「すべての原発をなくせ!水戸集会」(動労水戸主催)が26日、水戸市梅香の労働福祉会館で行われ、同市内では東京電力福島第1原発事故後初めて、反原発を訴えるデモ行進が行われた。
参加者約50人は「すべての原発を止めろ」「兵器も原発もいらない」などとシュプレヒコールを上げ、同会館からJR水戸駅北口まで約1時間にわたって行進。橋本昌知事に「県民の健康を守ることを最優先してくれ」と求めるプラカードを掲げる参加者もいた。
東京都内でのデモにも参加したという水戸市在住の無職男性(30)は「水戸でもやらなければいけない」と主張。動労水戸の石井真一執行委員長は「水戸で初めて原発反対の声を上げたことが重要。これからが大事なのでもっと大きな運動にしたい」と話した。【杣谷健太】
毎日新聞 2011年6月27日 地方版