◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
定期検査で停止中の九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開を目指し、経済産業省主催の県民向け「説明番組」が26日、佐賀市のケーブルテレビスタジオで撮影、ネットなどで中継された。同省担当者は原発の安全性を強調したが、出演した県民からは「歯切れが悪い」「納得以前に説明が分からない」と不満が相次いだ。
政府による原発立地自治体の住民向け説明活動の第1弾。経産省原子力安全・保安院と資源エネルギー庁の担当者が説明者となり、地元広告代理店が作った候補者リストを基に政府が選出した県民7人が出演した。ジャーナリストの寺崎宗俊氏が司会、高村昇長崎大教授(放射線疫学)がオブザーバーを務めた。
保安院の黒木慎一審議官が冒頭、福島第1原発事故後の緊急安全対策などを説明。県民らは「政府が中部電力浜岡原発にだけ停止を求めた説明が不十分」「(高経年化が進んでいる)玄海1号機に本当に問題点はないのか」と厳しく追及した。
終了後、県民6人が記者会見。佐賀市の商工会議所の男性(69)は「精神的な不安が残ったままだ」とし、唐津市の主婦(35)も「言葉が難しくてついていけなかった」と納得には程遠い表情。
国が県民に直接説明する上で、テレビ番組という形式を選んだことには「(原発再開の)賛成派だけが集まったと誤解される方法だ」「公開型の情報発信が必要ではないか」と批判が出た。
番組を視聴した古川康県知事は、県庁で記者団に「“やらせ”でない中身ある議論ができ(理解に)一定の役割を果たした」と評価。「現段階で今後、県主催の大規模な説明会をやるべきとは思っていない」と述べた。
九電は「丁寧な説明が公開され、大変意義深い」と、政府の取り組みを持ち上げた。
(2011年6月26日23時06分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)
転職
リクルートエージェント