、ラーメンの作り方とか、そういうことは自分で考えないさいって。

 ま、部の方針を決める会議なのでどうしても年寄り連中になり全員が男性である。と思ったら、女性が一人いるじゃないですが、なんで?だれ?ま、会社の子に気を遣っても仕方ないので、放っておく。
 でも、見た目はばっちりタイプ。丸顔でショートカットだし。ちょっと痩せ目だけど抱く訳じゃないからいいか。

 女性は、何歳までが女の子で何歳からが女の人、だろうか。
 可愛い人は、何歳でも女の子かな。

 定刻より少し遅れて飲み会に参加。で、まさに彼女の隣が空いていた。
 会社での宴会なれしている子だったら「どうぞどうぞ」の一言くらいあると思って身構えていたが、なかったので「こりゃ、緊張しているな」と感じ、そんな彼女の緊張をほぐす係りを遠慮して遠くに座る。
 遠くに座りつつも、彼女の視界に入るような席に座った。

 つつがなく一次会は終わり、全員で二次会へ行く雰囲気。
 席を立つ順番に気を遣い、うまーく下駄箱あたりで彼女と出くわすように仕掛ける。
 一言二言声をかけるとだいぶ緊張が解けている様子。
 階段を降りて店の外にでると、彼女の方から声をかけてきた。
 「あのー、ずっと聞きたかったんですけど」
 「ン?何?」
 「携帯ストラップのホワイトアウトって見に行ったんですか」
 「ああ、見に行ったよ」
 よっしゃ、やっぱ餌は目立つところにぶら下げておかないと。
 それから、二次会まで歩きながら真保 裕一談義に花が咲いた。
 ついでに桐野夏生の話も盛り上がった、うーん、日頃の成果がこんなところで。

 二次会では、これまたうまい具合に立ち回って彼女の隣に座る。
 皆は「あっ、flowerさん、ラッキーですね」とか冷やかしている、ばーか、世の中にラッキーなんてモノはないんだよ、自分で仕掛けるだってば。
 それから、仕事の話、お酒の話、とりあえず「おもしろい課長さん」を演じた。
 女性を口説くには三つの話が必要。馬鹿話、よいしょ話、マジ話。なのでとりあえずは馬鹿話からはいる。
 そばで見ると、髪の毛が部分的に濃い飴色に染めてあって、すっごくそそる。
 なんでおまえウチの会社来たんだよ、ウチの会社くる前にどっかよそで会いたかったな。

 会社の女に手を出すのは最低である、結婚を前提としてならば構わないけど。
 遊びにはルールがあるって事、ルールを無視してなんでもアリ、ってのは遊びじゃない、タダのわがまま。

 さてと、メールでも出すかな。
 昨日はごちそうさま、って。えっ、何を食べたかって?そりゃ、彼女の笑顔に決まっているじゃない。


28(木) 黙って食え

 今、ラーメンがブームになっている。

 テレビでは一週間に一度はラーメン特集、雑誌でもお気に入りラーメン屋を紹介している。
 今の勤務先のそばに列をなして並ぶラーメン屋がある。
 マスコミではまだ取り上げられていない、ひょとしたら大将が取材を拒否しているかも。

 で、私も並んでいる。

 私はとあるラーメン大好きサイトで知ったので、最初の頃は並んでいなかった。が、あっという間に並ぶようになった。
 ここで私が不思議に思うのは、
  1)並んでまでも食べたいのか。
  並ぶことを極端に嫌う人はいる、特に関西系に多いかも。私も並ぶのは大嫌いだった、大嫌いなので時間をずらしたり、バイキング形式の食べ放題ばかり行ったりした。
  だが、嫌い嫌いじゃ人生の幅が広がらないと思い、並んでみた。初めて並んだのは大勝軒@東池袋だが、そんなに苦痛じゃない。 以降、「だって、並ばなきゃ食べられないじゃないか」と言って並んでいる。
  皆はどういう理由で並んでいるのだろう。
  2)どうして店を知ったか
  おそらく口コミだろう。友人に「うまいラーメン屋があるから行ってみないか」と言われると行ってみるモノなんだろうなぁ。
  中には、なんか行列が出来ているから並んでみるか、と言う人もいるんだろなぁ。
  10分以上並び、店は狭いので黙って食べ、まだ並んでいる人もいるからゆっくりせずに出る。そんなあわただしいのを嫌う人も多いだろう。

   それでも、うまいモノはうまい。私は大好きである。

   ラーメンが好きって人はよく聞くが、嫌いな人っているんだろうか。
   基本は塩、味噌、醤油ということになっているが、そういううんちくはどうでもいい。
   スープ一口飲んで、麺数本食べて、「あーおいしぃ」とか言うなよ、馬鹿レポーター

