ウルトラマンレオ第34話
ウルトラ兄弟永遠の誓い

−二面凶悪怪獣アシュラン 怪獣ボールセブンガー 帰ってきたウルトラマン登場−

帰ってきたウルトラマン、かつて地球で郷秀樹として活躍したウルトラ五番目の兄弟。
そのウルトラマンが手に怪獣ボールを持って地球にやってきた。
そして、怪獣アシュランもボールを狙って地球へ……
果たしてボールはモロボシダンに渡されるのか!?ボールに隠された秘密とは!?
さぁ、皆で見ようウルトラマンレオ!

宇宙空間を何かを持って飛んでいる新マン。
帰ってきたウルトラマンを知っているね?かつて地球で郷秀樹として活躍したウルトラ五番目の兄弟だ。

帰ってきたウルトラマンの歌をBGMに郷秀樹のMAT時代の活躍が紹介される。

帰ってきたウルトラマンが持っているものは何だろう?これはね、変身できなくなったセブン、モロボシダンのための新しい武器としてウルトラの国からプレゼントされた怪獣ボールなんだ。

その時、宇宙空間から怪獣アシュランの影が!近くの荒れた惑星で戦う新マンとアシュラン。
怪獣ボールとは何か?それを狙ってたちまち怪獣が襲ってきた所を見ると、よほど大切な物なんだねぇ。
アシュランは怪獣ボールを奪おうと狙ってくる。

その頃、地球。
マックロディーでパトロール中のダン隊長は青空に新マンの出したウルトラサインを確認するのだった。
惑星。
新マンは怪獣ボールを死守するがアシュランの特殊な光線によって宇宙さるぐつわをされてしまう。
しかし、新マンは何とかアシュランから逃れると地球へ……

マックカーで海岸をパトロール中のゲンと佐藤隊員。
佐藤「何かの間違いじゃねぇのか?怪獣の欠片も見えんぜ」
しかし、ゲンはマックシーバーの反応を見て言う。
ゲン「いえ、かすかですが……確かに怪獣反応があります」
しばらく車を走らせると……。
ゲン「……あれは!?」
ゲンは倒れている人を発見する。
マスクをされているその男こそ帰ってきたウルトラマン、郷秀樹だった。
かけよる二人。
しかし、怪獣ボールか、もみあっていたアシュランかが反応してマックシーバーが電子音を立てる。
ゲン「離れて!」
佐藤「おい、どうしたんだよ?」
ゲン「気をつけて!」
佐藤「どうしたんだよ、人間じゃねぇか」
ゲン「怪獣反応が……」
マックガンを構えるゲン。男の様子を見る佐藤隊員。
やがて郷は意識を取り戻す。
佐藤「あっ!生きてるよ、これ!」
ゲン「何でしょう、この仮面……」
郷は目を開ける。
ゲン「しっかりしろ!誰だ君は!?」
郷は怪獣ボールがない事に気づき、慌てて起き上がる。
霞む目をこすって何とか見つけるものの、倒れてしまう。
郷に駆け寄る二人。
ゲン「反応がない!」
佐藤「何かの間違いじゃなかったのか?とにかく酷い怪我だ。どこかで手当てしてやろう、なっ?」

郷を後ろに乗せたマックカーが海岸を行く。
佐藤「おおとり、やはりこいつをMAC本部に連れて行くのか? 厳しい取調べを受けさせるのは何か可哀想みたいだなぁ」
ゲン「怪我もしているしね」
佐藤「スポーツセンターで怪我の手当てだけでもしてやろうよ、なぁ!」
ゲン「ええ!」
ゲンはまだ知らなかった。帰ってきたウルトラマン郷秀樹がダン隊長ウルトラセブンとは兄弟である事を。もしゲンが知ってさえいれば……

その頃、凶悪怪獣アシュランは地球に迫っていた。
郷をダンに会わせていれば、あるいはアシュランの襲撃を迎え撃つ事が出来たのかもしれない……


スポーツセンター。
ゲン、百子、佐藤隊員は郷のベッドの横にいた。
ゲン「この仮面外れませんねぇ」
佐藤「おかしいなぁ……」
郷は飛び起きて、ジェスチャーでゲン達に怪獣ボールの事をきこうとするが通じるはずもない。
百子「寝てなきゃだめじゃない」
百子に寝かしつけられた郷の脳裏に浮かぶ想いは……。
帰ってきたウルトラマン郷秀樹はセブンに渡さなければならない怪獣ボールをなくしてしまった。 怪獣ボールが無ければ何のために地球に来たのか意味が無くなる。セブンに、モロボシダンに合わせる顔がない。
何かを追い求めているような郷の手を握る百子。目覚める郷。
百子「何か探しているのね?何かしら……きっと大切な物ね?」
頷く郷。
百子「傷が治ったら一緒に探しに行ってあげるわ。口が利けなくても私には分かるわ、あなたはきっといい人よ。だから心配せずに傷を治す事だけに専念するのよ」

