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【サッカー】仙台初黒星も堅守健在 手倉森監督「戦い方変えない」2011年6月27日 紙面から
◇J1 第18節第2日 清水1−0仙台開幕から今季12試合連続で不敗だった仙台が、ついに敗れた。アウェーで清水と対戦し、相手MFアレックスにゴールを許し、1−0で敗れた。仙台は4位に後退。横浜Mは、DF栗原のゴールなどで2−0で山形に快勝。勝ち点24で並ぶ川崎、仙台を得失点差で上回って2位に浮上した。G大阪は広島との激しい点の取り合いを5−3で制して3連勝。2試合消化の少ない状況ながら、広島と並ぶ勝ち点22とした。 ◆4位後退も手応えいつかは止まる「記録」の継続を追い求めたわけではない。目指すは、開幕前に掲げた「近い将来に優勝に絡むチームになりたい」という目標を体現すること。だから今季13戦目にして初の黒星を喫し、開幕からのJ無敗タイ記録13を逃しても、手倉森監督は「肩の荷が下りた気がする」と笑うだけで動じない。 後半36分、左右サイドハーフのMF梁とMF松下の位置が重なった瞬間、「われわれのミス。清水はそこを見逃さず、タイミングよくフリーで押し込んできた」(手倉森監督)という右クロスから失点。これが致命傷になってしまった。だが「(4−0で快勝の)前節に次ぐベストゲームだと選手にも話した。高いゲーム能力と攻撃力、守備力は表現できた」と指揮官は言う。 FW赤嶺のシュートが何度か外れる場面もあり、赤嶺は「チャンスがたくさんあった。申し訳ない」と悔やんだ。それでも4バックと中盤4人が2列の守備ブロックをつくる強固な守備、そこから奪った瞬間に縦の鋭い攻撃に転じる今季の策は、決してブレない。 ◆昨季二の舞いご免J1に昇格した昨年4月、同じアウスタで清水に1−5で大敗。そこから14戦勝ちなしで降格圏に陥った。その苦闘を知るDF渡辺は「あの時は混乱した。でも今は表現できている」と手応えをみせる。手倉森監督も「1回負けたくらいで戦い方は変えない。間違いなく去年とは変わっている。東北の仲間たちにエネルギーを伝えられたら」。手痛い1敗を喫したが、再び力強く歩み始める予感を漂わせた。 (上條憲也) PR情報
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