エターニア城の悲劇2-洗脳された麗しき淑女達が奴隷や売春婦になりさがる!



パーシヴァル魔法剣技学園。
優秀な人材を数多く輩出してきた、エターニア王国の名門校である。

フローラ「エターニアの美しき守護神達。とても華麗だ。しかし、その時が彼女達の最後の姿になるなんて・・・。いえ、その後、何度も会った・・というか目撃したけれども、彼女達は全く別の存在になっていた。そう、信じられない程に。」

洗脳された淑女達に起こった淫らで劇的な変化とは?


ファンタジー物ですが、今回は学園物の色彩が強いです。
メインヒロインは表紙の三人です。

勇者候補生で王国のアイドル的存在「ルミア」→「こえだめ一号」
貴族階級のご令嬢で誇り高き生徒会長「アーシア」→「虫けら一号」
頭脳明晰で責任感の強い才媛「ソフィア」→「馬鹿一号」

ヒロイン達は洗脳後、上記のように改名させられ、それぞれの新しい名前に準じた痴態を繰り広げます。
(ルミアだけはBDSM、催眠に近い描写でスカトロ等はありません。)

ヒロイン達にはそれぞれ、相手役の男がつきます。男達とヒロイン達は少し因縁があります。

ヒロインのかっこいいエピソード(大抵、男側が自業自得でひどい目に・・)
                 ↓
洗脳後のヒロインのギャップのある痴態描画

というのが基本構成になります。

雑事に追われて、完成が大幅にずれ込んでしまいました。(^^;;)楽しみにしていた方がいたら、申し訳なかったです。小悪魔リンスシリーズと比べて、キャラ数が多いので、洗脳描写がバラエティに富んでいるのが、セールスポイントでしょうか。(^^;;)

登場人物




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エターニア城の悲劇2 第一章

     1.パーシヴァル学園

 エターニア王国は、山岳地帯の狭い高原に位置する小国である。土地があまり肥沃でなく、農地に出来る場所も限られている為、恵まれた場所とは言えなかった。しかし、東西の大陸を結ぶ唯一の貿易路の中間に位置していた為、商人の往来は活発であった。治安が抜群に良く、飲み水がきれいなエターニアを、商人達はこぞって利用したのである。やがて商人達は、エターニアの地で活発に取引を行うようになり、エターニアは宿場町から交易都市へと成長を遂げた。

こうしたエターニアの都市機能を支えていたのが、優秀な官僚や技術者、そして騎士団であった。一部では“人材のエターニア”と呼ばれる程で、資源の乏しいこの地において、人材こそが貴重な資源となっていた。

発展を遂げた都心部を見下ろす高台に、パーシヴァル魔法剣技学園があった。エターニアの人材育成を支える屈指の名門校である。このパーシヴァルの中で、特別クラスである“フラッグス”に属する生徒達は、国の将来を担う逸材と言っても過言ではなかった。このクラスは、歴代の宰相や勇者、魔法技術を担う僧侶長を輩出してきた。当代の勇者であるオフィーリアや、僧侶長のマリアンヌも、このクラスの出身である。マリアンヌは現在、パーシヴァルの教授も担当している。

マリアンヌが学園内の研究室に向かっている時、一人の生徒が彼女に向かって駆け寄って来た。その生徒の名前はフローラと言う。長い黒髪と白い肌を持つ、かわいい感じの女の子で、一般クラスに属している子だ。皆には「フー」と呼ばれていた。
フローラ「マリア先生! あの・・魔法実習の『白い花の球根に、赤い花を咲かせる』という課題の件なんですが・・・。」
フローラは、真っ黒になってしまった球根を、マリアンヌに見せた。
マリア「ん・・。ああ、それは触媒が足りないときの失敗例ね。魔法力があふれて、焦げ付いちゃってるわ。」
フローラ「あ、あたしもそう思って、テキストに書いてある用量を確認して、何度も試したんですが・・・」
マリア「これは簡単な魔法だから、魔法力も抑えないといけないのよ、フーちゃん。だから・・・。」

???「先生、おはようございます!」
マリアンヌが説明しかけている時、甲高い大きな声が、廊下に響き渡った。後ろから3人の生徒が近づいて来る。一人は、水色の髪とエメラルドグリーンの瞳を持つ、勇者候補生のルミア、通称ルーであった。若年ながら、“青の戦士”として名声を得ているルミアは、現役のパーシヴァル生でもあった。

