東日本大震災
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【社会】宇和島で「養子」から移植 移植手術前月に縁組2011年6月24日 01時22分
腎臓移植を受けようと元暴力団組員と虚偽の養子縁組をした疑いがある東京都の医師堀内利信容疑者(55)は、元組員から提供を受けられなくなった後、昨年7月29日に宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)で別の20代前半の男性から腎臓を提供され移植を受けていた。同病院は23日記者会見し、堀内容疑者は男性と移植前月の昨年6月に養子縁組したと説明した。 同病院によると、生体腎移植は親族間が一般的で、養子縁組間の例はあまりなく、昨年度実施した88例のうち縁組によるものは今回の1例程度。縁組から3年に満たない場合は、移植目的の恐れもあるため病院関係者や外部有識者らによる倫理委に諮るという。 堀内容疑者と男性の縁組期間は短く、同病院は昨年7月に倫理委を2回開き、弁護士が同容疑者と面会。移植目的の縁組ではないと判断した。 徳洲会の能宗克行事務総長は「堀内容疑者と男性は5年前から日常的な付き合いがあった。2人の間では男性が未成年の時から移植の話があり、成人になるのを待っていた」と説明。男性が堀内容疑者の2組目の縁組だったとも明らかにした。同病院の平島浩二事務長は「縁組の実態があった」とした。 執刀した万波誠医師は会見前の取材に「倫理委を通った手術をするだけ。何も知らない」と話した。 (共同)
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