ウルトラマンレオ第6話
男だ!燃えろ!

−暗闇宇宙人カーリー星人登場−

謎のカーリー星人に恋人を殺された白戸隊員の悲しみは深く、
そしてその責任の一端はゲンにも及んだ。
射撃と特訓に命をかける二人の若者。憎しみが激しく火花を散らして星人に挑む!
頑張れレオ!さぁ、皆で観よう!

白土「すまないな、洋子さんを頼むよ」
ゲン「任しとけよ。無事お宅まで送るよ。それより急がないと会議が…」
白土「そうだな。ごめんよ洋子さん、ご両親によろしく。おおとり、頼むぞ」
ゲン「オーケイ!」
この日MACの宇宙ステーションに働いている白土隊員が宇宙情報会議のため地球に戻ってきていた。
そして恋人の洋子とゲンと三人で久しぶりに地球での楽しい時を過ごした。

マックカーで洋子を送るゲン。
だが、バックミラーにカーリー星人の姿が。
ゲンは車を止めた。
ゲン「ちょっと待ってて」
車に洋子を置いて周りを探すがいない。
その時、車の方から悲鳴が。洋子が星人に襲われている!
応戦するゲン。とっさにドラム缶を投げつけ続けて格闘で倒すが星人は巨大化。
ゲン「洋子さん!逃げるんだ!」
逃げる洋子。だが星人は洋子の方へ。
ゲン「洋子さん!戻るんだー!」
しかし洋子はそのまま踏み潰されてしまう。
ゲン「洋子さーん!くっそおお!レオォォォーーーッ!!!」
ゲンはレオに変身する。

だがいきなり肩の二本の角で突進され、ピンチに陥ってしまった。
星人相手にレオはなす術がなかった。

MAC基地。
白土隊員はゲンを殴り飛ばす。
白土「バカヤロー!無事に家まで送ると言ったのはおおとり、貴様だぞ! MACのパトロール隊のメンバーはこの世で最強の人間達だ。その貴様がついていながら……何て事をしてくれたんだ!」
ゲン「……すまない」
白土「バカヤロー!俺は貴様になんか謝って欲しくない!洋子さんは帰って来やしないんだ。 貴様になんか俺の気持ちが分かってたまるものか」
ゲン「許してくれ……」
白土「うるさい!白々しい口を利かんでくれ!俺は貴様の顔なんか二度と見たくない!それにあいつだ!ウルトラマンレオもだ!」
ゲン「……!」
白土「星人にやられるばかりで手も足も出なかったというじゃないか!宇宙一の勇者が聞いて呆れるよ!あいつに会う事が出来たら殴ってやりたい!」
ゲン「………」
白土隊員はそのまま舌打ちをして行ってしまった。その直後、ダンが来る。

二人は川辺にいた。
ダン「お前が悲しむ事など一つもない。悲しむべきは白土隊員の方じゃないか。 ……何だその顔は?何が辛いんだ!辛いのは私の方だ。同じ宇宙人としてレオを責められ、不用意に変身したばかりか星人を倒す事も出来なかったではないか」
ゲン「しかし……」
ダン「うるさい!いいわけなんか聞きたくはない。白土隊員の悲しみを知れ。彼を見て自分の事をよく考えるんだ」
ゲン「………」

MACの射撃場でマックガンで猛練習に励む白土隊員。
それを入り口からそっと見ているゲン。
そこに来たのは白川隊員だ。
白川「すごい人がパトロール隊に来ましたね」
ゲン「何だって!?」
白川「あら、知らなかったんですか?白土隊員は志願して今日からパトロール隊に入隊したんですよ。 どうしても星人を自分の手でやっつけるんだって張り切ってました」
ゲンは驚いた。悲しみに暮れているとばかり思った白土隊員がパトロール隊に志願入隊し激しく射撃訓練をしているではないか。 そうだ、俺にもやる事がある。俺は星人を倒すために生きているのではないか。