MAC基地。
ダン、ゲン、佐藤、白土、梶田はモニターを見ている。怪獣アシュランが宇宙空間を飛んでいる。
梶田「すごい怪獣だ!」
白土「かなり接近してきましたね」
ダン(やっぱり来たか、凶悪怪獣アシュランめ……兄弟に何事もなければいいんだが……)
ダン「出動!」
四人「はい!」

アシュランは街中に頭から突っ込んで着陸した。
そして炎を吐き暴れまわった。
佐藤「あっ!……くっそぉっ!」
佐藤、梶田隊員らMAC隊員達はマックガンで応戦する。
ダンはスポーツセンターの人々がまだ逃げ切れていない事を発見する。
ダン「ゲン、俺はスポーツセンターの人々を避難させる!」
ゲン「はい!」
スポーツセンターの人々の中には郷が。
郷は必死に人々を避難させているダンの姿を発見する。
自分は怪獣ボールも持たずに何をしているのか?
郷はバイクに飛び乗り、海岸へとボールを捜しに出かけた。

だが、あの場所にはすでに怪獣ボールは無かった。
落胆する郷だが、子供達がつつきまわしているのを発見する。
放り投げられたボールをキャッチする郷。
気味悪がられた子供達に石を投げつけられながらも
郷は無事、怪獣ボールを手に帰還したのだった。

MACとアシュランの戦いは依然続いていた。
ゲン「子供達は!?」
ダン「無事だ!」
だがその時、アシュランの炎に白土隊員が!
白土「うわあああああっ!!!」
梶田「白土ぉぉーーっ!!!」
ダン「援護しろ!」
梶田「はい!白土ぉぉぉっ!!大丈夫かぁーーーっ!」
梶田隊員は炎の中走って行って白土隊員を助け起こす。
佐藤「しっかりしろっ!」
ダン「早くしろっ!」
だが、アシュランはそんなMAC隊員達に近づいてくる。絶体絶命だ!
その時だ、バイクに乗って颯爽と現れたのは!
ダン「郷!」
郷は怪獣ボールをダンに投げて渡す。
帰ってきたウルトラマンがウルトラの国からはるばる届けてくれた怪獣ボールはモロボシダンだけに使える奇跡のボールだ。
ダンがアシュラン目掛けてボールを投げると飛び跳ねながら前主題歌インストゥルメンタルと共に中から……。
これが怪獣ボールに仕込まれたロボット怪獣セブンガーだ。変身できなくなったセブンにウルトラの国からプレゼントされた新兵器だ。
セブンガーは怪力で容赦なくアシュランの頭を叩きまくる。
アシュランは目から光線を出して反撃するものの、セブンガーのボディーには微塵もダメージを与えられない!
投げ飛ばしたり、転がったり(?)、セブンガーは圧倒的な強さを見せつけた。
倒れるアシュラン。セブンガー、とどめだ!
だが、セブンガーはボールの中に戻ってしまう。そしてダンの手元に。
ちっ、あと10秒時間があればアシュランをやっつける事ができたのにねぇ。この怪獣ボールの中のセブンガーは一分間しか戦う事が出来ないんだよ。
起き上がったアシュランの目に映ったのはゲン、ダン、そして郷の三人だった。
アシュランは三人のウルトラマンを見た。
アシュランは三人の正体を知っていたのだ。だからいち早く逃げ出した。
三人束になって変身して、かかって来られたらたまらないと思ったに違いないねぇ。


夕暮れの草地。三人のウルトラ戦士。
ゲン「じゃあ、隊長とは兄弟の……ウルトラマンだったんですか?」
ダン「ああ……今日あいつは逃げた。しかし、俺が変身できず、郷が怪我をしていて変身出来ないと知ったら…」
ゲン「大丈夫!僕がいます!」
ダン「そんな簡単な相手じゃない、ゲン。あいつが再び襲ってくる前に郷の怪我が治ってくれればいいんだが……。それにしてもこの仮面を何とかしなければな」
ゲン「郷さんの仮面、隊長の念力で取ってやれないでしょうか?」
ダン「しかしもし怪獣が襲ってきた時念力が使えなくなる」
ゲン「お願いします。取ってやってください」
郷は首を振る。怪獣に対抗出来る力をここで使うのは得策ではないと思ったのだろう。
ダン「……やってみよう」
ダンはウルトラ念力の体勢に入った。
「デュワッ!」
仮面は念力の力でひびが入り……砕けた。
ダンは力を使いすぎて倒れこむ。かけよる郷。
郷「あっ……!兄さん!ありがとう」

