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脱税容疑 灰色政治家10人

【政治・経済】

2011年6月23日 掲載

「ソフトウエア興業」から献金を受けていた

 政界の灰色献金汚染はどこまで広がるのか。
 東京地検特捜部が、都内のソフトウエア会社「ソフトウエア興業」の社長(64)らを法人税法違反(脱税)容疑で立件する方針を固めた。この社長は与野党の国会議員に幅広い人脈を持つとされる。実際、献金やパーティー券を購入してもらった“灰色”の与野党議員がゾロゾロいるのだ。
 脱税の疑いが持たれているのは、社長のほか、社長が役員を務める都内の関連会社「ソフトウエア興業設備」。
「社長らは、ソフト社の社員寮の建設費を水増し発注する方法で、約5億円の所得を隠し、09年3月までの3年間に1億円余りを脱税したとみられています。ソフト社は、従業員の給与遅延などさまざまな悪いウワサがネットに書き込まれている“ブラック企業”。今回の脱税事件の端緒も、辞めた従業員が国税や検察にタレ込んだのではないかとみられています」(捜査事情通)
 この社長から献金を受けた国会議員は、ざっと調べただけでも与野党合わせて10人いる。
「野田財務相が代表の『民主党千葉県第4区総支部』は03、05年に献金で計50万円、仙谷由人官房副長官の関係団体『21世紀改革研究会』は05年にパーティー券30万円分を購入してもらっている。馬淵澄夫首相補佐官の資金管理団体『まぶち会』は09年に20万円の個人献金を受けているし、同じ年に太田和美衆院議員が代表の『民主党福島県第2区総支部』も10万円の企業献金を受けています」(政治ジャーナリスト)
 自民党では、細田博之元官房長官が代表を務める「自民党島根県第1選挙区支部」に05、09年に計80万円を寄付。細田の資金管理団体「通商産業エネルギー政策研究会」からは01、08年に計70万円分のパーティー券を購入している。他にも、菅義偉元総務相、中川秀直元官房長官、二階俊博元経産相、古屋圭司衆院議員、加藤勝信衆院議員の関係政治団体に対し、98~09年にかけて24万~50万円の企業献金を行っているのだ。
 脱税の嫌疑を持たれる企業が「クリーン政治」を求めて献金していたとは到底思えない。献金の本当の「狙い」は何だったのか。
~2011年6月23日以前の記事~

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