森の中、黒胴着で吊り下げた丸太相手に特訓をするゲンがいた。
もちろん丸太を星人の肩の角に見立てての事だ。

怪獣を倒すために命を懸ける白土隊員はカーリー星人の姿を見つけるためパトロールをかってでたのである。
真夜中、マックカーで走る白土隊員。そこで星人に襲われている女性の悲鳴が!
白土隊員はマックカーで星人に突っ込み、さらに降りてマックガンを連射。
白土「くそお!こいつめっ!」
やがて弾が切れたので格闘戦に持ち込むが、星人は飛び上がって消えてしまう。
白土「ちくしょお……逃げられたか!」

MAC基地。
白土「奴は眉間が急所のようです。それ以外の所には弾丸は効き目はありません。 しかし、十分我々の倒す事の出来る相手です!ですからこの辺を細かく区分し、隊員が張り込みをもって追い出しにかかれば必ずやっつける事が出来ます」
ダン「どうだ、白土隊員の意見は」
青島「しかしウルトラマンレオをやっつけた相手ですよ?」
ダン「その辺なら大丈夫だ。夕べ白土隊員は星人を倒しかけたばかりか女性を助ける事が出来た。余裕はある。冷静にやれば出来る」
青島「そうか、それじゃMACは自信を持ってもいいな!」
ダン「そういう事だ。では担当地区を発表する。A地区黒田、B地区青島、C地区白川、D地区桃井、白土隊員は自由にしてくれ。君には狙撃の役目を頼むぞ」
白土「はい!」
ダン「行動開始!」
隊員達「はい!」
出て行く隊員達。ダンとゲンが残る。
ゲン「隊長、今の作戦をやめて下さい」
ダン「馬鹿な事を言うな」
ゲン「隊長!確かに眉間は急所だと思いますがカーリー星人が簡単に急所を見せるはずがありません! それに、隊員を単独で張り込ませる事も危険です。隊長、そんなに弱い相手ではありません!」
ダン「思い上がるのもいい加減にしろ!皆星人を倒すのに一生懸命なんだ。あれがMACの隊員の使命だ」
ゲン「しかし、このままでは隊員の誰かが傷つく事は目に見えてます!」
ダン「地球人が地球を守るために命を懸けてるんだ。宇宙人のお前が何を言う。
  一体お前が星人を倒すためにどんな努力をしたというのだ。ウルトラマンレオは何をしたんだ」

ゲン「……僕だって人間を愛してます!地球を愛してます!地球は僕の故郷(ふるさと)です」
ダン「それならばウルトラマンレオのあのザマは何だ!?」

山中で修行に励むゲン。丸太の先を尖らせている。
大村、猛、百子が来て止める。
ゲン「止めないで下さい!離して下さい!僕は正気です! 僕は今、自分のために技を覚えないといけないんです!分かって下さい!」
大村「こんな事までしなくちゃいけないのかMACの隊員は」
ゲン「そうです!地球を侵略する星人を倒すため、MACの隊員全員が命をかけて戦っているんです!分かって下さい!」
大村「そうか、本当に気をつけてくれよ。君にもしもの事があったらクラブの子供達が悲しむからな」
ゲン「はい!」

道。黒田隊員がカーリー星人を追っている。
黒田「星人発見!待てぇーっ!」
黒田隊員は曲がり角を曲がったところで星人の姿を見失ってしまう。
青島「どこにいるんだ!?出てこーい!」
上から飛び降りてくる星人。マックガンで応戦するものの突進で倒されてしまう。
マックロディーで駆けつけて走ってくる青島隊員。
青島「黒田ー!大丈夫かー!?」
逃げる星人。追う青島。
曲がり角を曲がった星人を追うようにして曲がる青島隊員だが、そこには星人が待ち構えていて……
青島「うわああああああああ!!!」
青島隊員の断末魔が辺りにこだました。