 うまいラーメンは黙って食え。

29(金) とある一日

 オレのある一日をつらつらと。

 仕事が暇なので、定刻に起床しつつもついメールチェックをしてしまい、家を出るのが8時半過ぎになってしまう。
 乗り換えなしで本社に着く、すでに11時、再度メールチェック。
 お昼は、ラーメンうちだで。行列できているんだな、これが。この店の一押しはみそタンメン、みそたんである。お客さんの三人に一人は食べている。オレは昨日食べたから、うまか麺にする。よーするに、中華丼の具をラーメンに乗せたモノ、具たっぷりで結構うまい。
 会社に戻って、3人ほどのヒアリングの対応。現在五十台のネットワークのトラブル経緯、今後百台になるときに注意点。とあるプロジェクトで三十人ばかしの引っ越しの段取り。PC五十台規模のコールセンターの機器構成見積もり。
 全ての対応が四時頃終わったので、もう帰ろうかなぁとメールチェックしたりネットサーフィンしていたりして五時を過ぎる。
 のそりのそりと会社を出て、ビックパソコン館へ。USBケーブル一本買うのにぶらぶら一時間。
 このまま帰るのはしゃくなので、何人かに電話。「これから野球見に行くから一緒にどう」と、いくいく。

 千駄ヶ谷の駅からタクシーで向かうはホープ軒。とりあえずラーメン食ってから。
 すでにシーズンは終わっているが、客の入りは六割。巨人の応援は相変わらずすごい。
 でも、ヤクルトの点が入った後の東京音頭、すっごい好きなんだけど。チープなビニール傘を振り上げるのは、いったい誰が考えたんだろう。
 1−6でヤクルトの勝ち。ま、片方はシーズン終了、片方はAクラスあと一歩。やる気がまるで違う。松井のホームランが見られたから、それでよし。

 タクシーで新宿二丁目まで。
 最近行きつけの沖縄料理屋、無理矢理カウンターに座る。ビールを飲む気にはならず、初めから泡盛。
 今日も三支(さんし)をお客さんが弾いている。なんと三本(で数え方あってる?)もあるじゃないか。右奥の男性は、楽譜(?)みて練習しているし。
 知っている曲を弾いているので、つい歌ってしまった。沖縄民謡って、肌に合うなぁ。
 奥の男性とすっかり盛り上がってしまい、名前を聞かれたので名刺を出したら「同業者ですね」と。名刺を頂いたら、おっと超有名なソフトウェアハウスじゃないか。負けた。
 沖縄のインフラ構築とかソリューションとか、あつく語ってしまった。今度また言ったら、語ろう。
 とか言っているうちに、泡盛のボトルが空いてしまった。新しく入れて、一口飲んで店を出る。

 歩いてカウンターバーに。
 gaiaxのサイトで知り合ったタクシードライバーに連絡して、40分くらいかかるというので、時間つぶしに。
 いれてあるマッカランの水割りを一杯飲む。
 かなり酔っているので、大声で馬鹿話して、時間。

 タクシーで自宅まで。
 また、みみ太郎さんが話し好きなんだよね、話振るオレもオレだけど。
 車の話が多かったけど、ちらっと女の話もしたかな。
 夜車飛ばすと一時間くらいで着くんですよね、電車より早い。
 また、連絡するからね、みみ太郎さん。

26:30就寝。


30(土) 初めてスーツをオーダーする

 さすがにフルオーダーするにはどこに行ったらいいのか分からないので、手近なデパート(ジャスコ)内のテーラーでオーダーすることにした。
 というのは、スーツオーダーに加えてワイシャツ、ネクタイもオーダーしてのセット提供していたからだ。ちなみに、スーツだけじゃなくて、ワイシャツもネクタイもオーダーするのは初めて。

 先ずは生地選び。だけど、30種類くらいしかない。柔らかめで薄い黒とする。ボタンの数を聞かれるが、どーせ閉めないので二つ。
 ハーフオーダーなので、既製服を何着か着て、微調整。いつもはAB5だったが今日はゆったりめのBE5にして、袖を2センチ詰める。
 スラックスも同じように、合うまで何回か履き直す。

 次にワイシャツなんだけど、ま、生地はいいとして、襟周りは何が似合うのか全く分からない。いつも首周りのサイズだけで選んでいるので、そんな観点でワイシャツ選んだとこなし。
 よく分からないので、スタンダードにするか。袖周りとかポケットの形とか、他のオプションもテキトー。
 で、オーダーシャツの最大のポイントであるネーム入れ。
 なんと、イニシャル(つまり英字二文字)しか入らないとのこと。ここだけは譲れない。納期が遅れても高くなっても入れてもらわないと。
 店員さんの電話交渉の末、セット価格内で入れられることに。
 「入れる場所は肩から何センチにしますか」
 「フツーでいいです」
 「それじゃ、13センチくらいにしておきますか」
 初めてオーダーする奴にそんなこと聞くな。

 あと、ネクタイもオーダーできるんだけど、ちょっと前にニュースステーションで久米宏が大剣(前から見えるところ)と小剣(後ろになる部分)が違う生地なネクタイを「こういうのもあるんですねぇ」と紹介していた。ので、それをやりたかった。
 濃い焦げ茶に模様がある生地を大剣にし、小剣は同じ色の模様なしとした。さりげなく気をつけないと分からないのって、すっごくおしゃれだと思わない?

 納期は一週間。あれ?仮縫いとかないのかな、ま、体型ぴったりと言う訳じゃないからな。
 仕上がりは12日夕方なので、会社休んで取りに行くかな。

 合コンが16日くらいにあるので、間に合って良かった。


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