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■ フリーのライティングツール「ImgBurn」の使い方
「ImgBurn」は、あの「DVD Decrypter」の作者が現在も開発を続ける、フリーのCD/DVDイメージライティングツールで、すべてのCDメディア(CD-R / CD-RW)、すべてのDVDメディア(DVD-R / DVD+R / DVD-RW / DVD+RW / DVD+R DL / DVD-R DL / DVD-RAM)、および次世代DVDメディア(BD-R / BD-RE / HD DVD-R / HD DVD-RW)への書き込みに対応しています。
「DVD Decrypter」の開発終了後、その書き込み機能のみを独立・発展させたツールで、レイヤーブレークの書き込みへの対応など、2層式メディアも意識した作りになっているのが特徴です。 バージョン2.4.2.0より64bit環境に対応したため、すべてのバージョンのWindowsで使うことができます。
バージョン2.4.0.0 からは(音楽)CDのCUEシートを作成する機能が新たに追加され、WAVファイルはもちろんのこと、MP3・AAC・WMA といった様々な形式の音楽ファイルからCDイメージを簡単に作成することができるようになりました!
(AAC/APE/FLAC/MP3/MPC/M3U/OGG/PCM/WAV/WMA といったファイル形式に対応しており、ファイル形式が互いに異なる複数のファイルから1枚のCDを作成することもできます!
たとえば、7つのmp3ファイルと2つのwavファイルと1つのaacファイルから全10曲の音楽CDを作成する、といったことができるわけです。ただし、取り扱えるファイル形式の種類はあなたのPCにインストールされている DirectShow フィルターの種類に依ります。)
ちなみに、バージョン2.2.0.0 から追加された 「Read」 モードは、
CSS や AACSなどによって暗号化された市販の DVD の読み込みには対応していません。
「ImgBurn」の 「Read」モードで直接市販の DVD を読み込む際は、
AnyDVD などを有効にしておく必要があるので注意してください。。。
このツールの作者は、常に最新のドライブへ対応していくことを好しとしているため、例えば、 パイオニア製ドライブがサポートする「Optimal Writing Speed」、 Plextor製ドライブがサポートする「AutoStrategy」、 BenQ製ドライブがサポートする「WOPC」といった、特定のメーカーのドライブのみが使える機能をサポートするなど、 バージョンを重ねるごとにその完成度に磨きがかかっていくツールだと思います。
ここでは、フリー最強のライティングツールの一角を担うこの「ImgBurn」について、インストールから使い方のコツまでをまとめていきたいと思います。
» この記事では、「ImgBurn v2.4.4.0」( 2009/04/10 リリース ) を説明に使用します。
» 「ImgBurn v2.4.4.0」対応の日本語ランゲージファイル がリリースされています!
|-- Step 1: MDSファイルを生成し、開く
|-- Step 2: ボリュームラベルの変更
|-- Step 3: ROM化の設定について・・・
|-- Step 4: 一部のドライブのもつ特殊機能を反映させる
|-- Step 5: メディアごとドライブごとに書き込み速度を設定する
`-- Step 6: メディアへの書き込み
|-- Step 1: 書き込むDVDファイルを選択する
|-- Step 2: ボリュームラベルの設定
`-- Step 3: メディアへの書き込み (or ISOイメージ作成)
▼ 「ImgBurn」のインストール
まずは、
「ImgBurn」の本体をダウンロードします。
右の図の「ImgBurn」のミラーサイトへ飛んだら、「Download Now」と書かれたリンクをクリックし、「ImgBurn」本体をダウンロードしてください。
クリック後、何もせずに少し待っていると、ダウンローダーが自動的に立ち上がりますので、そこからファイルを適当なフォルダに保存します。
Internet Explorer の場合、ファイルのダウンロードがブロックされてしまうことがありますが、そのような場合は、画面上部のエラーメッセージをクリックし、「ファイルのダウンロード」を選択してやることで、ダウンロードを再開することができます。
ダウンロードした「SetupImgBurn_2.x.x.x.exe」なるファイルを開くと、インストーラーが立ち上がるので、指示に従ってインストール作業を進めていきましょう。
「Windows Vista」 をお使いの場合は、「ユーザーアカウント制御」 なるウィンドウが立ち上がって警告されることがありますが、「許可」 をクリックするようにしてください。
「DVD Decrypter」がインストールしてある場合、上記のような警告画面が出ると思います。
『ディスクイメージを焼くツールを、DVD Decrypter から ImgBurn へ置き換えます。
'イメージを焼く際の、DVD Decrypter への関連付け'を解除しても構いませんか?