MAC基地。
ダン「黒田と青島がやられたか……」
白土「やっぱりあの近くにいたんですね。ちくしょお!俺がそこにいさえすれば!」
ダン「………」

大村、猛の協力を得て丸太特訓を再開するゲン。

野外射撃場でマックガンの二丁撃ちを特訓する白土隊員。

MAC基地。
ダン「はい、こちらMAC本部」
男性隊員「桃井隊員が星人に襲われました!」
ダン「………」

丸太特訓を続けるゲンの元に杖が投げられる。そう……
ゲン「隊長!?」
杖による攻撃でたちまち追い詰められるゲン。
ダン「お前はカーリー星人を倒すと言ったな!?」
ゲン「はい!」
ダン「その腕ではまだ無理だ!白土隊員の射撃の腕の方が上だ!」
ゲン「そんな!」
ダン「しかし…白土隊員の腕だけでも星人を倒す事は出来ん。お前は一体何をしてたんだ!」
ゲンを殴るダン。
ダン「お前のしてた事は特訓なんかではない!あの丸太に…お前を憎しみ突き刺す心があるか!?」

黄色いジープでゲンを追い回すダン。
ダン「逃げるな!逃げるんじゃない!そのまま向かって来い!」
ゲン「お願いします!やめて下さい!隊長!」
ダン「ゲン!車に向かって来い!向かってくるんだ!」
ダン(ゲン、逃げるな。逃げるんじゃない!車に向かってくるんだ。カーリー星人に勝つにはこの方法しかないんだ。飛べ、ゲン。飛ぶんだ)
やがてゲンは向かってくるジープを飛び越える事が出来た。
その時、ゲンのマックシーバーに通信が。
ゲン「はい、こちらおおとり!」
男性隊員「東京A地区に星人が現れました!」
ゲン「何っ!?」

巨大化した星人が暴れ回っている。
そこに駆けつけた白土隊員。
白土「星人め!洋子さんの仇は俺がとってやる!」
そう言うと白土隊員は二丁のマックガンで攻撃を仕掛ける!かなり効いている。
そこに駆けつけるゲン。
ゲン「ジューン!待つんだー!ジューン!」
苦し紛れに星人が壊したビルの瓦礫に襲われる白土隊員。
友のピンチにゲンは変身する。「レオォォォーーーッ!!!」

主題歌をBGMにレオが登場。
白土「ウルトラマンレオ……!」
格闘で戦う。星人は角からビームを出して来たがジャンプで避ける事が出来た。
手刀で星人の角を切り飛ばして飛び上がり、そして眉間に角を刺すレオ!
倒れる星人。レオは勝ったのだ。

MAC基地。
白土「洋子さんの仇はとった。宇宙ステーションに帰る。 ウルトラマンレオの協力を得てな、俺の役目は終わった。まっ、お前もしっかりやるんだな」
そう言って部屋を後にする白土隊員。
ゲン「………」
その時、ゲンの肩に手が置かれるがゲンはそれを振り払う。振り返るとそれは……。
ゲン「隊長…!」
ダン「よくやったな。俺とお前はこの地球に住んでいるたった二人の宇宙人だ。命ある限り、この地球を守ろう」
ゲン「はい!」

その後、スポーツセンターでトオルやカオルや他の子供達に空手を指導するゲンの姿があった。

本編解説

準備中
・視聴した感想
前回から入っていたメインタイトル時の声が今回のみ入っていません。
その上、ゲンの変身ポーズが1、2話のものとなっています。
今回のゲスト・白土隊員はこの話では「白戸ジュン」という名前になっています。
本文では大体「白土」で統一しましたが。
白土隊員かっこよすぎ。二丁撃ちだぜ、マックガン。
あと、ジープ特訓。激しい。激しすぎ。そりゃあ語り草にされるぜ。
BGMなんかセブンの時使ったBGMのリメイク?とMACのテーマだぜ。
冒頭シーンで白昼堂々活動するカーリー星人。怖すぎ。
最初で懲りたのか以降、夜に襲うようになってますが。
白土隊員とゲンがラスト、あまり和解したようには見えなかったです。
17話でフレンドリーに再登場するまでに何があったのでしょう。
基本的にMAC隊員のドラマは描かれてませんから仕方がありませんが。