自民党の浜田和幸参議院議員は、菅総理大臣から政務官への就任を要請され、これを受け入れたいとして、自民党を離党する意向を固めました。
菅総理大臣は、東日本大震災の復興担当大臣が新設されるのを機に、復興に与野党を超えて取り組む態勢を作りたいとして、国民新党の亀井代表らと協議して、人事の検討を進めています。こうしたなか、自民党の浜田和幸参議院議員は、菅総理大臣から政務官への就任を要請され、これを受け入れたいとして、自民党を離党する意向を固めました。浜田氏は、これまで「東日本大震災の復旧・復興に自民党は積極的に関わる必要があり、みずからも政府の一員として取り組みたい」などと主張しており、菅政権に協力するため、自民党を離党する意向を固めたものとみられます。浜田氏は58歳。国際政治学者として、テレビのコメンテーターなどを務めたあと、去年の参議院選挙の鳥取選挙区に自民党から立候補して初当選しました。菅総理大臣が、今回の人事で自民党の参議院議員の取り込みを図る動きに出たことについて、野党側が反発するのは必至で、延長国会の法案審議にも影響を与えることが予想されます。