2011年6月27日12時40分
1970年代カンボジアの旧ポル・ポト政権による虐殺などの犯罪を裁くプノンペンの特別法廷で27日、元最高幹部4人の初公判が始まった。170万人の死者を出した同政権の崩壊から32年。カンボジア全土での犯罪の真相解明と責任追及のための重要な裁判だが、高齢の4人の被告はいずれも罪を否認するとみられる。
4人は政権ナンバー2だったヌオン・チア元人民代表議会議長(84)、ナンバー3のイエン・サリ元副首相(85)、ナンバー5のキュー・サムファン元幹部会議長(79)と、元副首相の妻イエン・チリト元社会問題相(79)。国際法に基づく大量虐殺や戦争犯罪、人道に対する罪と、当時のカンボジア国内法違反(殺人や虐殺など)の罪で起訴されている。
ヌオン・チア被告は開廷から45分後、公判前の捜査が非公開で行われるなど法廷の手続きが「根本的に不公正だ」と抗議し、退廷した。