(注: 関連付けを、ImgBurn にすることを推奨します)』
という趣旨なので、当然 「はい」 をクリック!
続いて同様の警告が立ち上がり、「ImgBurn の最新バージョンが公開されているか、毎回起動時に確認するか?」と訊いてくるので、「はい」を選択してください。
以上で、「ImgBurn」のインストールは完了です。
なお、以前のバージョンからのアップグレードをした場合、次のようなメッセージが表示されることがあります。
『既存の設定をそのままにしますか?』 と訊かれているので 「はい」 を選択します。
「ImgBurn v2.4.0.0」では、 「Tools」→「Settings...」 内の設定項目が以前のバージョンから一部変更されている(具体的には、「I/O」タブ内の「Debug Mode」がなくなっていたり、「Read」タブ内にあった読込み速度の設定がなくなっている等...)ため、設定した内容が一部修正される旨が記載されています。
了解したら 「OK」 をクリックし、念のため設定内容を確認するようにしてください。
▼ 「ImgBurn」の日本語化
katgum さんのホームページ(日本語化工房-KUP)で、「ImgBurn」の日本語ランゲージファイル が公開されているので、必要に応じてインストールします。
» 日本語化する場合は、「日本語ランゲージファイル」のバージョンと、インストールした「ImgBurn」のバージョンが一致していることを確認してください!
» この記事の説明には英語版を使用します。
「日本語ランゲージツール」はzip圧縮されているので適当なツールで解凍してください。
ZIP形式解凍ツール: 「Lhaplus」 のダウンロードはこちら
ファイルを解凍すると 「Japanese.lng」 というファイルが展開されるので、これを上のように、
「ImgBurn」のインストール先に存在する 「Languages」 というフォルダ内に
コピー&ペーストしてください。( 「ImgBurn」 のインストール先を特に変更していなければ、
「C:\Program Files\ImgBurn\Languages」 にコピー&ペースト!)
この際 「Windows Vista」 では上のようなポップアップが表示されることがあるので、「続行」 をクリックして日本語ランゲージツールをインストールするようにします。
(既に「ImgBurn」が立ち上がっている場合は)ここで一度、「ImgBurn」 を再起動します。
「ImgBurn」が再起動したところで、 「Tools」→「Settings...」 と選択していき、
上のように 「General」 タブ内の 「Language」 という項目を
「英語 (英国)」 から 「日本語 (日本)」 に切り替えて「OK」 をクリックしてください。
以上で 「ImgBurn」 の日本語化作業は完了です。
なお、英語版に戻したい場合は、同じ要領で 「英語 (英国)」 に切り替えて 「OK」 をクリックするようにしてください。
▼ 「ImgBurn」の初期設定
「ImgBurn」のデフォルトのセッティングはかなりしっかりしているので、あまり変更すべき箇所はありませんが、押さえておきたいポイントがいくつかありますのでチェックしておきましょう!
