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【三重】三重水産協に苦情 東北の魚ネット流通構想に賛同で2011年6月22日 東日本大震災からの漁業の復興支援として、県の漁業団体でつくる三重水産協議会が、東北で水揚げされた魚をインターネットを通じて流通させる民間企業の構想に賛同したことに対し、同協議会などに消費者から計300件以上の苦情が寄せられていたことが分かった。 同協議会は先月下旬、IT関連業「ミツイワ」(東京都渋谷区)と流通業「旬材」(大阪府吹田市)が掲げた、東北で水揚げされた魚介類を買い上げ流通させる仕組みに賛同すると表明した。被災地の漁業者の収入を確保するためだが、県漁連などが直接、仕入れや販売を行うわけではないという。 しかし福島第1原発事故の影響に不安を抱いた東海や関東地方の消費者から「三重の魚は買わない」「放射性物質で汚染された魚を売るのか」「加工して産地を偽装するのでは」といった苦情が同協議会や県漁連、県などに電話やメールで寄せられた。東北の魚を「三重県産」と表示して販売すると誤解した内容も多かった。同協議会は「放射能の計測値を添付し安全確認された魚というのが大前提で、現時点では流通の条件が満たされていない」と理解を求めている。 (高嶋幸司) PR情報
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