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テンプレート

レポート等に使うTeXのテンプレート。本当はスタイル次第で沢山変更しなきゃならない箇所がある。
\documentclass[a4j]{jarticle}
% 文書全体に関する設定をするプレフィクス
\begin{document}
% ここに文書を書く。ドキュメント環境。
\[
% 数式環境。数式を書く環境。
\]
\end{document}

プレフィクス

プレフィクス部分によく書くものをいくつか。
\title{文書のタイトル}
\author{著者名。所属なども一緒に書くのが普通。}
\date{日付。この項目が無いとコンパイルした日付が入る。}
上記のデータを使った表紙を作る(文書スタイルによっては表紙にはならないが)ためには、ドキュメント環境の先頭で \maketitle を入れなきゃいけない。

全体Tips

数式環境

上記のテンプレートでは \[ ... \] で数式環境を作ってますが、位置や目的によって様々な作り方があります。
\[ ... \]
数式だけの行を作って、大型の記号もそのまま(例えば∑の上下に数式を入れられる)使える。数式番号はつかない。
\begin{equation} ... \end{equation}
\[ ... \] とほぼ同じ。ただし数式番号を振ってくれる。
\begin{equation*} ... \end{equation*}
\[ ... \] と同じ。* を入れることでカウントしなくなると覚えると応用が利く。
$ .. $
インライン数式環境。改行などをせずに、文中にそのまま数式を入れられる。変数の説明や簡単な数式を表示する時に使う。大型の記号を使う場合は注意が必要。(例えば∑の上下に数式は入らない)
$$ .. $$
\[ ... \]と同じ。

まずはテンプレート
\begin{table}[hbt]
 \begin{center}
  \caption{表のタイトル}
  \label{ラベル}
  \begin{tabular}{r|c|l|p{5cm}}
   右寄せデータ & 中寄せデータ & 左寄せデータ & 幅5cmで固定 \\
   右寄せ2 & 中寄せ2 & 左寄せ2 & 幅5cmで固定。長ければその幅で改行される。 \\
  \end{tabular}
 \end{center}
\end{table}

タイトルページの変え方

普通は\maketitleで出てくるタイトルページ、たまにスタイル変更したいと思いませんか?正直、タイトルと著者名と日付だけ、なんてのは使い勝手が悪すぎると思います。ここではその変え方を書いておきます。

単純にはtitlepage環境でいろいろ書けばそれでOKなんですが、\maketitleのようにするには、プリアンブル環境で定義しておけばいいのです。

\renewcommand\maketitle {
 \begin{titlepage}
  \begin{center}        % center 必須
   タイトル「\@title{}」% タイトルの変数。\title{hoge}で設定するやつ。
  \end{center}
  \vspace{5cm}          % スペースなんかも自由自在
  \begin{center}
   \@author{} が書いた  % 著者名
  \end{center}
  \vspace{5cm}
  \begin{center}
   雑文だよ             % 関係ない言葉も入れられる
  \end{center}
 \end{titlepage}
}

部分的2カラム化

全体が1カラムの論文を書いている最中に,横幅が短いデータを載せたりプログラムパーツを載せたりするときにグダグダと縦長になるのが気になる, そんな時に使える部分2カラム化の紹介です.HTMLで擬似的に表現すると,この文がある部分は1カラム(要は左右での分割が無い状態)ですが

この文が書かれているところは2カラム.この文が書かれているところは2カラム.この文が書かれているところは2カラム.この文が書かれているところは2カラム.この文が書かれているところは2カラム.この文が書かれているところは2カラム.この文が書かれているところは2カラム.この文が書かれているところは2カラム.
この文が書かれているところは2カラム.この文が書かれているところは2カラム.この文が書かれているところは2カラム.この文が書かれているところは2カラム.この文が書かれているところは2カラム.この文が書かれているところは2カラム.この文が書かれているところは2カラム.この文が書かれているところは2カラム.

とまぁこんな感じにする手法です.下記の太字部分がポイントです.ついでに言うと,斜体になってる2を変えれば3カラムも4カラムも行けます.
\documentclass[a4j]{jarticle}
\usepackage{multicol} % プレフィクスのかなり最初の部分で読み込まないとエラーが出やすい
  :
\begin{document}
  :
この辺は1カラム
\begin{multicols}{2}
この辺が2カラムになる.この辺が2カラムになる.この辺が2カラムになる.
この辺が2カラムになる.この辺が2カラムになる.この辺が2カラムになる.
\end{multicols}