「ImgBurn」 はバージョン2.4.0.0 から右のような「Ez-Mode Picker」 と呼ばれるユーザ・インターフェースをサポートするようになりました。
これはやりたい作業内容を指定するだけで、対応するモードが自動的に立ち上がるという代物で、初期設定では、「ImgBurn」を起動した際に常にこの画面が立ち上がるようになっています。
ただ、人によってはワンクリックしてからでないと実際の作業に移れないことにわずらわしさを感じたり、以前のバージョンからこのツールを使っている場合に違和感を覚えることもあるかと思いますので、起動時の画面をあなたの好みに合わせて再設定してやります。
「ImgBurn」を起動し、「Tools」→「Settings...」→「Events」
と選択していくと、上の図のような画面が現れるはずです。
ここの 「Set Program Mode:」 の項目を、「ImgBurn」起動時に自動的に立ち上がって欲しいモードに変更してやります。
上の図のように「Most Recently Used」(最近使用したモード)に設定してやると、バージョン2.3.2.0 以前みたく、前回使用時のモードが自動的に立ち上がるようになります。
起動時のモードをお好みで設定したら、今度は 「I/O」 タブを選択してください。
ここのバッファサイズの値を、できるだけ大きく設定しておくことで、
データをより安定して、メディアに書き込むことができるようになりますが、
目安は、あなたのPCに積まれているメモリー容量の30〜40%程度にしてください。
ここの設定値を大きくし過ぎるとPCの動作に支障が出たり、「VirtualAlloc Failed!」 というエラーが出て書き込み作業に入れなくなることがあるので注意が必要です。
また、「Enable Buffer Recovery」 にチェックを入れておくと、いわゆるバッファアンダーランを防止することができますので、有効にしておくと良いでしょう。
下の、「Buffer Recovery Thresholds」 では、バッファ内のデータの容量を、常に何%以上キープしておくのかを設定することができますので、使用中のCD/DVDドライブのスペックに応じて、値を調整してやるといいと思います。
次に 「General」 タブをクリックし、作業中にスクリーンセーバーが起動したり スタンバイ状態になるのを防ぐために 「Prevent Screen Saver From Starting」 と 「Prevent Entering Stand By」 にチェックを入れます。 「Don't Show Status Bar Messages」 は 「Ez-Mode Picker」 の画面下部に現れる無意味なメッセージが出なくなる効果があるのでお好みでチェックを入れてください。
右上の 「Calculate MD5 Hash Values」 とその右側のチェックボックス(v2.4.3.0 より追加)は、ベリファイをかけた際にディスクとイメージの内容が完全に一致しているかどうかチェックさせるためのオプションです。イメージを正しく書き込めているかどうかを自動的にチェックできて便利ですので、チェックを入れておくとよいでしょう。(なお、「Calculate MD5 Hash Values」 にチェックを入れておくと、「Read」モードや「Build」モードで配布用のイメージを作成する際に、md5ファイルを同時に生成する設定ができるように(「Create MD5 File」 というチェックボックスが有効に)なります。)
右下の 「Show Real Size (1:1)」 は、レイヤーブレイクの位置の確認でプレビューを見る際に、画面のサイズが縮小されなくなる効果があり、その上の 「Show Information」 はチェックを入れておくと、プレビューの際に編集中のDVDのステータスを確認できるようになります。
つづいて「Read」タブをクリックし、「Create MDS File」 を 「Yes」 に設定します。
(バージョン2.4.3.0 からは従来のMDSファイル以外に、Virtual Clone Drive にマウント可能なCCD、DVDといった拡張子のファイルを追加で生成できるようになりました。
「MDS File Format」 欄内でチェックを入れた拡張子のファイルは、これが生成可能な場合に限って追加で生成されるようになります。「MDS File Format」 欄内の設定を変更する際は、「MDS」についているチェックを外さないように注意してください。)
次に、右側にある 「Custom」 にチェックを入れ、吸い出したイメージのデフォルトの保存先を設定しておきましょう。。。
「Create MD5 File」 はmd5ファイルが必要な場合にチェックを入れます。md5ファイルは用途が少し特殊なため、通常はチェックの必要はありません。
バージョン2.4.1.0 から画面右下に 「PreGap Snapping」 なる設定項目が追加されましたが、これは音楽CDのリッピングの際に、再生のタイミング(秒数)とフレーム番号とのずれを吸収するためのもののようです。音楽CDでは "1秒=75フレーム"( 4[Bytes]×44.1[kHz]/2352[Bytes/Frame]=75[Frames/sec] )ですが、あるフレームの番号と75の倍数との誤差がここで設定した値以下の時に、そのフレームの再生秒数を繰り上げ(または繰り下げ)るという処理をしています。かなりマニアックな設定ですが、音楽CDを正確にコピーしたいというニーズに応えたものであると言えると思います。
「Write」 タブの設定画面はバージョン2.4.3.0 から 「Page 1」 と 「Page 2」 の2画面に分割されました。
「Page 1」では、「Write Mode」 を 「Auto」 に 設定し、「Write Type」 は通常は(ファイナライズをする目的で) 「DAO/SAO」 に設定しておきます。
「Page 2」では、「Insert Next Disc - Auto 'OK'」 にチェックがついている場合は外しておいてください。
ファイナライズに失敗した際の動作の設定は、通常は 「Finalise Disc - Auto Retry」 にチェックを 入れておいてください。主にドライブの故障などが原因でファイナライズ時のエラーが多発するような場合は、 「Finalise Disc - Auto Retry」 のチェックを外し、代わりにその下の 「Finalise Disc - Ignore Errors」 にチェックを入れておくことで再試行を防ぐことができますが、おすすめはしません。
最後に「Build」タブの設定をしていきます。「Write」タブと同様、「Page 1」 と 「Page 2」 とに分かれていますが、「Page 1」から設定をしていきましょう。
「Page 1」 では 「Create MDS File」 を 「Yes」 に設定し、「Volume Label - Auto 'Yes'」 のチェックをはずしてください。 「Create MD5 File」 については 「Read」 タブのセッティングと同様、普通はチェックの必要はありません。
「Page 2」 では 「I/O」タブのときと同様に、「Read Buffer Size」 の値もできるだけ大きな値に設定してやりましょう。(ただし、あまりに大きな値にし過ぎると、「Build」 モード使用時に 「VirtualAlloc Failed!」 というエラーが出ることがあるので注意してください!)
