まるでマンガ 木村が創設した「誠実な企業賞」
【政治・経済】
2010年7月15日 掲載
金融検査マニュアルの専門家で、銀行に検査対応コンサルしていたプロが、検査妨害でお縄になる。今度の木村の件はマンガみたいな話だが、笑っちゃう話はまだある。この木村が「誠実な企業賞」なるものを主催、表彰してきたのである。
「誠実な企業賞」は、木村が当時、代表を務めていたコンサルティング会社「KFi」(現フィナンシャル)と産経新聞社が創設。03年から07年まで、コンプライアンスやガバナンスの改善に積極的に取り組む企業を表彰していた。
「賞設立の趣旨をみると、『このところの企業不祥事の多発をみていますと、誠実さという言葉が現在ほど重要な時代はないように感じます』などと書いてある。お笑いです。表彰企業選出の視点には、経営トップの対応や不祥事等問題発生後の対応、内部監査機能の充実などが重要視されていました」(事情通)
ついでに言えば、栄えある第1回の大賞に選ばれた「三菱地所」は、直後に大阪市北区の大型複合施設「大阪アメニティパーク」内のマンションを土壌汚染の事実を告げずに販売していたことが発覚している。
「誠実」なんて言葉を軽々しく使う輩にロクなヤツはいないものだ。
「誠実な企業賞」は、木村が当時、代表を務めていたコンサルティング会社「KFi」(現フィナンシャル)と産経新聞社が創設。03年から07年まで、コンプライアンスやガバナンスの改善に積極的に取り組む企業を表彰していた。
「賞設立の趣旨をみると、『このところの企業不祥事の多発をみていますと、誠実さという言葉が現在ほど重要な時代はないように感じます』などと書いてある。お笑いです。表彰企業選出の視点には、経営トップの対応や不祥事等問題発生後の対応、内部監査機能の充実などが重要視されていました」(事情通)
ついでに言えば、栄えある第1回の大賞に選ばれた「三菱地所」は、直後に大阪市北区の大型複合施設「大阪アメニティパーク」内のマンションを土壌汚染の事実を告げずに販売していたことが発覚している。
「誠実」なんて言葉を軽々しく使う輩にロクなヤツはいないものだ。