夜の東京。上空には月。
しかし、ダンの恐れは的中した。はじめはなりを潜めていたアシュランもいくら暴れてもウルトラ三人組が現れない事に気がつきだんだん図々しく暴れるようになった。

その様子をMAC本部のモニターで見ているダン、ゲン、郷、白土、梶田、佐藤。
白土「あっ!MACの東京支部が危ない!」
梶田「くそぉっ!手出し出来ないのをいい事にして……やりたい放題だ!」
ダン「MAC東京支部と協力して、レーザーガンの射程内に入ったら攻撃をしかけよう」
白土「はい!」
ダン「佐藤!梶田!白土!行くんだ!」
三人「はい!」
出動する三人。

進行するアシュランをMAC東京支部の基地のレーザーとマックロディーと三人のマックガンが迎え撃つ!
だが、さして効果は無くアシュランは進行を続ける。

MAC本部の三人。
ゲン「あっ……!僕も行きます!」
ダン「無理だ。レオとウルトラマンが協力しなければ奴を倒す事は出来ん。 郷の回復を待とう……」
ゲン「一人でダメなら怪獣ボールと一緒なら……!」
ダン「いや、これは一度使うとあと五十時間は使えないんだ」
モニターに映されたのはアシュランに踏みつぶされ破壊されているMAC東京支部、
そして崩れてきた基地の欠片で逃げまとうMACの仲間達の姿だった!
郷「兄さん、やってみるよ!」
ダン「まだ無理だ!」
郷「しかし……」
ゲン「………!」
ゲンは仲間のピンチに黙っていられない。
何も言わずに出動するゲン。
ダン「ゲン……!ゲン!!」
郷「……行こう!」

変身シーンはなく、いきなり主題歌をBGMに夜空を飛ぶレオ。
炎に包まれたMAC支部を背にアシュランと格闘で戦う。
しかしアシュラン、なかなかに強く決定打を与える事が出来ない。
やがて、月明かりが消えていった。これはどういう事だ?
この夜は、皆既月食の夜だった。

外に出てきたダンと郷。
郷「くっそぉっ!……そうだ!月食を利用すれば!」
ダン「待て!その身体で戦えば、お前は死ぬかもしれんぞ!……郷!」
郷はダンの制止を振り切って、右腕を高く掲げた。
光に包まれ、郷は帰ってきたウルトラマンに変身した!

アシュランに格闘で立ち向かうレオと新マン。
やがて、月が全て隠れて闇夜になった時……二人のウルトラマンが宙を舞う!
そして二人の合体技……クロスアタックがアシュランに炸裂!見事アシュランを倒すのだった。

海岸。ダンと郷、そしてゲンがいる。
ダンの手には怪獣ボール、そして郷の手には溶けたウルトラアイが。
深く頷きあう二人。
ダン「ウルトラの国へ帰ったら、地球の事は心配するなと皆に伝えてくれ」
郷は頷く。そしてゲンに向き直って言う。
郷「じゃあ、頼んだよ」
ゲンも郷に向かって頷くのだった。
ダンと郷は熱い握手を交わし、郷は変身して飛び立っていった。
セブンのウルトラアイは弟、帰ってきたウルトラマンの手によってウルトラの国へ運ばれた。
しかし果たして、ウルトラアイは元へ戻るだろうか?


二面凶悪怪獣・アシュラン
身長:55m 体重:30000t 出身:宇宙
ダンに怪獣ボールを渡すまいと新マンを襲ってきた凶悪怪獣。
口からは炎、目からは破壊光線、そして更に宇宙さるぐつわをも使う。
死角がなく身体も丈夫で相当強力な怪獣である。

怪獣ボール・セブンガー
身長:ミクロ〜58m 体重:0〜33000t 出身:M78星雲
ウルトラの国からダンへ届けられた新戦力。
恐るべき怪力と頑丈なボディが最大の武器。
驚異的な強さを見せるが活動時間が1分間という致命的な欠点がある。
しかも一度使うと、五十時間は使用出来ない。


本編解説

準備中

・視聴した感想
新マン登場で前話に引き続きテンションがさらに上がります。
秘密兵器・セブンガーの投入、郷秀樹登場。
レオ、セブン、新マン、三人揃っての勇姿が見られて嬉しい話でもあります。
……ただし揃うのはアシュランの脳内イメージの中でですが。
でも、そのような事や、新マンが四番目なのに五番目の兄弟と呼称されている事や
郷の服が初代マンの服だったり、付けているのがウルトラブレスレットではなくタロウブレスレットだったり、
細かい事は気にしないようにしましょう。
スタッフも見直す暇が無かったのでしょう。
ちょうど打ち切りの話も出て視聴率確保に大変な時期……。
とにかく燃えます。燃える話です。
……個人的にはセブンガーが動く際の金属音が。
今回のテンションは更に続くのです。