さらに、右下にある 「Clear Source MRU List」 というボタンをクリックしましょう。。。
特に、「ImgBurn」 をバージョンアップさせた場合は必ずクリックするようにしてください!
以上で、「ImgBurn」の初期設定は完了です!
■ Build タブ内の設定について 後でも詳述しますが、バージョン2.0.0.0 から加わった「Build」モードは、VOBファイルやIFOファイルなどのDVDファイルを直接メディアに書き込む機能と、DVDファイルからISOイメージファイルを作成する機能の2つの機能を備えています。 市販のDVDの構成を見るとよく分かりますが、通常DVDの中には「VIDEO_TS」、「AUDIO_TS」の2つのフォルダがあり、「VIDEO_TS」フォルダ内に、映像を収録したVOBファイルや、コンテンツをコントロールするIFOファイルなどのDVDファイルが格納されています。 ---- 「Create AUDIO_TS Folder」 ---- また、こういったDVDファイルは、そのファイル名がすべて大文字の半角英数字になっていることに気がつくと思います。 ---- 「Uppercase File/Folder Names」 ---- ---- 「IFO/BUP 32K Padding」 ---- ---- 「Filter Folder Content」 ---- ---- 「Volume Label - Read DVD Text Data」 ---- いろいろありますが、、、「ImgBurn」のデフォルトのセッティングは、DVDの仕様に沿ったものができるようになっているようです。いろいろと設定を変更して遊んでみるとおもしろいかもしれませんね。 |
▼ 「ImgBurn」によるライティング術1 - 「Write」モード
「Write」モードは、ISOイメージファイルをメディアに書き込むモードです。
「DVD Shrink」 などで編集したDVDイメージの書き込みに使用するのはもちろんのこと、「DVD Decrypter」 の 「ISO読み込みモード」などで吸い出した2層式DVDのイメージを直接2層式メディアに焼くのに使用したり、とにかく「ImgBurn」 の中心的役割を担うモードです。
「ImgBurn」を起動したら、「Mode」→「Write」 と選択してやるか、「Ctrl+Alt+W」 で「Write」モードを起動することができます。「Ez-Mode Picker」 を使用している場合は上のように、1番左上のアイコンをクリックしてください!
Step 1: MDSファイルを生成し、開く
「Write」モードを起動したら、メディアに焼きたいMDSファイル(またはISOイメージ)を開きます。
上の図では2つのアイコンに印がついていますが、焼きたいDVDが1枚だけの場合は
をクリックし、複数焼きたい場合は をクリックします。
基本的に、開くファイルは「MDSファイル」でも「ISOイメージ」でもいいのですが、
ISOイメージをリッピングした際に、複数に分割している場合(ハードディスクが「FAT32」形式でフォーマットされている場合、特にOSが Windows 95/98/Me の場合は要注意)や、DVD+R DL などの2層式メディアへの書き込みをする場合は注意が必要です!!
このようなケースに当てはまり、なおかつ「ISOイメージ」しかリッピングできていない、すなわち、「MDSファイル」が生成されていないような場合は、あらかじめ「MDSファイル」を用意しておく必要があります!
「Tools」→「Create DVD MDS File...」と選択し、「Add」ボタンをクリックして、
これからメディアに焼きたいISOイメージをすべてウィンドウ内に追加していきます。
すべて追加したら「OK」をクリックし、ファイルの保存先は焼きたいISOイメージが
保存してあるフォルダと同じフォルダにします。
無事「MDSファイル」が生成できたら最初の画面に戻り、いま作ったファイルを開いてください!
