東日本大震災
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【社会】首都圏各地に「ホットスポット」 自治体が独自測定2011年6月26日 07時08分 福島第一原発事故を受け、首都圏の一部で空間放射線量の数値が局地的に高い場所が見つかっている。文部科学省のモニタリングポスト(計測装置)の数値に疑問を持つ住民から不安の声が上がり、自治体が独自測定を始めたためだ。いずれも文科省の数値より高いが、福島県内よりは一桁低い。専門家は「明らかな健康被害が出る数値にはほど遠いが、被ばく量はできるだけ低い方がいい」と指摘する。 第一原発に近い茨城県内より千葉県北西部で比較的高い数値が出ているのが特徴。それを取り囲むように、県境を越えて東京都や埼玉県でも高線量地区がみられる。 周辺に比べて局地的に数値が高い地点を「ホットスポット」と呼ぶこともある。 千葉県の東葛六市(松戸、野田、柏、流山、我孫子、鎌ケ谷)の調査によると、直近の調査で最も高かったのは十四日に流山市の西初石近隣公園で計測された毎時〇・六五マイクロシーベルト(一マイクロシーベルトは〇・〇〇一ミリシーベルト)。柏市では十六日計測した中十余二第二公園の毎時〇・五一マイクロシーベルトが最も高かった。我孫子市などは市独自の測定で、二十日に柴崎台中央公園で毎時〇・四九マイクロシーベルトを計測した。 群馬県の調査では、川場村谷地で二十四日に毎時〇・五三マイクロシーベルトを計測。埼玉県内では、吉川市の独自調査で、二十三日に上組中組児童広場で毎時〇・四七マイクロシーベルトが計測された。 一方、文科省のモニタリングポストは各都県で一カ所のみ。二十四日の最大放射線量は、千葉県(市原市)で毎時〇・〇四三マイクロシーベルト(高さ七メートル)などと一桁低い。 これに対し福島市では二十四日、最大値で毎時一・三五マイクロシーベルトなど、一桁高い数値が出ている。 (東京新聞) PR情報
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