声をかけたのは、プラチナブロンドの長髪と青色の瞳を持つ、いかにも高貴な雰囲気の少女で、名をアーシアと言った。通常はアーシュと呼ばれている。彼女は外見の印象に違わず、名門貴族のご令嬢で、パーシヴァルの生徒会長も務めていた。
最後一人は、ダークグリーンのウェーブヘアーを持ち、眼鏡の奥の鋭いつり目が美しい少女で、ソフィアという名前だ。彼女は、眼鏡姿が物語るように、パーシヴァルの歴史でも、五本の指に入ると呼ばれている秀才である。学園内では、ソフィという呼び方で通っている。3人はいずれも、フラッグスに所属するエリート学生であった。

マリア「あ・・おはよう。フーちゃん、ごめんなさい。これからフラッグスの特別授業が有るの。続きはまた今度ね。」
マリアンヌは小走りに去っていった。彼女の受け持つ授業の実に7割は、フラッグス専門の授業であった。良い生徒には、良い先生が付くものである。
アーシュ「あら、フローラさん。マリア様の授業を受けたかったら、フラッグスを目指す事ね。半年に一回も編入試験が有るのよ。」
ルミア「アーシュ! またそんな言い方して、ごめんね、フー。」
ルミアは、フローラが毎回、編入試験を受けて、落ち続けている事を知っていた。
ソフィ「勉強熱心なのはいいけど、私達は、エターニアの将来を担っているのよ。悪いけど優先してね。」
フローラ「あ、あたしは・・・、い、いつも空いてる時間に・・。そ、そう思ってます・・・。えっと・・失礼します!」
フローラはたどたどしく、自信の無い様子で答え、大きく一礼した後、彼女達から遠ざかっていった。




ルミア達は、教室の席に着いた。マリアンヌは、研究室の方に教材を取りに行っている。
ソフィ「フラッグスではないにしても、名門のパーシヴァル学園の生徒なのだから、もう少し、シャキッとして欲しいわね。フローラには。」
ルミア「あの子、本当はすごい才能が有るんだよ。何か感じない? 潜在的な魔法力みたいな・・・。」
アーシュ「別に感じないですけど? だって彼女、いっつも点数、悪いじゃない。」
ルミア「それは、なんというか・・勝負弱いんだよね〜。」
ソフィ「冷たい言い方かもしれないけど、仮に力があったとして、肝心な場面で発揮出来ないのなら、それは無いと同じだわ。」

アーシュ「ルミアはいつも、フローラの肩をお持ちになるのね。ひょっとして、彼女に気が有るんじゃ・・。」
ルミア「違う違う! そんなんじゃないよぉ!」
ルミアは慌てた様子で、大きく首を振って否定した。
アーシュ「そういえば、フローラさんのマリア様を見る眼差し・・・、皆さん、気付いていらっしゃる?」
ソフィ「あー。」
ルミア「ハハッ。それは、あからさまだけどねっ。でも、誰だってほら・・・憧れとか有るじゃん。」
ソフィ「でも、あのネットリした感じはね。」
アーシュ「ねー!」
ルミア(フーちゃん、早くフラッグスに上がってきてね。そしたら、マリア様と、たくさん会えるよ。)
ルミアは窓越しに、明け方の空を眺めながら、そう考えた。


今日もいつも通りの日だ。マリア様を追いかけて行って、そして、アーシア達に取られて・・・。でも、今日のマリア様も、カッコかわいかったなぁ♪ 明日はどんな衣装でいらっしゃるんだろう・・フフッ。
ルミア「フーちゃん、何、ボーッとしてんの? もう2時間目が始まるよ。」
フローラ「あ、ルミア。特別授業が終わったんだ。次は一緒の授業だね。」
ルミア「それがこれから、仕事なのよ。お城の警備。まあ、セーラ様を拝見させていただいて、目の保養になるのは、いいんだけどね。」
フローラ「うわぁ。ルーはすごいなぁ。将来、絶対、勇者になれると思うよ〜。」
ルミア「ハハッ。そうかなー? でもオフィ様が居るから、ずっと先の話だと思うよ。それじゃ!」

ルミアはそう言って離れていった。遠くの方で、マリア様と合流するのが見える。騎上の二人の後姿。とても華麗だ。エターニアの美しき守護神達。私もいつか、その中に入りたい。私はそう考えていました。その時が、ルミアとマリア様の、最後の姿になるとも知らずに。正確には、その後、何度も会った・・というか目撃したけれども、彼女達は全く別の存在になっていた。そう、信じられない程に。

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