福島県内ニュース

県、子ども全員28万人に線量計配布へ

2011年06月24日 09時19分配信

県は23日に開会した6月定例県議会に一般会計補正予算案を追加提出する。

県が進める「ふくしまの子どもを守る緊急プロジェクト」関連事業費の追加補正で、約300億円になる見通し。

全市町村から希望があれば、県内全ての子ども約28万人を対象に無料で積算線量計を配布し、家庭でも線量が分かる体制を整える。

佐藤雄平知事が24日に発表する。

追加補正案に計上するのは、中学生以下の子どもに積算線量計やガラスバッジを提供する市町村を補助する事業費など。

学校にエアコンを設置したり利用が多い都市公園で表土改善したりする市町村の費用も補助する。

内部被ばく測定装置「ホールボディーカウンター」を新たに数台購入し、健康を確認できる態勢も整える。

さらに子どもたちが長期休暇を利用してキャンプや登山などの自然体験、スポーツ交流などに参加できるイベントを企画する。

校庭が使えないことによる体力低下やストレスを解消する。

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