Step 2: ボリュームラベルの変更
「ImgBurn」には、DVDの「ボリュームラベル」をあなたの好きなように変更できる機能があります。
「ボリュームラベル」というのは、右のようにドライブにDVDをマウントした際に表示される、DVDのタイトルのような文字列のことを言います。
この文字列を、あなたの好きなように編集することができます!
編集したい場合は、「Tools」→「ISO」→「Change Volume Label...」と選択してください。
上の図のように、ボリュームラベルを変更したい「MDSファイル」を開いたら、
半角の英字と半角の数字の組み合わせで好きな文字列を入力します。
この際、「ISO9660」と「UDF」の2つの欄に入力しますが、それぞれ、
半角英数字(大文字・小文字どちらも可)を自由に組み合わせて設定することができます。
もしも、ボリュームラベルを日本語で設定したいような場合は、上の図のように
「UDF」のみを日本語で設定し、「Enable Unicode support for UDF Volume Label」
に必ずチェックを入れてください!(チェックを入れ忘れると、文字化けの原因になります!)
入力が済んだら、「OK」をクリックし、ボリュームラベルの変更を終了します。
Step 3: ROM化の設定について・・・
「ROM化」という言葉をご存知でしょうか?
ROM化というのは、DVD-R や DVD+R といったDVDメディアにイメージを焼く際に、「DVD-ROM」
としてデータを書き込むことで、DVDプレーヤーでの再生互換性を高めることをいいます。
要するに、ROM化の設定をすることで、
再生時のトラブルのリスクを低くすることができるわけです!
ちなみに「ImgBurn」では、DVD+R / DVD+RW / DVD+R DL の3種類のメディアに限り、
上記のようなROM化の設定が可能で、再生互換性を高めることができます!
これら3種類のメディアに書き込まれる場合は、是非、
ROM化の設定をされることをおすすめします。
「ImgBurn」の起動画面の右下に、左のような「Settings」なるコーナーがあると思います。
図中で印をつけてある位置のアイコンをクリックすると、
下のようなウィンドウが開くはずです。
あなたのDVDドライブのメーカーが、「BenQ」、「LG」、「LITE-ON」、「NEC」、「Nu Tech」、「Plextor」、「RICOH」、「Samsung」のいずれかであれば、ROM化の設定が可能なので、
該当するタブをクリックしてください。
タブを選択したら、(ちなみに私は、プレクスター製のドライブを使用しているので、上の図のように選択してあります)「Change For:」のところで使用するメディアを選択し、「New Setting:」の部分を「DVD-ROM」に変更して、「Change」ボタンをクリックしてください!
「Success」なるメッセージが出るのを確認して、「OK」ボタンをクリックします。
以上で、ROM化の設定は完了です!!
Step 4: 一部のドライブのもつ特殊機能を反映させる
「ImgBurn」 は 「v1.2.0.0」から、一部のドライブがもつ特殊なライティングオプションをサポートするようになりました。
2009年4月24日現在、「BenQ」、「LITE-ON」、パイオニア、「Plextor」、「Samsung」 製ドライブに対応しており、今後バージョンアップと共にサポート対象となるメーカーは増えていくと思います。
「ImgBurn」の起動画面の右下にある、印をつけてあるアイコンをクリックしてください。
上のような画面になったら、使用中のドライブのメーカーを選択後、
「Change For:」のところで有効にしたい機能をとりあえずひとつ選択し、
「New Setting:」の部分で「Enabled」を選び、「Change」ボタンをクリックすれば
その機能が有効になります。
同様の手順で利用したい機能すべてを有効にすることができます。
ちなみに「New Setting:」の部分で「Disabled」を選択すると、機能を無効化できます!
最後に「OK」をクリックして、設定を終了してください。
Step 5: メディアごとドライブごとに書き込み速度を設定する
「ImgBurn」 は 「v2.2.0.0」から、書き込みに使用するメディア1種類1種類について、
どのドライブで何倍速で焼くのかを細かく設定できるようになりました。
下の図のように、書き込み速度を 「AWS」 (v2.4.2.0 までは 「AUTO」 と表記されていました)に設定した際に、各ドライブごとの具体的な書き込み速度を個別に設定できる仕様になっています。(この例だと「6倍速」に設定されています)
それでは実際に書き込み速度を設定していきましょう!
