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【プロ野球】

星野 怒! 取ったら取られるな 飲んだら乗るなやろ

2011年6月27日 紙面から

◆西武5−4楽天

 先制しながら追いつかれ、勝ち越しながら逆転された。星野監督はあきらめきった顔でベンチ裏に出てくると、西武ドームの長い階段をゆっくりと歩き始めた。

 「一番いけない。(点を)取ったあとに取られたらあかん。飲んだら乗るなというだろ」

 大きな声でジョークを言い、前を歩く、ベテラン記者のおしりに軽く3発パンチをして場を和ませた。この日の楽天は、酒乱ならぬ“守乱”が失点に絡んだ。しかも、先制した直後の3回裏、2点を勝ち越した直後の6回裏に、すかさず返されてはたまらない。勝つためのセオリーの逆をやっている。

 3回1死一塁では、フェルナンデスの一塁線の飛球に、一塁手・ガルシアが追いつけずにポテンヒット。さらに一、三塁で遊撃手の松井稼が後藤のショートバウンドした打球を処理しそこなって適時打に。再び2点リードした6回2死一、二塁で、片岡のゴロを松井稼が一塁に悪送球して傷口を広げた。「多すぎるわな。(ミスによる失点は)3点か、4点か。四球もそうだ。浅村のところ…」と星野監督。6回については、3番手の小山の浅村への四球も断罪し「改善しないと勝てない。でも簡単には直らない」と嘆いた。

 長い階段を上り終え、ようやくバスにたどりついた星野監督は悔しそうにつぶやいた。「連勝できんな。もったいない。毎日、もったいないと言っとるなあ」。チームは借金が今季最多タイの7に逆戻りして、再び最下位に沈んだ。 (後藤慎一)

 

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