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トップ > 政治・社会 > 機密費2億5000万円 メスは入るのか

機密費2億5000万円 メスは入るのか

【政治・経済】

2010年8月9日 掲載

東京地検着手 自民 河村元官房長官 詐欺・背任疑惑

 いよいよ「官房機密費」にメスが入るのか――。政権交代が決まった昨年の総選挙直後、当時官房長官だった自民党の河村建夫衆院議員(67)が、2億5000万円の機密費を引き出したのは、「背任」や「詐欺」にあたると告発されていた問題で、東京地検が捜査に乗り出した。
 まず、2億5000万円の使途を内閣府に照会する方針だ。官房機密費の年間予算は、14億6000万円。河村長官は、衆院選(8月30日)直後の昨年9月1日、一気に2億5000万円を引き出していた。
「機密費は政策遂行のために使われるものです。しかし、政権交代が確実となり、河村長官が使う必要はまったくなかった。さすがに、鳩山内閣は今年2月『異様な支出』との答弁書を閣議決定したほど。“横領”を疑われるのも当然です」(政界関係者)
 河村長官は2億5000万円を何に使ったのか。鳩山内閣は、今年3月「事実関係が明らかになることを期待することは困難」との答弁書を出しているが、冗談ではない。使途を明らかにするのは当然のことだ。
 この先、捜査はどう進むのか。
「河村建夫は、自民党には珍しい実直な男。ネコババしたとは考えにくい。恐らく『民主党には一円も渡したくない』と、党幹部と相談して処理したのでしょう。直前の衆院選につぎ込んだ選挙資金の“穴埋め”に使ったという憶測も流れている。しかし、河村は『適正に使った』と口を閉ざして逃げ切るつもりでしょう。機密費は使途を明らかにする必要がないだけに、検察はそれ以上の追及は難しい。検察にとっても、あまり深く追及すると自分たちの“裏金問題”に飛び火する恐れがあるので、ホンネではやりたくない。河村の聴取すらしないかも知れません」(司法事情通)
 しかし、東京地検は民主党の小沢一郎前幹事長を証拠もないのに3回も聴取し、片っ端から家宅捜索している。河村建夫は税金を“横領”したのではないかという疑いの目で見られている。このまま形だけの捜査では、国民は納得しない。
~2010年8月9日以前の記事~

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