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ハマコーもやられた?「モンゴルの金山開発」という詐欺

【政治・経済】

2010年8月13日 掲載

実際に鉱物資源は豊富だが

 背任容疑で逮捕された浜田幸一容疑者(81)は、会社役員に2億円の返済を迫られるたびに、「モンゴルの金山開発でカネが入る予定だ」と言い逃れしていたという。
 確かにモンゴルは鉱物資源が豊富だ。金は1200~1300トンの埋蔵量が見込まれ、世界的に注目されている。それだけに、うさんくさい儲け話がウヨウヨだ。
「モンゴルの金山開発は5、6年前から、いろんな人が被害に遭っている詐欺の“定番”です。現地では、日本の企業も鉱山開発に乗り出しているし、実際の鉱区も見学できます。全部がウソではないから、“確実に儲かる”という投資話にだまされて、大金をかすめ取られるケースが目立つのです」(金融関係者)
 ハマコーが詐欺に遭ったかどうかは分からないが、おいしい話には危険がつきものである。素人は手を出さない方が賢明だ。
「モンゴルでは、石炭や銅、ウランといった鉱物資源も期待されています。しかし、開発権をめぐって袖の下が横行。怪しいブローカーも暗躍し、もう、ぐちゃぐちゃになっています。いつか逮捕者が出るのでは、とウワサされるほど厄介な状況です。首都のウランバートルは治安に問題があり、マンホールチルドレンと呼ばれる孤児も多い。決して安全な投資先ではありません」(事情通)
 金融関係者の間では、ハマコーは投資家として有名だった。日本はもちろん、米国のベンチャー企業への出資話でも頻繁に顔を出し、多額のカネを動かしていた。しかし、「台所は火の車で、こっちから引っ張ったカネを向こうに返すという自転車操業だった」(政界関係者)という。
 その揚げ句に危ない橋を渡り、怪しげなモンゴル話に手を出したとすれば、自業自得である。
~2010年8月13日以前の記事~

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