上の図で印をつけてあるアイコンをクリックすると、次のようなウィンドウが立ち上がります。
ディスクイメージを書き込むメディアをドライブにセットしたら、(1)のアイコンをクリックして
「Disc ID」 を読み込ませます。
つづいて「Write Speed」 の所で、そのメディア指定の書き込み速度を設定し、右にある
「Add」 ボタンをクリックしてください。
最後に「Device」 から書き込みに使用するドライブを選択し、
「Write Speed」 の所で、そのドライブで実際に何倍速で書き込むのかを設定します。
設定したら「Add」 ボタンをクリックしてください。
他にも普段書き込みに使用しているメディアがあれば、上のように適宜追加してやりましょう!
すべて追加し終わったら、「OK」 をクリックしてウィンドウを閉じてください。
Step 6: メディアへの書き込み
書き込みの準備が整ったら、書き込みに使用するドライブを選択し、書き込み速度や
何枚焼くのかを設定、テスト書き込みをしたい場合は「Test Mode」にチェック、
書き込み後、ベリファイがかかるかチェックしたければ(正常に書き込めたかどうか調べたければ)「Verify」にチェックを入れ、下の大きな書き込み用アイコンをクリックします。
書き込み開始直後に上のような 「VirtualAlloc Failed!」 というエラーが出た場合は、「I/O」タブの設定の際にバッファのサイズを大きくし過ぎた ことが原因ですので、設定値を小さくしてからもう一度チャレンジしてみてください。なお、このエラーが出てもメディアが無駄になることはありませんのでご安心ください。。。
また、「Test Mode」 にチェックを入れて書き込みを開始した直後に上のようなウィンドウが開いた場合は、テストをせずにいきなりディスクへの書き込みを始めようとしていますので、これをやめさせたい場合は「いいえ」 を選びようにしてください!
(ちなみにウィンドウ内に書かれている内容は、「ご使用のメディアはテストモードに対応しておりません。データを実際にディスク上に書き込もうとしていますが続けてもよろしいですか?」 というような意味です)
なお、何らかの理由で 「DAO」(Disc At Once) ではなく 「TAO」(Track At Once) で書き込みを行いたいような場合は、上のように 「Write」 タブの設定の中で 「Write Type:」 の項目を 「TAO」 に変更するようにしてください。
以上で書き込み作業は終了ですが、
最初のところで複数枚DVDを焼く設定をしていた場合について補足を。。。
上のように、 ボタンで焼きたいタイトルをすべてキューに追加し、それぞれについて焼きに使用するドライブと書き込み速度、焼く枚数を指定した後、3番のボタンをクリックして、書き込みを開始すればOKです!! 必要に応じて焼く順番を変更したり、キューに放り込んだタイトルを削除することもできます。。。
▼ 「ImgBurn」によるライティング術2 - 「Build」モード
「バージョン2.0.0.0」 から新たに追加された「Build」 モードは、VOBファイルやIFOファイルといったDVDファイルを、直接DVDメディアに書き込むことのできるモードです。
以前は、「ImgTool Classic」 などでいったんDVDファイルをISOイメージファイルに変換してからでないと、フリーソフトだけを使うという条件では、メディアに書き込むことができなかったわけですが、「Build」 モードの登場により、これまでのわずらわしい作業から解放されることとなりました!!
