自分に腎臓を移植するため暴力団組員に1000万円でドナー探しを依頼したなどとして、東京・江戸川区の医師が逮捕されました。臓器売買に関わった疑いで組員らも逮捕されています。

 腎不全を患っていた「堀内クリニック」の院長・堀内利信容疑者(55)は2009年から去年にかけて、自分に腎臓を移植するため暴力団組員の滝野和久容疑者(50)にドナー探しを依頼し、対価として1000万円を払った疑いが持たれています。警視庁によりますと、堀内容疑者は、滝野容疑者からドナーとして紹介された無職の坂上文彦容疑者(48)と養子縁組をしていました。親族からの移植を装うためとみられています。その後、滝野容疑者らがさらに1000万円を要求したために交渉は決裂し、手術は行われませんでした。取り調べに対し、堀内容疑者は「分かりました」と答え、滝野容疑者は「間違いない」と容疑を認めたということです。

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