うなぎの出荷価格が稚魚の不漁のため高騰していることから、需要が高まる夏を前に、大手外食チェーンなどの間では、うなぎを使ったメニューを値上げする動きが相次いでいます。
天候の影響で稚魚が不漁だったことなどから、国産の養殖うなぎの出荷価格は、去年の同じ時期と比べて30%程度値上がりし、中国などからの輸入物の価格も大幅に上昇しています。このため、牛丼チェーンの「すき家」が、「うな丼」などうなぎを使う5種類のメニューを去年に比べて100円値上げしたほか、「吉野家」も「うな丼」を50円値上げました。また、和食レストランチェーンの「藍屋」も「うな重」を100円値上げしました。このほか、スーパーなども販売価格を引き上げる考えで、最も需要が高まる来月21日の土用のうしの日に向けて、うなぎを値上げする動きが続きそうです。