というわけで、この非常に便利な「Build」 モードについて、解説していきたいと思います。
「ImgBurn」を起動したら、「Mode」→「Build」 と選択してやるか、「Ctrl+Alt+B」 で「Build」モードを起動することができます。「Ez-Mode Picker」 を使用している場合は、上のように1番右上(すぐにメディアに書き込まない場合はその下)のアイコンをクリックしてください。
Step 1: 書き込むDVDファイルを選択する
上の図のように、「Browse for a folder...」 ボタンをクリックすると、「フォルダの参照」ウィンドウが立ち上がるので、メディアに書き込みたい(あるいは、ISOイメージ化したい)DVDファイルが保存されているフォルダを選択して、「OK」をクリックしてください。
(上の例では、「DVD_FILES」 フォルダ直下の 「VIDEO_TS」 フォルダ内に、メディアに書き込む予定のDVDファイルが保存されています。)
フォルダの選択が済んだら、上のような電卓のアイコンをクリックしてください。
ファイルの容量が4.7GB以上、すなわち、片面2層式メディアへの書込みが必要なサイズのファイルである場合、上のような、レイヤーブレイクの位置を選択する画面が出現します。
見ていただけば分かると思いますが、左端に緑色・青色・黄色・灰色のいずれかの色の★印がついていることと思います。そして、右端の「SPLIP」の項目には、「Yes」か「No」のいずれかのフラグが立っているはずです。
ここでは、★の色がなるべく「Excellent(緑色)」に近く、なおかつ「SPLIP」 の項目が「No」 であるようなものを選択し、「OK」 をクリックしてください。
ここでもし、どれを選んで良いか分からないような場合は、下にある 「Preview Selected Cell」 ボタンをクリックするか、選択中の 青くなっている部分をダブルクリックしてプレビューを確認し、 なるべく場面の切り替わり部分から 始まっているセルを選択するようにしてみてください。
つづいて、「Devide」タブをクリックして、書き込み速度 や 書き込み枚数
などの設定をしましょう。
「Write Speed:」 の項目で書き込み速度を、「Copies:」 の項目で書き込み枚数をそれぞれ変更することができます。
なお、「BenQ」製、「LITE-ON」製、「Plextor」製、パイオニア製、「Samsung」製のいずれかのドライブをお使いの場合は一部のドライブのもつ特殊機能を反映させる を、
+Rメディアをお使いの場合は ROM化の設定について・・・ を、
書き込み速度 「AWS」 (v2.4.2.0 以前の「AUTO」に相当)に関する設定がまだの場合は
メディアごとドライブごとに書き込み速度を設定する をあわせて参考にしてみてください。
Step 2: ボリュームラベルの設定
次に、「Options」タブをクリックし、「File System:」 の項目を 「ISO9660 + UDF」 に変更します。(DVDビデオを作成する場合は、これ以外の項目を選んでしまうと問題アリなので、注意してください。)
また、次の 「UDF Revision:」 の項目は、DVDビデオを作成している場合は 「1.02」 に、Blu-ray や HD DVD といった次世代DVDのビデオを作成している場合は 「2.50」 にそれぞれ設定しておきましょう。
最後に、「Labels」 タブをクリックし、「ISO9660」、「UDF」 のそれぞれの欄に、半角英数字で、ボリュームラベル(主に、DVDのタイトルを入力するケースが多い)を入力してください。
ここでもし「UDF」 の欄に、上のような日本語のボリュームラベルを設定した場合は、下のように、「Advanced」→「Restrictions」→「UDF」 と選択していき、「DVD Video - Allow Unicode Volume Label」 に必ずチェックを入れるようにしてください! これを怠ると文字化けの原因になります。
なお、Blu-ray用のファイルを扱う場合は 「BD Video - Allow Unicode Volume Label」 にもチェックを入れるようにしてください。。。
このUDFタブの設定では、「DVD Video - Don't Disable Unicode Support」、「HD DVD Video - Don't Disable Unicode Support」、「BD Video - Don't Disable Unicode Support」 という3つの設定項目がありますが、これらにはチェックを入れないように注意してください。
これらにチェックを入れた場合、日本語の名前のファイルを含んだDVD、HD DVD、Blu-rayを構築することができるようになりますが、これらはプレーヤーによっては再生時にエラーになってしまい、メディアが無駄になる危険性があります。
Step 3: メディアへの書き込み (or ISOイメージ作成)
以上で準備はすべて整いましたので、書き込み用のメディアをセットしたドライブを選択して、下の大きな書き込み開始ボタンをクリックして、ライティングを開始してください。
もしここで、「VirtualAlloc Failed!」 というエラーが出てしまった場合は、「Build」タブの設定における 「Read Buffer Size」 の値を少し小さくして みてください。
「Test Mode」 にチェックを入れておくと、実際にメディアに書き込みを行う前にテスト書き込みをすることができますし、「Verify」 にチェックを入れておくと、書き込み終了後にベリファイをかけ、DVDの規格に合っているかどうかチェックをすることができます。
メディアへの書き込みはせずに、一旦ISOイメージを作成したいような場合は、「Test Mode」のチェックボックスの真下にある、小さなアイコンをクリックしてやることで、下の図のようなISOイメージ作成モードに切り替えることができます!
「Destination」 の項目でISOイメージの保存先を指定し、下の大きな「Build」 ボタンをクリックしてやれば、ISOイメージを出力することができます。
万が一ここでエラーが発生した場合は、、、「Build」設定画面内の「Clear Source MRU List」ボタン を押して再度トライしてみてください。
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