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三方原ばれいしょは、浜松市の三方原台地と湖西市の白須賀台地を中心に栽培されています。この台地の開墾は、江戸時代から始まりましたが、赤松やささの生い茂る洪積埴壌土で、強酸性でやせた赤土でした。 大正時代初期にこの台地にばれいしょが導入され、開墾に合わせて少しずつ増加して行きました。 戦後、軍用地の払い下げや開拓民の移住による開墾とともに作付けが増加し、昭和28年からは農協による共同販売が開始され、「三方原ばれいしょ」の基礎が作られました。 昭和56年には旧浜松市と湖西市をはじめとする浜名地域の3市3町が「三方原」として国の野菜指定産地となりました。 「三方原ばれいしょ」は、食味が良く高品質であるため全国的に高い評価を受けていますが、有機質肥料の投入による土壌改良など、先人の努力と共販による品質管理の徹底が、産地を支えています。 |
平成18年の作付面積と収穫量は、浜松市が361haで8,870t、湖西市が60haで1,690t、新居町が1haで22t、産地全体では422haで1万600tです。栽培面積と収穫量はそれぞれ静岡県の52%、60%を占めています。 季節区分別には春植えが94%、秋植えが6%で、品種別には、男爵が約9割を占めます。 2005年農林業センサス結果では、販売目的でばれいしょを作付けした農家数は、旧浜松市が941戸、湖西市が124戸、産地全体では1,196戸です。 平成18年のばれいしょの農産物産出額は、浜松市が11億4,0000万円、湖西市が2億2,000万円で地域の主要な農産物の1つとなっています。 |
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